2011年4月アーカイブ

旧岩崎邸

DSC02419.JPG

つい先日の日曜日、旧岩崎邸庭園に初めて行きました。
東京の方なら行ったことがある方も多いと思います。
三菱財閥の岩崎家(昨年の大河ドラマ「龍馬伝」にも登場してました...)の
邸宅だったところです。現在は重要文化財として、一般に公開されています。

写真の洋館と向かって右手には和館が続き、L字のような構造になっています。
洋館はジョサイア・コンドルというイギリスの建築家により設計されました。
この方は、明治時代、数々の西欧式建築を日本につくった非常に有名な方で、
鹿鳴館やニコライ堂など設計しています。私の自宅からほど近い旧古河邸も
この方の設計です。

映画に出てきそうな素敵な白亜の建物。なんと木造建築です。
てっきり石かレンガ造りだろうと思っていたので、驚きです。

洋館の各お部屋は重厚な木彫と豪華な金唐紙の壁紙で装飾されています。
この金唐紙とは、和紙を型押ししてエンボス模様をつけたものに着彩したもので、
日本の西洋式のインテリアに重宝されていたそうです。
ガイドさんのお話では、大変手間のかかる職人技なのだとか。
世界で唯一の金唐紙制作技術保持者の上田尚氏について
書かれたホームページを読むと、その技法の詳細が紹介されています。
http://www.handmadejapan.com/features_/ft008_01.htm

この中で、この金唐紙が1880年から90年にかけてヨーロッパに大量に輸出されて
いたことやその後廃れていった歴史は興味深いものがあります。

洋館からつづく和館、離れの撞球場(ビリヤード場)などゆっくり見ながら
19世紀に思いを馳せてみるのも楽しいものです。

こうぶんこうぞうの 「Red Child」展

4月1日から早稲田のDORADO GALLERYでこうぶんこうぞうさんの
「Red Child」展が開催されています。以前より楽しみにしていたこの展覧会。
初日の1日、仕事帰りに寄ってみました。
DSC02408.JPG
赤を基調にした作品ばかり。
会場で初めてこうぶんさんにお目にかかりました。
「ブルーコットン(作品名)」が無事だった話をしたところ、大変喜んでくださり、
会場にいらした大コレクターさんと話は大盛り上がり。
その方はすでに10数点こうぶんさんの作品をお持ちなのだとか。
そんなに沢山絵を飾れるお宅に私も住みたいわ。

DSC02406.jpg
赤と一口に言っても色々な赤があります。
赤、紅、朱、
見ていると力がわいてくる色です。

写真に写っている方がこうぶんさん。とてもお綺麗な方です。
そしてとても楽しい方です。動画まで撮影させていただきました。



DSC02407.jpg
今回の展示の中で私が気に入った作品。
こうぶんさんの作品は見る角度で全然ちがった表情を見せます。
印刷とか写真ではけっしてわからない光とか質感。
是非、会場で実物をご覧になってみてください。

こうぶんこうぞう公式ホームページ http://www.atelier-co.net/

Powered by Movable Type 5.2.7

このアーカイブについて

このページには、2011年4月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年3月です。

次のアーカイブは2011年5月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。