2014年1月アーカイブ

昨年9月にオープンした"mAAch"。神田とお茶の水の間にかつてあった「万世橋駅」(鉄道博物館として 2006年まで利用)が、ふたたび人々の目にふれる形となったことで、大変話題になった場所です。

機会があれば一度行ってみたいと思っていた矢先、「ぼたん」の帰り道、秋葉原に向かう道中立ち寄ることができました。

これが、なかなか興味深い施設。

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「1935階段」と名付けられた1935年に設置された階段。

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「1935階段」は1階から2階にむかってホームに続く階段です。

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旧万世橋駅の開業時に作られたホーム部分がデッキとしてリニューアル。
ガラス越しに両脇を中央線が行き交います。
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プラットホームの先には洒落たカフェも併設。
左右両側に中央線が行き交う特別な空間でお茶を楽しみました。
鉄オタにはたまらないと思いますよ。
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もう1つの歴史的階段「1912階段」
1912年の駅開業時の階段がそのまま使用できます。駅を休止して以来の初公開だそうです。

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洒落たショップがセンス良く展開されています。
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私の就活 死ぬまでにしたい108つの事
そのうちの1つは間違いなく、"世の中の美味しいものを食べておく"だと思う。
若い時はさほど"食"に興味がなかったけれど、だんだん歳を重ねる毎に
あれも食べてみたい、このお店も一度は経験しておきたい...というわけで、
確実に食の欲求の占める割合が増えてきて、同時に体脂肪も増えてきて、困ったものです。

それはさておき、
昨晩は鍋を求めて神田須田町へ足を運びました。


お目当ては"伊勢源"。いわずと知れた、あんこう鍋の老舗です。
数年前に日比谷の「一会」でいただいたあんこう料理がむしょうに懐かしくて、
年明けからあんこう鍋が気にかかっていました。

淡路町を降り立ち、靖国通りを店に向かうと、
今日も蕎麦の老舗「神田まつや」は外に列が出来ています。
路地を曲がり「ぼたん」を通り過ぎ「伊勢源」に到着すると、
玄関先にストーブが置かれて、すでに数名の男女が群がっています...
どうやら満席らしく、それなら「ぼたん」に行こうと知人と即断即決。
すぐ2軒先の「ぼたん」の暖簾をくぐり、お店の方に声をかけると
予約なしでもすぐご案内していだけました。
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鳥のすき焼きで有名な「ぼたん」は、明治20年頃から営業をしている、
これまた老舗中の老舗鍋店。建物も昭和初期のとても風情のある佇まいです。


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グラスや箸など乗った低くてこぶりなお膳の横に、真っ赤な備長炭の入った七輪と
鉄鍋がセッティング。お客が来店すると、その横にさらにお膳を組み立てて
具材が置けるように用意してくれます。
来店して3分もしないうちに、お膳や料理の準備がはじめられ、
カップ麺より早いスピード感には驚かされます。
(ちなみに、ビールなどの飲み物のオーダーはいたしますが、鍋コースが前提なので、
お品書きを見ていちいち注文なんぞはいたしません。サイドメニューのお品書きはあります。)

中居さんが最初鍋を仕立ててくださいます。
鳥の脂で鉄鍋の内側をさっと拭い、それから大胆に鳥肉を塊ごと鍋に入れます。
手早く箸で火入れをし、割り下を注いで1人前です。

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鳥肉は、ももや胸、レバー、砂肝など、様々な部位が一口大に切ってあり、
ごった煮なのですが、それも箸をつけてみてのお楽しみで、なかなか楽しいです。
そして、つくねがまた美味しいのなんのって。

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各テーブルの人数分のご飯が入れられて、こぶりなお櫃で提供されます。
最後におみかんがついてくるのも、純日本的で微笑ましい。

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最後、卵でとじて親子丼にしていただきました。

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着物を着た若い仲居さんが、とても明るくよく笑うチャーミングな方で、
今日の食事をとても盛り上げてくださいました。
欄間に書けられている書は、「敬天愛人」南洲翁
かの西郷隆盛の直筆だと教えてくださいました。

この界隈は、老舗のオンパレード。
その昔、連雀町(れんじゃくちょう)と呼ばれていたそうで、
東京大空襲の戦火を奇跡的に免れ、歴史的な建物も多く残っている一帯です。
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まさに、リアル版「江戸東京たてもの園」。

「神田まつや」もそうですが、
昨年の火事でご記憶の方も多い「かんだ やぶそば」、
甘味処「竹むら」etc...
江戸っこなら一度は散策してみる価値ありですよ。

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写真の喫茶店「ショパン」は、創業が昭和8年というから驚きです。
アンプレスというあんこを挟んだトーストが名物なのだとか。

ご一緒した方のお父様は、晩年、「まつや」で一杯ひっかけながら蕎麦を食した後、
「竹むら」や「ショパン」「万惣(フルーツパーラー)」に行くのが楽しみだったそうで、そんな想い出話を聞かせてくださいました。
きっと、この街の雰囲気や空気がお好きだったのだろうなあと思います。
後世に大事に残していきたい場所です。

千夜一夜 第22話「ポストマン」

千夜一夜 第22話「ポストマン」の写真をカメラマンさんより送っていただきました。

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1月23日、南青山MANDALAでのおおばせいこライブが無事終了しました。

ヽ(*´∀`)ノ

今回もプロジェクションマッピングでお手伝いさせていただきました。
テーマは「ポストマン」。郵便配達人の物語です。
元彼から届いたバースデーカード、熟年カップルの間でやりとりされる黄色い手紙、
ニューヨークに留学し自分を開放する女性...色々な人間模様がポストマンを中心に繰り広げられます。
※写真は壁面にポストマンのイメージアニメーションを映し出しているところです。

このような貴重なコラボの機会をいただき、本当にせいこちゃんをはじめスタッフの方々に感謝です。

2回目ということもあり、前回の失敗点を改善できたのは良かったのですが、
本番に思いもかけないプロジェクター機械のトラブル?が発生して...

いやー、つい焦って台本を載せた譜面台を倒すは、冷や汗が出るわ、で大変でした。

でもせいこちゃんのステージは、そんな(私の)失敗も吹き飛ばす魅力いっぱいで、
会場と一体になって盛り上がりました。

ご来場くださったお客様、温かく見守ってくださったバンドメンバー、
スタッフの皆様、本当に有り難うございました。

月刊「ショパン」1月号

今発売中の月刊「ショパン」1月号の
新春特集「ピアニストたちが語る"2014年"」に
田村七重先生が寄稿されています。

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先生の今年のご活躍を楽しみにしています。
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まだ、1冊全部読んだわけではないのですが、
ジャン=マルク・ルイサダの「いい耳を育てるには」が面白かったです。
音楽の表現に、演劇や映画の表現との共通点を見出しているという氏は、
ロベール・ブレッソンや小津安二郎の映画を生徒に紹介しているそう。
過剰な感情表現ではなく、シンプルななかに感情を込める...
これは今後のヒントになりそうです。

明けましておめでとうございます。

今年は精力的に仕事もプライベートもガンガンいきたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、1月はおおばせいこちゃんの「千夜一夜」第22話の演出に関わらせていただきます。
前回の第21話(9月開催)同様、今話題のプロジェクションマッピングを随所に盛り込む予定です。
場所はキラー通り沿いにあるMANDALAというライブハウスです。
ぜひ、お時間がありましたら、見に来て下さい。お待ちしております('v')/

【千夜一夜~第22話】
■日時:2014年1月22日(水)18:30開場/19:30開演
■会場:南青山MANDALA http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html
    港区南青山3-2-2 MRビルB1 tel.03-5474-0411
■料金:¥4000円(with1ドリンク)
■交通:地下鉄外苑前駅1a出口徒歩4分
■チケットのお申し込み    
チケットのご予約はコチラから>>
■出演:おおばせいこ(Vo&Pf)
     小林義典(Key)市原清吾(Gt)小澤健一(Bass)長野祐亮(Dr&Per)

昨年9月30日の「千夜一夜」で、プロジェクションマッピングに初挑戦しました。
その時の映像を送っていただいたいので、ちょこっとだけご紹介します。

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↑せいこちゃんの歌と芝居とプロマピの映像とが初コラボした
記念すべきライブとなりました。
当日映像を操作するタブレット端末のソフトの動作が不安定で、
ゲネプロもどうなることかと冷や汗流しましたが、
なんとか本番も無事終えることができました。

前回は寸劇が多かったのですが、今回は歌がメインです。
乞うご期待!


シアターライブ「千夜一夜」について、詳しいことは公式サイトをご覧ください。
おおばせいこ公式サイト http://www.seikoohba.com/

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