三菱一号館美術館「トゥールーズ=ロートレック展」

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今日は素敵な1日でした。
芸術に触れ、再会があり、新しい人との出会い...
そして知の広がり、発見。
今すごく満足な気分でブログを書いています。

まず、午前中は三菱一号館美術館で開催されている
トゥールーズ=ロートレック展に出かけました。
DSC03825.jpg
写真は三菱一号館広場。手前に飾られているのは、
イングリッシュローズのオブジェ。すごく素敵です。

この展覧会は、トゥールーズ=ロートレックの36年の一生を丁寧に追った展示で、
とても興味深かったです。
19世紀末のパリのスターやムーランルージュの踊り子、シャンソン歌手、そして
娼婦といった時代を象徴する人々を表現した作家として有名なロートレック。
人物を捉える眼の鋭さを持つのと同時に、その時代を心から愛していたであろう
ことが伝わってきました。
ロートレックは数多くの女性に恋したり一目惚れしたり...そんな中で
とても印象に残ったエピソードが「54号室の女船客」という作品の話です。

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ロートレックが友人とボルドーに向かうため乗船した蒸気船チリ号で、
名も知らぬ若い女性に心惹かれ、彼女に密かな思いを寄せます。
彼女のことをもっと知りたいと思うあまり、結局リスボンまで
乗船してしまったという、なんともロマンチックなお話です。
結局、名前は分からず、ただ、54号室に泊まっている女性客だということだけ
しか分かりませんでした。そんな淡い思いがこめられた作品が
「54号室の女船客」という作品です。

この展覧会のチラシもすごく素敵で、3種類あります。
img_dm_g.jpg

img_dm_p.jpg

写真2種とアリスティッド・ブリュアンの
「aristide BRUANT dans son cabaret」
を使ったもの。
三菱一号館美術館のロゴマークにも携ったグラフィックデザイナーの
服部一成さんがヴィジュアルデザインを担当されたそうです。
思わず素敵なチラシで、お土産に3つとも頂いて帰りました。

三菱一号館美術館は初めてでしたが、ぜひお勧めです。
来年は私の大好きなルドン展を開催するそうなので、
今から楽しみです。

三菱一号館美術館ホームページ http://mimt.jp/

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このページは、Nancyが2011年12月24日 23:14に書いたブログ記事です。

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