「アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る」が先週の土曜から始まりました。
アラブの現代美術を紹介する、国内でも珍しい展覧会。
約30組のアーティストが参加しています。
その中のいくつかをメモしてきました。
アラブの現代美術を紹介する、国内でも珍しい展覧会。
約30組のアーティストが参加しています。
その中のいくつかをメモしてきました。
作家名:Moataz Nasr
"Cairo Walk" (2006)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。
上の写真は「カイロ・ウォーク」と題されたモアタッズ・ナスルの作品。
カイロ在住の作家で、「フライデー・ウォーク」と名付けた、カイロの街中を散策し、
なにげない風景や人々を撮影するプロジェクトを続けています。
何千枚もの写真のなからから選ばれた60枚の写真を、クロスワードパズルのように
配置しています。
アーティスト・トークでは、この中の写真の何枚かについて、説明がありました。
面白かったのが、(上から3列め)商店を撮影した写真のエピソードです。
どれも、ごく平凡な店構えです。
店の入口の上にはお店の名前らしきものがアラビア語で書かれていて、
きっと「〇〇屋」とか「〇〇土産物店」「パン屋」とか...
私にはさっぱり読めませんが。
じつは、すべてコーランの一説が書かれているのだそうです。
店の名前は看板にありません。
本当に店の名がないのか、ただ看板に書かないのか?は
ナスルさんのお話しではわかりませんでしたが、とにかく、コーランの一説が
記されている。すごい!の一言につきます。
私たちの常識を覆す、目からうろこのお話しでした。
"Cairo Walk" (2006)
この写真は「クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。
上の写真は「カイロ・ウォーク」と題されたモアタッズ・ナスルの作品。
カイロ在住の作家で、「フライデー・ウォーク」と名付けた、カイロの街中を散策し、
なにげない風景や人々を撮影するプロジェクトを続けています。
何千枚もの写真のなからから選ばれた60枚の写真を、クロスワードパズルのように
配置しています。
アーティスト・トークでは、この中の写真の何枚かについて、説明がありました。
面白かったのが、(上から3列め)商店を撮影した写真のエピソードです。
どれも、ごく平凡な店構えです。
店の入口の上にはお店の名前らしきものがアラビア語で書かれていて、
きっと「〇〇屋」とか「〇〇土産物店」「パン屋」とか...
私にはさっぱり読めませんが。
じつは、すべてコーランの一説が書かれているのだそうです。
店の名前は看板にありません。
本当に店の名がないのか、ただ看板に書かないのか?は
ナスルさんのお話しではわかりませんでしたが、とにかく、コーランの一説が
記されている。すごい!の一言につきます。
私たちの常識を覆す、目からうろこのお話しでした。
作家名:Reem Al Ghaith
"Debai: What's Left of Her Land? " (2008/2011)
1985年ドバイ出身の女性アーティスト、リーム・アル・ガイスの
「ドバイ:その地には何が残されているのか?」と題したインスタレーション。
↓昨年のヴェネチア・ビエンナーレにも同作品が出展されていました。
この時よりスケールアップした森美術館の展示に、作家本人も大変満足している
とアーティスト・トークでおっしゃっていました。
ガイスさんは、ガッテン系のインスタレーションのイメージとはうらはらな、
小柄で可憐な女の子です。素敵な花の絵柄の付いたジャケットと
グリーンのシュマーグ(スカーフ)がとても似合っていて、お洒落でした。
それはさておき、本作品は急激に発展し続ける都市ドバイをテーマとしています。
現在世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリーファ」をはじめ、次々に建設が進む地域と
まだ未開拓の地域が混在する都市ドバイ。それを上空から眺めている1羽の鳥が
象徴的です。
"Debai: What's Left of Her Land? " (2008/2011)
1985年ドバイ出身の女性アーティスト、リーム・アル・ガイスの
「ドバイ:その地には何が残されているのか?」と題したインスタレーション。
↓昨年のヴェネチア・ビエンナーレにも同作品が出展されていました。
この時よりスケールアップした森美術館の展示に、作家本人も大変満足している
とアーティスト・トークでおっしゃっていました。
ガイスさんは、ガッテン系のインスタレーションのイメージとはうらはらな、
小柄で可憐な女の子です。素敵な花の絵柄の付いたジャケットと
グリーンのシュマーグ(スカーフ)がとても似合っていて、お洒落でした。
それはさておき、本作品は急激に発展し続ける都市ドバイをテーマとしています。
現在世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリーファ」をはじめ、次々に建設が進む地域と
まだ未開拓の地域が混在する都市ドバイ。それを上空から眺めている1羽の鳥が
象徴的です。
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