2010年8月アーカイブ

ずっと気になっていたヘアーを綺麗にしてもらって、なんかうきうき。
ヘアーサロンには夕方行くことが多いのに、今日は早い時間に
予約をとったので、午後の時間がまだまだある...
ということで、21_21 DESIGN SIGHT に日曜行きました。

ミッドタウンガーデンを歩いていると、カメラを空に向けている
男性に遭遇。私もつられて見上げると、虹がきれいです。

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「虹を見るといいことがある」と誰かが言っていたのを憶えています。
真夏の日差しが強くて、空を見上げることなんてめったにない気がします。
虹が出ていても気づいていないことも多いのかもしれませんね。
もったいないことをしているのかも。

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安藤忠雄設計の建物。
佐藤雅彦氏の「"これも自分と認めざるをえない"展」
体験型の作品が多く展示してあります。チケット売り場で、「今60分待ちの
ものもありますが、よろしいでしょうか?」と尋ねられ動揺したものの、
入ってみないことには、本当に60分もかかるか分からない、とたかをくくって
いたのがいけませんでした。

会場内は大勢の人でにぎわっています。なんとなく、そこここで順番待ちをしている
列が出来ています。とにかく最後尾につきました。
「心音移入」はヘッドフォンで自分の心臓音を聞きながら映像を見るという作品です。
体験時間は1人約4分。
そもそもこの行列が何を体験するための行列かあまりよく分からないまま
並んだのが、間違いでした。私の前に20数人並んでいたでしょうか。
待てど暮らせど進みません。
同じころに並んだ他の行列の人はとっくに順番がめぐってきています。
自分の番が10数番目になって、初めて1人4分かかる作品と理解できました。
この行列はちょっこしきつかったなあ。

ユニークだったのが「属性の積算」。
はじめから自分の名前が出る人もあれば、まったくとんでもない他人の名前が
壁に表示される人も。最後まで他人の名前が噴出しに出ている人もいて、
順番を待っている人も一緒になって楽しめる作品です。
私の場合、最初男性の名前が出て、おやっ?でも最後、自分の名前が
出たので、属性がちゃんとなって良かったって感じです。

好きなのは「金魚が先か、自分が先か」。
昔のビックリハウスみたいで、深く考えずに楽しいです。

午後4時半に入館して、8時ぎりぎりまでかかってもまだ、
全部体験しきれませんでした。
時間に余裕を持ってお出掛けになることをおすすめいたします。

Paddy Shaw 個展 VARIATIONS ON MISSION X

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何となく帰り道立ち寄ったDORADO WASEDAに置いてあったポストカード。
女性の表情が何か私に訴えかけているような気がして、作品を見に
hiromart gallery tokyoに行ってみることに。
オープニングが始まってる時間だったけど、もしかしたらPaddy氏ご本人に会える
かもしれないし。

ギャラリーに入ってすかさず、「何飲みます?」と尋ねられて、Guinessをいただきました。
週末の暑い日のビールはやっぱりいいです。

ピーテル・ヤンス・サーンレダムの絵画「St. Johns」からインスピレーションを得たという
作品「7人の切られた首」シリーズは、長い布帯の先に人物の顔が描かれたメダルの
ようなデザインの作品。描かれている顔は、国も性別もばらばらだけれど、
自由のために戦った歴史上の人物。イスラム社会の女性差別ついて批判したテオ・
ヴァン・ゴッホや、会津婦女薙刀隊、通称「娘子隊(じょうしたい)」の中野竹子。
中国の秋瑾(ポストカード)。
ガラスに封じ込められた英雄の顔をゆっくり鑑賞すると色々な発見が...
「7人の切られた首」はぜひ多くの方に見ていただきたい作品です。

このシリーズ意外も、すべて史実に基づいたストーリを表現して描かれています。
詳しくはhiromart galleryのホームページをご覧ください。

アイリッシュの衣装に身を包んで作品の説明をしてくださるPaddyさん。
とにかく歴史をよく勉強されているのが印象的でした。
22日、元町に行く途中馬車道で下車して、
かねてより気になっていたBankART1929に行きました。

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今日から展覧会がスタートした「蝉座のぬけがら」。
このBankART1929で今年のはじめ美術家・田中信太郎さんによって開催
されていたワークショップで学ばれた方々が創作した作品を集めた展覧会です。

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会場風景 思い思いの作品が並べられていました。
写真手前は阿部静氏の作品「生々」
写真奥 田中信太郎氏の「二つの立方体」と「門」
右壁面 大西房子氏「White Whirl (白いぐるぐる)」


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こちらはお箸を使った作品 小笠原幸介氏の「おハシ」
デザイナーのお仕事のかたわら、お箸を使ったパフォーマンスをやって
いらっしゃるそうで、そこから着想を得て制作された作品だそうです。
今回のポスターを制作したもの彼だそうです。

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夜のオープニングパーティーで披露された小笠原さんのパフォーマンス。
静まりかえった会場でお箸の音が響き渡って、心地よい緊張感が
漂っていました。

ARTS & CRAFTS in 元町Daniel

| コメント(3)
8月22日はまたまた暑い1日でした。

横浜の元町にあるクラシック家具で有名なDanielで開催された
「Arts and Crafts」展。
1週間前に早稲田のギャラリーで友達になったばかりの
瀧田さり奈さんの素敵なキャンドル作品が見たくて出かけました。

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さり奈さんはバングラディッシュ生まれ、ニューヨーク育ちという
とっても国際人。なので、これからはSarinaさんと書きます。

彼女の作品からは、キャンドルという素材を本当に楽しんで
製作しているのが伝わってきます。

アラビアンナイトをイメージする月のようなかたちや
香水瓶みたいなもの、手の中にすっぽりおさまる感じの
しずく型など、
実にいろいろなかたちに挑戦していて
面白いなあと思いました。

型に流し込んだ蝋が固まって、そこから取り出す時が
楽しいと言うSaminaさん。分かる気がします。

写真を見てお分かりだと思いますが、
色彩も実に豊かで、会場のクラシックなインテリアととても
マッチしていい感じ。

そのまま飾っても素敵だけれど、
灯りをともした時、
だんだん蝋がとけ出してかたちが変化していく時、
最後なくなってしまう時、
その時々で違った表情を楽しめるアートですね。

Sarinaさんのブログ
http://sarinacandle.blog133.fc2.com/


それから、Sarinaさんの隣で展示していた平島鉄也さんの
銀や真鍮を使った鋳造作品も素敵でした。作品のほとんどが生き物を
モチーフにしていて、手の平にのるぐらいの小さい作品。
とても細かい作業で、私だったら気が遠くなりそうなくらい丁寧に作られていました。
1点1点の作品の説明をしてくださる平島さんが印象的でした。
来年表参道で展覧会をやるとおっしゃっていたので、機会があれば
またお邪魔したいと思います。

平島鉄也さんのHP
http://www.geocities.jp/t_hirashima1885/

梅佳代写真展 「ウメップ

シャッターチャンス祭り in うめかよひるず」

今日はギャラリートーク&サイン会でした。

整理券配布が11時ということだったので、11時に行ったんでは
だめだなあと直感し、10時前到着を目処に家を出ました。
(iP●●●●4みたく、前の日から並んでる人も居るのかも?という想像も...)
まったくどのぐらいファンがいるのか想像つかないので、万が一、
番号札が悪かったとしても梅さんの顔が見えるように、思い切りかかとの
高いサンダルを履くという作戦をとることにします。

結果的にそれが裏目に...

Twipicにもアップしたのですが、とっても良い番号をいただけました。

梅佳代さんのギャラリートークは、期待通り、いやそれ以上でした。
首からデコカメラを提げて、頭におもちゃをつけてます。
(1回目のギャラリートークの反省から)今日の為に制作したという
梅さんお手製の旗を振りながら登場。
お会いしたのは初めてでしたが、作品そっくりのユニークな方です。

1点1点丁寧に作品を解説していただきました。
中にイケメン君が被写体の写真が貼られていることについて触れると、
トークも絶好調に...。入って左の大きなイケメン君のパネルには
ハートの照明が当っていることは、梅さんのトークで始めて気付きました。

質問コーナーでは「梅さんのおじいちゃんは何歳ですか?」という
質問が。9●歳(忘れた...)と答えると同時に、「その質問、まだ
生きてるからよかったけど、もし死んでたらやばいよねえ。昨年死にまして...
なんて私が答えたら、どういう顔するかなあと思ったりして、でも大丈夫。
元気にしているから...」みたいなやりとりがあったりして、
とにかくなごやかで楽しいトークが進みました。
なんと会場には妹さんが居ました。
怒ったような表情のメイド服は妹さんがモデルの作品。寒い中べランドに
立たされて不機嫌なご様子なのだとか。
梅さんならではの感性が炸裂したトークに、会場は笑いと拍手で盛り上がりました。

さて、サイン会では、1人1人と会話しながら、絵を描いてくれます。
絵柄は全員違うそうです。
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実は冒頭のサンダルの左足のかかとが、長~い待ち時間の間に接着材がはがれ、
パカパカに...。梅さんにそのことを話したところ、サインの上にそのことが書かれています。


え?鏡文字だああ。すごい。

梅さんとのツーショットをどうしても見たい方はこちらでーす。

梅佳代写真展「ウメップ シャッターチャンス祭り in うめかよひるず」は
今月22日まで。表参道ヒルズ本館地下3階 スペースオー。

梅さんは毎日会場に来て、日々増え続けるスナップを壁に貼ったり、絵を描いたりしている
との情報をいただきました。
もしかしたら、会場で出会えるかもです。

Vienna Music Film Festival 2010 in Tokyo

音楽の都ウィーンでは夏の風物詩に「市庁舎前広場の音楽フィルムフェスティバル」が
あるそうです。日没とともに巨大なスクリーンにクラシックコンサートやオペラなどの
音楽フィルムが上映され、屋台も出てて一杯飲みながら市民が楽しむというイベントだそうです。
それを東京・恵比寿ガーデンプレイスで8月13日・14日・15日の3日間にわたって開催されました。

東京都写真美術館で行われていたオノデラユキの写真展のあと、偶然このイベントを知り、
ちょっとビールを飲みながら時間を潰して夏の夜を楽しみました。

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2日目の今日は「ウィーン国立歌劇場再建50周年記念ガラコンサート2005」のフィルム。
写真は1曲目のベートーヴェン歌劇「フィデリオ」序曲<レオノーレ>。
小澤征爾の指揮を大スクリーンで見ました。指揮棒も使わず、譜面も見ないのね。

さすがガラコンサートなので、大物ぞろいでした。
「フィデリオ」の後は、ズビン・メータ指揮のモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」。
グルベローヴァのドアップと歌声はやっぱり迫力ありますね。

シュトラウスの「ばらの騎士」、ヴェルディの「アイーダ」と続きました。
ラストの曲「アイーダ」の第4幕はアグネス・パルツァとプラシド・ドミンゴの二重唱。
華麗な歌声に満場拍手で幕を閉じました。

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さすがガラコンサートだけあって、大物ぞろいでした。

クラシックといえば、今年はショパン生誕200周年。
アシュケナージのショパンピアノ作品全集を久しぶりに聞く今日この頃です。
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11日から始まった水木しげる米寿記念『ゲゲゲ展』。
松屋銀座8階大催事場の入口の写真です。
このぬり壁の表情見てください。ゆるり感がたまりません。

写真は閉店ちょっと前に撮影したので人が写って居ませんが、会場内は
会社帰りの人や中年の婦人でそうとう賑わっています。

いやあ見ごたえ十分です。
作品の数や内容から言って、仕事帰りじゃなくもっとゆとりのある時間帯に
来れば良かったです。

私はテレビアニメの『ゲゲゲの鬼太郎』世代。
河童の三平、悪魔くん、ゲゲゲの鬼太郎、いずれも原作(コミック)を読んだ事は
ありません。ですから今日ペン画を読んだとき、コマ割りのテンポのよさに
すっかり惹きこまれてしまいました。時間が足らない足らない...
コミック読まなきゃです。

とにかく1コマ1コマ本当に丁寧に描きこまれています。
べたの背景に見えるようなところでも細かい斜線の重ねであったり、
森の風景の無数の葉の描きこみや細かい線で立体的な樹木を描いています。
まるで銅版画みたいです。

扉絵原画「決戦小笠原」の妖怪の皮膚を見たとき、これはもう鳥肌たちました。
ざらざらしたうろこの感触がもろに伝わってきます。

ミニチュアの妖怪ブロンズもそうとう魅力的です。

そうそう、最後のパネル展示につげ義春と一緒に写っている写真があって、
ちょっと興奮。つげ義春の大ファンなもので。彼はアシスタントだったんですね。

松屋銀座も商売上手です。グッズの充実度は半端無いです。
入場料一般が1000円なのに対して、おそらく1人当り5倍ちかいグッズ購入代を
落としていると思われます。私もあやうくカゴいっぱいにTシャツ、一反メモ、
目玉おやじの色が変わる湯のみ、ポストカード等々買いそうになって、
ふと我に返った次第です。
何でもちょうだい妖怪にとりつかれていたのかも。
原美術館の「William Eggleston: PARIS-KYOTO」に出かけました。
数十年ぶりに訪れる原美術館。
日曜限定で品川駅からシャトルバスが出ているという情報をききつけ、
無料送迎バス「ブルンバッ!」に乗り込みました。

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このシャトルバス「ブルンバッ!」のアートワークを手掛けたアーティストは鈴木康広。
最近では、瀬戸内国際芸術祭の「ファスナーの船」で大変話題になった方です。

車内で配られる鈴木康広自身によるバスデザインの解説と挨拶の載った印刷物。
手書き風なのがかえっていい。
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「ブルンバッ!」には、車体や窓部分にミニチュアの窓が25種類も取り付けられ、
楽しいつくりとなっています。
原美術館の建物を特徴づけている窓の精巧なミニチュアが施され、乗客は
このミニチュアの窓からの景色を楽しみながら移動できるのです。
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今年の6月6日から来年の5月末の1年間運行予定です。

冒頭の写真は、私の座った席のミニチュア窓からみえた景色です。

青山で出会ったアート

青山という街は"3歩あるくとアートに出会う..."といっても過言ではないくらい
作品の宝庫です。特に裏通りに面白いものが沢山あります。

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TOYO KETCHENのショールームに展示されているモザイクアートに目を奪われて
思わず撮影。現代アートっぽくて目を引くディスプレイ。
男性の体の陰影に色気があっていいです。

この会社では、ベネツィアンモザイクブランド「SICIS(シチス)」を取り扱っていて、
コミックをモチーフにしたユニークな作品なんかもHPで紹介されています。

後からわかったのですが、このすぐ近くに今年の7月17日にオープンしたばかりの
「SICIS(シチス)」のフラッグシップショップTHE ART MOSAIC FACTORYがあるとか。
250平米を超える床、天井、階段 をベネツィアンモザイクで埋め尽くした息をのむ空間を展開。
ティツィアーノの名画『聖愛と俗愛』も展示されているらしいです。
モザイクサンプルの他、バスタブ、照明、ミラー、アート、家具なども展示。
是非見てみたいですね。

SICIS(シチス)THE ART MOSAIC FACTORY
〒107-0062 東京都港区南青山5-3-5 ミル・ロッシュビル B1F
ブログ http://blog.toyokitchen.co.jp/sicis/

現代美術家・天明屋尚「BASARA展」

東信の「Frozen Flowers」を見終わって、充実した気持ちで青山を散歩。
20代の頃は六本木に勤めていたので、この辺りはよく知っているつもりでしたが、
随分建物やお店も変わり、月日の移り変わりを感じました。
せっかくなので、SPIRALに寄ってみることに...
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偶然にも「BASARA展」という何やら戦国をテーマにした面白そうな展覧会に遭遇。


現代美術家・天明屋尚がキュレーターとなって、あまり注目されてこなかった
日本文化の側面にスポットを当て、従来の日本美術・アートシーンのイメージの刷新を試みる
アートイベントとか。
CHANELのロゴ入り兜や、漆塗り仕様?のバイクとか、とにかく奇想天外な作品がずらーり
展示されています。どこからこういう作品や作家を探し出してきたのか?と思うようなレパートリーです。

最終日の土曜日ともあって、若者の来場者でにぎわっていました。
戦国ブームと日本のサブカルチャーが融合した面白い企画で、青山という場所ともぴったりです。

今回のキュレーターも務める天明屋の作品は日本画独特の美しさがあります。

もっと作品が見たいなあと思い、自宅で夜調べたら
高橋コレクション日比谷にて
「会田誠+天明屋尚+山口晃 誠がいく、尚がいく、晃がいく 
―ミヅマ三人衆ジャパンを斬る―」が8月22日(日)まで開催。近々お邪魔したいと思います。

出展予定者等の参考データは続きへ

東 信 「Global Green」「Frozen Flowers」

東 信(あずま まこと)の作品に初めて出会ったのは
新宿伊勢丹のショーウィンドウ「Global Green」
(2010.5.10~6.15)でした。

それ以来、東信の名前が強烈に私の中に残りました。
その時のディスプレイ作品の一部です。

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Global Green 「未来の移動手段」
建築家 早野洋介×東 信のコラボレーとによる作品。
この未来の移動手段は、本当に実現しそうな楽しいストーリーです。

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Global Green 「未来の緑化ロボット」
ロボティクス・デザインスタジオ(松井龍哉)×東 信のコラボレート。

今日はそんな東信の「Frozen Flowers」を見に南青山のvoid+に出掛けてきました。
鉄の扉を開けると、中から冷たい空気が襲ってきて、気持ちいい。
「中へどうぞ」と促され、4畳ぐらいの非常にクローズドな空間の中央に展示されて
いました。-4.5℃で冷凍保存された黒い塊。
よく見ると薔薇やさまざまな花で出来たブーケのような...
花弁からしたたり落ちる氷のしずく。台座にはしずくの溜まりが出来ていて、花の色素が
溶け込んでうっすらピンク色になっています。
ショーケースの後ろ側にまわると、鮮やかなローズ色を維持した花がありました。
空間といい、ガラス張りの冷凍ケースといい、不思議な物体を見ている気持ちに
襲われます。
「この物体は昔、地球という星に存在した花という生き物なんだよ」と教えられる子どもの気分。



このビデオクリップほど鮮明な色彩は残っていなかったと思います。
1週間をかけてすこしづつ丹念に凍らせていったといいます。
猛暑に見たい作品です。

東信ブログ http://amkk.blog.so-net.ne.jp/

作品の写真も掲載されているので、どんな作品かイメージしやすいと思います。

クリエイター宮島達男 

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宮島達男の「カウンター・ヴォイド」(2003年)
六本木のテレビ朝日の外壁に設置された巨大な数字の作品です。
高さ5m全長50mとかなりの大きさです。

車でこの前をよく通過していたのですが、ゆっくり見る機会がなくて、
作者もわからずじまいで実は気になっていました。
やっと先日ゆっくり鑑賞できました。

昨日NHKで PEACE SHADOW PROJECTを紹介していました。
ピースシャドウ。それは、核無き世界に向けて、自らの意志と存在を
「平和の影」として焼き付ける、宮島達男が主宰するアートプロジェクトです。

2009年12月20日、京都で開催された「世界アーティストサミット」
で発足したピースシャドウ・プロジェクト。
強烈な光を参加者に照射し、その影を青焼きに感光させ参加者のサインを
入れた作品。
広島の3会場で、「被爆者たちのピースシャドウ展」を開催しています。
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ウェブサイトからの参加もできます


今日は広島に原爆が投下された日です。
このような悲劇が2度と繰り返されないように、核廃絶を訴えていきたいですね。

栗林隆 "Inseln 2010"

こちらもネイチャー・センス展の栗林隆の作品です。
"Inseln 2010 (島々2010)"

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4M近い高さの山が部屋に広がっています。
階段を昇って上空から見下ろすと山の頂上がアクリル板によって仕切られている
のが分かります。海と大地の関係を象徴しているように感じられます。

'陸と海の境界線はもはや国境ではなく、ここでは人間と自然の境界を暗示します。'

自然は私たちが知りえない壮大なスケールで広がっていると言えるでしょう。

kuritaka's artist blog
ネイチャー・センス展の作品
栗林隆の「ヴァルト・アウス・ヴァルト(林による林)」

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和紙で覆われた天井。
ところどころ穴が開いているので、頭を出して覗いてみると...

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一面雪化粧をした林の中のような景色が開けます。
もぐらになったような気分でこの作品と一体になってみるのが楽しいと
思います。


日本料理人 山本征治×奥田透

NHKで昨晩放映していた

ふたり
 「しのぎあい、果てなき絆~日本料理人・山本征治×奥田透~」

久しぶりにいい番組を見ました。
 (以下番組HPより引用)
 '世界が注目する日本料理界の雄がいる。 "世界最先端の料理の1つ"といわれ「世界のベストレストラン50」に 日本料理として初めて選ばれた山本征治と、レストランガイド 「ミシュランガイド」で3年連続三つ星を獲得、王道の料理で海外にも 知られる奥田透だ。ふたりは同じ料亭で修業をした兄弟弟子で究極の ライバル。日本料理の食材がもっとも豊富な初夏。はも、あゆ、大うなぎ に挑むふたりの"しのぎあいときずな"の物語に迫る。'

奥田が山本の才能を涙ながらに語るシーン。
山本が奥田の大鰻を口にして発した「おいしい」。
葛藤や複雑な心のうちがにじむ場面がたくさんありました。

人間ってやっぱりいいな。
そう思えた番組でした。

8月18日(水)の深夜0:15から、総合テレビで再放送予定。

奥田透の著書

世界でいちばん小さな三つ星料理店

池袋の新名所 光の時計口とは

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池袋西武百貨店の地下1階に今年の6月24日からお披露目された「光の時計」です。
地下鉄、JR、西武線等をつなぐ地下道に面していて、人の流れも多い出入り口に
設置された新しいモニュメント「光の時計」。
ここを池袋の待ち合わせ新名所として「光の時計口」と呼んでいるそうです。

「光の時計」は、なんと11000個ものLED照明を張り付けた柱で、
開店時および1時間ごとに時を告げる音楽が流れるそうです。
(後から知ったので...)今度は音楽が流れる時間に行って見ようと思います。
光の演出は中村勇吾、時を告げる音楽は高橋幸宏が手がけています。

中村勇吾はUNIQLOの斬新なWeb Designで有名な、
今最も活躍しているデザイナーの1人です。

おしゃれな都電荒川線9000形

信号を渡れば停留所、というところで車両が発車してしまい
がっかり~。暑さが追い討ちをかけて落ち込んでいたところに、
初めて見るブルートレイン車両が早稲田駅に入ってきました。

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ちょっとレトロなデザインで素敵です。
平成19年5月から導入された9000形車両だそうです。
時々利用する荒川線ですが、この形は初めて見ました。
内装も木目調でおしゃれです。ドア脇の窓は楕円と凝っています。

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都電荒川線と沿線地域の活性化のために導入した新型車両とのこと。

一台見送ってしまったけれど、これに乗れたので災い転じて何とかです。
停留所でこの車両を撮影している方を見かけました。
けっこうマニアがいるようですね。

吉岡徳仁というデザイナー 2

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吉岡徳仁 「Waterfall」 2005-06
スペースシャトルにも使用されている特殊な光学ガラスでできています。
4.5mもの長さは、光学ガラスの塊としては世界最大サイズとか。
滝が力強く流れ、水面に打ちつけられるような光景をイメージして
つくられているそうです。

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こちらも吉岡徳仁の作品です。「Water Block / Bench」 2002
透過して床に映し出された光が、まるで
血管のようにも見えます。

今回の展示はすべてDon't Touchですが、
なんと座れる椅子を場外で発見しました。

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六本木けやき坂通りのテレ朝前にありました。
「雨に消える椅子」という名のストリートファニチャー。
水の中にガラス片を入れた時、その輪郭がだんだんと消えていくように、
雨の日にはまるでその姿が消えるかのように見える椅子だからなのだとか。

文学的ですね。
高級ブランド店の並ぶけやき坂通りでのショッピングを終えたら、吉岡徳仁の
椅子に座って「カウンター・ヴォイド」を眺めてアートな気分になってみては。

吉岡徳仁というデザイナー


森美術館で行われている「Sensing Nature ネイチャー・センス展」に出掛けました。
吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆、3人の日本の自然知覚力を考えるインスタレーションを
展示しています。

吉岡徳仁の「Snow」
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膨大な羽毛が敷き詰められた巨大な空間が目の前に。
時おり中のファンがまわり羽毛が舞い上がる様子は、本当の雪より
軽やかでやさしいです。私たちのイメージの中の雪により近い気がしました。


My Dear Blythe

今日は私のBlythe(ブライス)のお話です。
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ブライスというお人形が大好きです。
先日、代官山のJunie Moonというお店でヘアをセットしてもらい
ました。そうしたら、こんな素敵なお写真を撮ってくださいました。
携帯の壁紙もこの写真です。

ブライスは後ろの紐を引っ張ると、目の色と向きが変わります。
そのためとても表情が豊かで、その魅力にとりつかれる人が
続出です。
このドールを自分流にカスタマイズするのが今密かなブームに
なっています。

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青山の表参道ヒルズで行われた第9回アニバーサリー
チャリティーエキシビション"Manga Girls Inspiration" には、
本当にクオリティの高いカスタムドールが沢山出品されていて、
驚くと同時にその人気の高さをあらためて実感しました。

ブライスとおそろいの服着て旅に...なんて考えています。
そうそう、りかちゃん人形と同じ洋服のサイズなんですよ。


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