越後湯沢からほくほく線という2両編成の快速列車で十日町まで約35分。
出発近くになると、どっと乗り込んで来た人たちで列車は超満員。
みんな公式ガイドブックを持った人達です。
海外からも大勢来ているようです。
のんびり田園風景を眺めているうちに、
十日町に到着。
そこで、どっと人がおりましたが、隣駅のまつだい駅に向かう人も多いようです。
のりおり自由の循環バスというのがあって、
それでジェームス・タレルの「光の館」のある
ナカゴグリーンパークに行こうかと思っていたのですが、
バスの本数が1日9便とあまり多くないので、
昼近くに十日町到着だとちょっと苦しい...スケジュール。
そこで、レンタル自転車でまわるという計画をツイートしてみると...
ありがたいです。ママチャリは(絶対)やめたほうがいい
というアドバイスをして下さる方があり、
電動アシストを勧めて下さいました。
どうやら、ナカゴグリーンパークは山の上らしく、
最後はすごい坂らしいのです。
11時15分十日町駅を下車し、まず「ほっくほく何でも案内所」にGO。
電動アシストのことを尋ねると、なんと全台出払っているとの返事。
1時過ぎに1台戻ってくる予定なので、戻ったら携帯にご連絡しますと
とても親切な対応をしてくださいました。
そこで、予定を変更し、荷物をまずはホテルに預け
キナーレを鑑賞することに。
キナーレというのは、十日町駅から歩いて10分くらいのところにある
越後妻有里山現代美術館のことです。
キナーレというのは、「来なされ」というこの地方の方言と、
「織物の里」として栄えた十日町の着物を「着なされ」という意味をかけて
命名されたそうです。
今回はクリスチャン・ボルタンスキーのあの古着の山の作品が中心に展示されています。
キナーレに展示されているクリスチャン・ボルタンスキーの"No Man's Land"。
9tもの古着は、地元の方々の協力により集められたもの。
巨大なクレーンが古着をつかんでは持ち上げ、落とすという動作を繰り返します。
会場では、心臓の鼓動音「ドクッ ドクッ」という独特のサウンドが響き渡っています。
2階の窓ガラス越しに見ると、まるでUFOキャッチャーを見ているようです。