それにしても、インフルエンザ流行ってます。
実はこの翌日、鼻とくしゃみが止まらなくなって、変だなと
思っていたら、月曜日の朝身体中が痛くて起き上がれなくなり、
次の日医者に行ったところ、なんとインフルエンザと診断され
5日間の外出禁止を厳命されてしまいました。
高熱や咳の出ないインフルがにわかに増えているそうなので、
皆さんお気をつけくださいね。
そんなわけで、今日あたり調子も良くなってきたし、
(外出もできないので)心置きなくブログの更新作業にとりかかれました。
某土曜日、食べログの親しいレビュアーさん達と、
ごくごく内輪で楽しい新年会をいたしました。
お店は浅草にある「栄寿司」さんです。
浅草駅からはちょっと歩くと思います。
私たちは、なんとスカイツリー見物をしたあと、ここまで歩いてやってきました。
30分あれば余裕で着くと思ったのは、甘かったです。
お店はL字のカウンターとテーブル席がちょこっとあるぐらいの
それほど大きくないお店です。
板長であるご主人と少し年配のご婦人(お母様?)と、奥様の3人で
切り盛りしていらっしゃる姿がなんとも温かい雰囲気で好感度大です。
席につくと、檜のカウンターテーブルがとても心地よく、
思わず手で触って感触を確かめてしまいました。
そして、手渡された温かいお手拭きにビックリ。
毛足がふかふかで、何度も手を拭いたくなるような気持ちよい感触なのに
驚きました。
思わず「今治タオルですか?」と口をついて出てしまったぐらい。
きっと高級タオルなはずで、じつに嬉しいサービスです。
お通しに出された、「蛍いかの煮物(右)」と「葉山葵のお浸し(左)」
。
かわはぎのお刺身は、肝醤油でいただきます。しめ鯖と青柳の炙り
がりと金柑は食べ放題とのこと。気の利いた口休め。
上品なつゆとしゃきしゃきのネギが美味しい「ねぎま汁」。
まだお若いのに、確かな技とこだわりをもってお仕事をされている
ご主人の若林さん。
とても明るく、気さくな方で、カウンターの会話もはずみます。
平貝の磯辺焼き
海苔の風味と平貝がうまく融合した逸品。
小鰭のにぎりは、2日前にしめたもの(左)と今日のもの(右)と食べ比べをしました。
少し時間を置いたほうが、酢のまろやかな味が秀逸でした。
水槽の車海老が、数分後にはこんなに色鮮やかなネタに。
栄寿司特製の「栄巻き」は、トロと砕いたたくあんと煎りごまをアレンジした
巻きもので、お味は絶品。
写真のない「卵焼き」や「穴子」も実に美味しいです。
料理ばかりコメントしましたが、お酒もじつに良かったのです。
この日の会をセッティングをしてくださった方は、何度も通うこちらの常連さん。
そんなこともあってか、事前にお店のご主人にかけあって、
好みの日本酒(「黒龍」「洗心」「七賢」といった)を3本も持ち込んで
準備してくださっていたのです。
なんとも粋なサプライズです。
日本酒と料理の相乗効果は、まさに人智を超えています。
今日が素晴らしい会になったのは、ひとえに幹事さんの(計算と)巧みな演出あったればこそ。
店のチョイスといい、お酒のチョイスといい、2軒目といい...
幹事さんのセンスの良さには、一同脱帽です。
心からお礼申し上げます。
個人的メモ:酒は福井の黒龍が実に印象的でした。
栄寿司東京都台東区浅草3-21-6 電話03-3874-2303
言問通りからゴロゴロ会館と中村屋の間の道を曲がって(柳通り)
3つ目の角を左に曲がった2軒目です。