水木しげるの偉大さを目の当たりにした

| コメント(0) | トラックバック(0)
DSC00738.JPG

11日から始まった水木しげる米寿記念『ゲゲゲ展』。
松屋銀座8階大催事場の入口の写真です。
このぬり壁の表情見てください。ゆるり感がたまりません。

写真は閉店ちょっと前に撮影したので人が写って居ませんが、会場内は
会社帰りの人や中年の婦人でそうとう賑わっています。

いやあ見ごたえ十分です。
作品の数や内容から言って、仕事帰りじゃなくもっとゆとりのある時間帯に
来れば良かったです。

私はテレビアニメの『ゲゲゲの鬼太郎』世代。
河童の三平、悪魔くん、ゲゲゲの鬼太郎、いずれも原作(コミック)を読んだ事は
ありません。ですから今日ペン画を読んだとき、コマ割りのテンポのよさに
すっかり惹きこまれてしまいました。時間が足らない足らない...
コミック読まなきゃです。

とにかく1コマ1コマ本当に丁寧に描きこまれています。
べたの背景に見えるようなところでも細かい斜線の重ねであったり、
森の風景の無数の葉の描きこみや細かい線で立体的な樹木を描いています。
まるで銅版画みたいです。

扉絵原画「決戦小笠原」の妖怪の皮膚を見たとき、これはもう鳥肌たちました。
ざらざらしたうろこの感触がもろに伝わってきます。

ミニチュアの妖怪ブロンズもそうとう魅力的です。

そうそう、最後のパネル展示につげ義春と一緒に写っている写真があって、
ちょっと興奮。つげ義春の大ファンなもので。彼はアシスタントだったんですね。

松屋銀座も商売上手です。グッズの充実度は半端無いです。
入場料一般が1000円なのに対して、おそらく1人当り5倍ちかいグッズ購入代を
落としていると思われます。私もあやうくカゴいっぱいにTシャツ、一反メモ、
目玉おやじの色が変わる湯のみ、ポストカード等々買いそうになって、
ふと我に返った次第です。
何でもちょうだい妖怪にとりつかれていたのかも。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.r-deux.com/mooblog/mt-tb.cgi/22

コメントする

このブログ記事について

このページは、Nancyが2010年8月12日 23:38に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「原美術館と品川駅を結ぶ鈴木康広の「ブルンバッ!」乗る」です。

次のブログ記事は「Vienna Music Film Festival 2010 in Tokyo」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。