2013年12月アーカイブ

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牛鍋は上かトクの2種類しかありません。料理は鍋しかありません。
いたってシンプル。謎の「フルーツ」という飲み物が気になります。

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最初はお店の方が鍋をつくってくれます。

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仕事納めの日、仕事の大先輩からすき焼きのお誘いをいただき、
浅草の老舗牛鍋「米久本店」に連れて行っていただきました。
先輩がお薦めだけあって、肉がめちゃくちゃ美味しいのなんのって...
肉のクオリティには正直驚きました。

お店の雰囲気も3丁目の夕日って感じでしょ。
このお店の面白いところは、お客様が来店すると、玄関にある
大太鼓がドドーンと鳴ること。福引きの大当たりの時みたいで、
なんかその音が聞こえてくると、陽気な気分になります。
それから、71番テーブルというのもすごい。
今読んでいるのが「素数の音楽 」という本で、思いがけない(2桁)素数との出会いは
偶然とは思えない...なんてね。
それにしても、大広間が何部屋もあって、いったい全体何卓あるのかしら?

古き良き日本の雰囲気を残すお店も、いいもんです。
今年を振り返り話題は、靖国参拝→沖縄→知覧。
最後の知覧は先輩の琴線に触れてしまったみたいで...
大事なことを思い出させてもらった気がします。
いい時間でした。実にいい時間。

私はやっぱりあまちゃんです。

お店の詳しいことは「食べログ」のレビューを読んでください。

スターライトガーデン2013

六本木にある東京ミッドタウンのスターライトガーデンが話題になっていますね。
国立新美術館に来たついでに、寄ってみました。

とにかくすごい人。
カップルをかき分けながら、iPod touchで撮影してきましたので、よかったらお楽しみください。
2,000㎡の芝生の広場に約28万個のLEDをつかって"宇宙の広がり"を創出する光のエンターテイメントショー。世界初の技術となるクロスオーバーイルミネーションが採用されているのだそうです。
協賛はエミレーツ航空です。

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開催場所:東京ミッドタウン 芝生広場
開催期間:2013年11月14日(木)〜12月25日(水)
点灯時間:17:00〜23:00

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国立新美術館で開催中の「第16回 Domani・明日」展。
この展覧会は、文化庁の行っている新進芸術家海外研修制度で
海外研修を終えた若い芸術家たちがその成果を発表する場です。
年1回行われていて、ほぼ毎年足を運んでいます。
若い人の作品は元気があって好きです。

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徳丸鏡子 Kyoko Tokumaru 陶芸
磁器土を使って作られた作品。
http://www.takobune.net/

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小笠原美環 Miwa Ogasawara 絵画
http://www.miwaogasawara.de/

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川上りえ Rie Kawakami 彫刻
「Zero Gravity」と題された作品。針金で作られている。
http://riekawakami.net/

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大野由美子 Yumiko Ohno インスタレーション
来場者が自由にパズルのピースを裏返して模様や文字を残すことができる
参加型作品。

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榊原澄人 Sumito Sakakibara メディアアート(アニメーション)
絵画のような色彩の美しいアニメーション。特に右の作品は様々な人物の動きがユーモラスで見ていて飽きない作品。
http://sumitosakakibara.com/

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吉本直子 Naoko Yoshimoto 彫刻、インスタレーション
(上)Yシャツやブラウス...
とにかく白い古着が圧縮されて、四角く巨大な彫刻となって部屋の中央に置かれています。
http://naokoyoshimoto.com/

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土橋素子 壁画、インスタレーション
http://www.motokodobashi.com/

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16th Domani・明日展
会場:国立新美術館(六本木)
会期:2013年12月14日(土)~2014年1月26日(日)
ただし、2013年12月24日(火)-2014年1月7日(火)はメンテナンス休館
公式サイト:http://domani-ten.com/

吉岡徳仁ー クリスタライズ Crystallize

吉岡徳仁さんの作品がどうしても見たくて、合間を見つけて清澄白河の東京都現代美術館MO+に行きました。

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Water Block

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Rainbow Church

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プリズムで虹が生み出される幻想的な空間。


今回は結晶(自然に生成される)の作品が最新作として紹介されています。

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(上)21_21Design Siteで展示されている作品です。

自然結晶の椅子「VENUS - Natural Crystal chair」や、結晶の成長過程において"曲を聴かせる"ことで音の振動を与え作り上げた結晶絵画「Swan Lake」、薔薇を結晶化させた「Rose」。
特に結晶絵画「Swan Lake」は美しく、面白い。

写真撮影が禁止されているため、イメージを伝えにくいのですが...
2番目の展示会場に流れる、壮大なチャイコフスキーの「白鳥の湖」。会場中央に巨大な水槽が設置されています。中を覗き込んでみると、結晶が作られている最中。壁にはチャイコフスキーの音楽を聞いて?出来上がった結晶のパネルの絵画作品が4点、東西南北に飾られています。それが、標題の"Crystallize"という言葉そのままに、クリスタルのような虹色の輝きを放つ美しい作品として発表されています。

以下、解説のドキュメントから
"結晶絵画は、結晶の成長過程において音楽を聴かせ、曲の振動によって、自然結晶の形状を変化させる。《Swan Lake》と題されたこの作品は、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの「白鳥の湖」の曲を聴かせて生み出され、自然の生命とエネルギーは、一つの曲から一つの絵画へ変化し、結晶に宿る生命を育む。"

徳仁さんに"音楽"という要素が加わった、すごく実験的な作品に感じます。

今回の展覧会で特筆すべきは、展示空間を構成する数百万本のストローの存在。
白い半透明のストローがうず高く積られた森の小路を歩いて行く観覧者は、
雲の中か、不思議な雪の世界にいるような気分を味わいます。
これも彼のプロジェクトワークの一つで、本展覧会で充分に体験できます。

徳仁さんのぶれない仕事ぶり。
音楽がプラスαされ、おおいに刺激を受けました。

帰りは深川めしを...
と思いきや、お店の閉店はお早いようで、まだ6時過ぎだというのに断念。
でも、この界隈、洒落たお店が増えましたね〜。
山食堂というオーガニックにこだわったカフェ&レストランでご飯しました。
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「すりおろしたりんごとクローブのサングリアの赤ワイン仕込み」が
冷えた身体を温かくしてくれましたよ〜。

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吉岡徳仁ークリスタライズ
会期:2013年10月13日(木)ー2014年1月19日(日)
会場:東京都現代美術館

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↓こちらに詳細が紹介されています。結晶作品の写真もご覧になれますよ。(広告がちょっと煩いですが...)
"Fashion Press"
初の大規模個展「吉岡徳仁-クリスタライズ」 - 薔薇を結晶化した新作「Rose」や過去の作品など一堂に

吉岡徳仁ホームページ http://www.tokujin.com/

なんと図書館にお楽しみ袋が出現!

ネットから予約しておいた書籍が、数ヶ月経って(本当に忘れた頃に...)
「ご用意できました」とメールでお知らせがきました。
古屋晋一先生の「ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム 」と
マーカス・デュ・ソートイ博士の「素数の音楽 (新潮文庫) 」。
NHKで放映された「オックスフォード白熱教室の博士の授業があまりに面白かったので、読みたかった一冊です。最近は気になる本をネットで予約でき、本当に便利になりました。

本来、書籍は買って読むもの...と親に言われましたが、
現代のこう狭い住宅事情だと、極力物を増やしたくない。
借りて読むに越した事はない...と、すっかり現実主義者になりさがってます。

予約の本を受取りに、久しぶりに図書館カウンターに足を運んでみると、
なんと楽しげなディスプレイがしてあるではありませんか。

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書籍が3冊入っているというお楽しみ袋

中身は秘密だそうで、「お家に帰ってからのお楽しみです」とのこと。
それにしても、可愛いラッピングがしてあり、各袋に図書館司書さんのコメントが
丁寧に一つずつ書き添えてあって、とても素敵なアイディアですよね。

しげしげ観察していたら、面白そうなテーマを発見!
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一袋、お持ち帰りすることにしました。
さて、どんな本が入っているのでしょうか?
子どもみたいにワクワクした気持ちで、貸出しの手続きをしている時も、書籍のタイトルが分からないような工夫がされているのです。

大人だけでなく、お子さんにぜひ手に取ってもらえるといいなあと思います。
JR駒込駅から徒歩数分のところにある、豊島区立駒込図書館です。

嬉しいお知らせがありました。

今年も残すあと2週間を切りましたね〜。
いやあ、今年の後半は怒濤のようなスピードで過ぎていった気がします。
忙しさはまだ続いていて「できれば年内納期で...」と
言われているお仕事に、日夜取組んでいます。

そんなこんなで、
(本当はたくさん書きたいことはあるのですが)
ちょっとさぼり気味のブログになっています。

実はちょっと嬉しいことがありました。
某団体様の来年度のポスターに、私のデザイン起用が決定したとのこと。

毎年コンペにデザインを応募し続けてきたのですが、
イラストの部分採用は数年前に一度あったのですが、
全面的なデザイン採用は今回初めてです。

苦節◯年...正直今年で最後かな?と思っていたコンペで
思いもかけない採用のお話に、飛び上がるほど驚いたのなんのって...
何事も諦めたらあかんですね。
私にしてみると、逆転満塁ホームランのようなお話でした。

これからも自分を磨かねば...
来年は、なんか素晴らしい年になりそうです。

ユンディ・リが久しぶりに東京にやってきました。
震災で来日を中止して以来のことなので、数年ぶりの日本での演奏会です。
私にとって、(おそらく)今年最後の演奏会となる東京オペラシティでの
ユンディのリサイタルに期待は大きく膨らんでいました。
演奏曲は、ショパンのノクターンの第1番と2番。
そして、この演奏会の目玉は、ベートヴェンの3大ソナタ
「熱情」「悲愴」「月光」の3曲。
ショパン弾きとして名を馳せたユンディ・リの新境地とも言える
ベートヴェンは、そうとう楽しみなプログラムでした。
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あらためて言う事でもないけれど、ユンディ・リは
2000年に開かれた第14回ショパン国際ピアノコンクールで史上最年少で優勝。
実は、第12回(1990年)、第13回(1995年)とつづけて同コンクールで1位が出なかったので、
久しぶりのスター誕生に、一躍時の人となりました。
今や世界中を演奏して回る、ユンディ・リ。
当然チケットも完売で、オペラシティの会場は3階席までほぼ満席でした。
私は幸運なことにも、クラシック通の方にお願いして、
3階席のリーズナブルなチケットをゲットしていただきました。
(お安い席ほど入手が難しいですよね。)
ステージ右手端で、演奏中のリー様のご尊顔を拝せるありがたーいお席です。

ノクターン2曲は、彼の18番ということもあり、安定した素晴らしい演奏でした。
続いてべートーヴェンの「熱情」。休憩をはさんで「悲愴」「月光」。

べートーヴェンのピアノソナタって、実はすごく難曲なんだと(初めて)思いました。
というのも、ピアノを中級ぐらいまで習ったことのある人なら必ずといっていいほど、
ベートーヴェンのソナタは練習します。私も、高学年の頃には「悲愴」、「月光」を
課題曲にさんざん練習させられました。
だから、何となく自分の中でベートヴェンのソナタの格付けはあまり高くなくなってしまったようです。
技術や技巧的な難しさで言ったら、リストだとかプロコの曲の方が上かもしれませんが、
ベートーヴェンのソナタの難しさは、曲の表現の幅の広さとでもいうのか?
第3楽章まで包括して曲として完成させるには、
ものすごくピアニスト自身が曲を弾き込んで自分のものにしないと完成しない気がするからです。
ユンディ・リのような、抜群のテクニックをもっている人の弾くベートヴェン3曲、
正直、この弾き込みがまだこれからかな?と思ったのです。
音が飛んだり、ミスったりしたからということではなくて、ベートーヴェンの曲の深さを
まだ自分のものにしきれていないというあたりでしょうか。
べートヴェンはテンポが大事。私と兄が子供の頃ついていた近所の岡先生というピアノの先生は、
「悲愴」のレッスンで、それこそうるさくメトロノームを使ってテンポを保つ
指導をしてくださいました。その洗礼は今も私の中で生き続け、ユンディの演奏は
正直異次元世界のベートーヴェン。
だから良くないとか、嫌いとかいうことではなく、
これからもっともっと弾き続けて、円熟したベートヴェンソナタの境地を
開拓して欲しいと思います。
やっぱりピアニストにとってベートーヴェンのソナタは、歳月をかけて極めたい名曲なのでしょうね。
「10年後同じプログラムを聴きたいよね」
演奏会をご一緒した方の言葉。私も同感です。

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