2012年12月アーカイブ

昨日は、あのプリンセス プリンセスの東京ドームコンサートに行ってまいりました。
『PRINCESS PRINCESS TOUR2012 ~再会~』
東日本大震災をきっかけに、16年の歳月を乗り越えて、本年再結成しました。
2012年の1年間の限定で音楽活動を開始。
今日はそのコンサートツアーの最終日でした。

すごい、すごい、すごい。
とにかくパワフルでエネルギッシュなステージで4万5千人の会場のファンを圧倒してくれました。
16年もブランクがあるなんて信じられません。
でも活動再開のための努力は想像を超える大変な道のりだったはず。

MCで言っていたけれど、30曲以上のレパートリーの中には、
とても難しくてちょっとやそっと練習してもできない曲があるって...。
そうだよね。だって16年ですよ。
そんな一生懸命な彼女たちの姿、本当に元気をくれます。
3時間のステージを魅了してくれた彼女たちにあらためて拍手を送ります。
どうもありがとう。

12月最大の楽しみだった、青山にあるリストランテ・ダ・フィオーレでのディナー。

このイタリアンレストランへの来訪は、約1年半ぶりぐらいでしょうか。
初めて来た時は、友人の展覧会で表参道に来た帰り、本当に偶然飛び込んだのでした。
ご一緒した方といっぺんに気に入って、今回で3度目の来訪です。

にもかかわらず、正直わかりづらい場所に存在する隠れ家的なお店。
そのため、たしかこの路地沿いにあったはず?と思って行ってみると、
裏切られたり...で、
なかなか辿りつけないという、ちょっとしたハプニングの末
ディナーはスタートしました。

今日は予約をいれていただいた方のお任せコースだったのですが、
どうやら(大奮発?)お料理も一番多いお高いコースとのこと。

前回、最初に出たパンやグリッシーニをばくばく食べて、
最後のメインの肉料理が満足に食べられなかったという反省を
甦らせることのないよう、今日はゆったりお食事をいただこうと
心に決めてのぞみました。


まずは食前酒をとシチリア産オリーブ、お手製のグリッシーニがテーブルに。

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こんなに美味しいのは食べたことがないというほどの絶品オリーブ。
色も美しいグリーンで、とてもフレッシュ。
お店の給仕をしてくださった男性の方も「これほど美味しいものは僕も食べたことがありません。」と太鼓判を押した逸品です。
特別に直輸入しているものらしく、「当店以外では食べられないと思います」とのこと。

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根セロリのスープ
オリーブオイルの風味を美味しくいただくために「かき混ぜたりせずにいただいてください」とのこと。
奥のパンも自家製で、左はライ麦とナッツのパン、右はシンプルだけどもちもちのパンで私好みでした。

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これがその根セロリです。

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鴨の胸肉をごくごく軽く燻してアカシアの蜂蜜をかけたもの。
竹炭と岩塩 食用パンジーがあしらわれています。
ほとんど生にちかい鴨肉だけれど、ほんわかスモークな香りがしました。
蜂蜜の甘さと岩塩のしょっぱさと、なんとも味のコラボがすごく楽しいお料理です。

そして、器がとにかくおしゃれなのです。
ガラスの大皿とはちみつの透明感が美しくてとけあっていて、
視覚的にもわくわくする盛りつけ。
とにかく魅せてくれます。

そうそう今回の飲み物は、お任せワインコースにしました。
お料理にあわせて、ぴったりのグラスワインをいただけるので、
お店の方とワインやお料理のお話を聞く会話も楽しくなります。
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モン・サン=ミシェルのムール貝
こぶりだけれど美味しいムール貝。この器に注目。

シェフが特別に作らせた有田のオリジナル創作食器だそうです。
殻をお皿の広い縁によけながらお食事できるというすぐれもの。
たしかに、作法がすごくスマートになりますよね。
こういうお客様への細かい心配りのあるお店は、
ただ美味しいお料理を出しているだけではなくて、とても繊細で
じつに魅力的です。

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炭火で焼いたシャモ肉にマンダリン(オレンジ)風ソースがかかったもの。
あつみかぶとほうれん草が添えられています。

美味しいお料理があまり続くと、だんだん記憶が定かではなくなってくるようです。
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たらの白子にアンチョビを焦がしたソースがかかったもの
冬の根菜が添えられ菊の花が飾りにあしらわれています。
表面がカリカリっとした白子は、もう言葉になりません。
「和製フォアグラ」という表現にぴったりの、まさにTrès Bienな一皿です。
根菜もごぼうや赤かぶ、さつまいなど、すべて違うお野菜です。


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ユリ根とレッドオニオンのピチ 黒トリュフのせ
お店の方が目の前で黒トリュフを削ってパスタの上にトッピングしてくださるのを見ているのも、
ちょっと楽しい気分になります。
ピチというのはうどんのような少し太めのパスタ。


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メインのお肉料理はたしか4種類からのチョイスということで
茨城県産の美明豚とえぞ鹿をそれぞれシェアしていただくことにしました。

手前がえぞ鹿。奥が茨城産の美明豚。
ハーブ塩とリンゴのジャムが味のアクセントに。

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最後のドルチェは全部で7種類から一品選べます。

私は悩みに悩んだ末、甘草のジェラートしました。
キャラメルのような濃厚な甘みのジェラートです。
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洋梨のシャーベット

気づけば11時をまわっていて、美味しい食事をいただいていると
話しもはずんで、あっという間に時間がたってしまいます。

お店を失礼する時には、シェフの眞中さんも厨房から出ていらして、
深々とお辞儀をしてくださって、本当にお客様を大切にしていらっしゃる気持ち
が伝わって、心温まるお店です。

リストランテ・ダ・フィオーレ

http://da-fiore.jp/

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