2011年6月アーカイブ

手練〜巧術其之貳

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青山のSpiralで2011.6.7-12までの6日間行われた
企画展「手練〜巧術其之貳」。
「レントゲンヴェルケ」の20周年を記念した展覧会です。

ラディウムーレントゲンヴェルケは池内務氏が代表をつとめる
現代美術のギャラリーです。
1991年に東京・大田区の大森で「レントゲン藝術研究所」としてスタート。
2008年からは、日本橋馬喰町にて開廊しています。

その20周年を記念した本展覧会。
Twitterで知って、最終日見て参りました。

手練というタイトルだけあって、現代美術でありながら、工芸品とも
みまごうような技を感じる作品に、手応えある展示だったと思います。

印象深かったのは、青木克世氏の陶器作品群。
会場での写真撮影は×だったので、HPのキャプチャ画面で雰囲気
つかんでください。
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↑いいでしょう。完成度のたかさといい、
この「予知夢」シリーズたまりません。最も惹かれた作品です。
スタッフの方に伺ったところ、すべて完売されたそうです。

プロフィールを見て解ったのですが、
多摩美の絵画科卒、同大学院美術研究科修了とのこと。

焼物の世界に入ったきっかけ、このあたり是非知りたいですねえ。
いずれ機会があれば調べてみようと思います。

あと、もう1点。
桑島英樹氏の「Vertical 007」は、ガラスが重なりあうモノクロームのコラージュ写真?を
バックライトで照らした作品も気になった作品です。

20周年を記念した企画展を馬喰町で6/25(土)まで
「掌(たなごころ)10」というタイトルで開催。
こちらは20x20x20cm以内に作家のエネルギーを封じ込めた
作品が楽しめるようです

時間をみつけて行ってみたいと思います。

XAVIER VEILHAN 「FREE FALL」

最近は世界的なブランドショップのビル上層階が音楽ホールになっていたり、
ギャラリーになっていたり...
東京ライフがますます楽しい今日この頃。

最近はまっているのが、
銀座CHANELの4階CHANEL NEXUS HALL

このホールでは、定期的に若い音楽家のサロンコンサート「ピグマリオン・デイズ・クラシックコンサート」が開催されています。(ちなみに、抽選で当たると招待されます。)

これは、シャネルの創始者ココが当時無名だったアーティスト(ピカソやコクトー、ストラヴィンスキーなど)の擁護者(ピグマリオン)だったことから、そのスピリッツを受けつぎ2005年からスタートしたプログラムです。

数回このコンサートのピアノ演奏会を聞かせていただきました。
音響面ではやはり大きなコンサートホールに比べて若干物足りなさは感じるものの、
ステージと客席がとてもクローズな関係で、アットホームなサロンコンサートで
それはとても魅力があります。
ピアノは小ぶりながらSteinway & sons。インテリアも素敵です。

それから、銀座にあるエルメス(Maison Hermes)の8階のギャラリーも
魅力的な空間です。
(プライベートシアターもあるのですが、こちらは未体験)
曽根裕「雪」 展を見に初めて訪れましたが、今までの画廊やギャラリーの雰囲気とは
全く違った洗練された都会的空間。あのガラスブロックの壁面の吹き抜けにいる
気分はかなりセレブリティ。
さすが、エルメスと感心したのは、DMのデザインです。
展覧会のタイトル「SNOW」がエンボス加工されたもので、有料のポストカード並みの
贅沢仕様に驚きました。
そうそう、エルメスのShow Windowは有名なデザイナーやアーティストが手がける
ことでも有名です。7月3日まで原研哉さんのディスプレイが楽しめます。
ぜひ通りがかりに足を止めてみて。

ところで、今日の本題。
日曜日に表参道のルイ・ヴィトンの7階に今年1月15日にオープンした
エスパス ルイ・ヴィトン東京に出かけてきました。
グザヴィエ・ヴェイヤン「FREE FALL」という展覧会が7月24日まで開催されています。

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そこは3方がガラス張りの天空の空間。
天井が9mぐらいありそうな広々としたところに、ヴェイヤン氏の作品が3点
展示されています。
グザヴィエ・ヴェイヤンはヴェルサイユ宮殿でジェフ・クーンズの後展覧会を
行ったという話題の人。
この「エスパス ルイ・ヴィトン」の空間からインスピレーションを受けて制作された
という本作品。オープニングに相応しい、なんとも贅沢なコミッションワークですね。
この場所でしか体験できない貴重な作品ですよ。
東京という都市の魅力を実感すること間違いないと思います。


森美術館で開催中の「フレンチ・ウィンドウ展」にもヴェイヤンの作品が出展されて
いますので、関連づけてご覧になると面白いでしょう。六本木ヒルズ66プラザの
「四輪馬車」は、2009年のヴェルサイユでも展示された作品とのこと。
必見ですね。

お誕生日おめでとう

DSC02467.JPG

6月2日は(実の)父の誕生日。歳は秘密です。

珍しく(ふんぱつした)花束(写真)を手に、実家にお祝いに行きました。

この日の母の手料理が素晴らしい。

北海道からわざわざ父のために送られてきたという
カニや鮭、帆立を使ったサラダやムニエル、カルパッチョ。

(たぶん生まれて初めて...)『ドン・ペリニヨン』なんぞ飲んで、
大はしゃぎしてしまいました。

すっかり酔っ払って、いい気分~

20年ぶりに(私の)生ピアノ演奏を披露してしまいました。

両親にはいつまでも元気でいて欲しいものです。
来年もまたお祝いできますように...
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