「村上水軍の財宝探し」面白い映画が5月末に全国ロードショー

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昨晩は、映画プロデューサーであり(株)平成プロジェクトの代表取締役社長をつとめる益田祐美子さんをお招きしたパーティーに参加いたしました。
5月全国ロードショーの映画「瀬戸内海賊物語」のPRも兼ねて、出来たてほやほやのTrailerの上映、撮影や制作の裏話し、会場の皆さんとの懇親会など、楽しい会でした。

まず冒頭、益田祐美子さんの
「今日は月末で、支払いが大変でした〜。あるはずの入金が入ってなくて、もうどうしようかと...体で稼ぐ時間も無くて...」と明るく、楽しいトーク。

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株式会社平成プロジェクト代表の益田祐美子さん(左)と監督の大森研一さん(右)。


映画プロデューサーのお仕事は、出資者をあつめたり、配給会社との交渉、入出金の管理など、ご苦労も多く苦難の連続。とても笑顔の美しい益田さんからは、想像できないような過酷な仕事をなんとも飄々とこなされている姿に、女性の逞しさを感じました。

さて、この映画は、日本最強といわれた「村上水軍」の隠された財宝を4人の子供達が探すアドベンチャーストーリーです。
大森監督はこちらのご出身の方で、昔から村上水軍をテーマにした映画をつくりたいと思っていらっしゃったそうです。2011年に開催された「瀬戸内国際こども映画祭」でこの構想を応募したところ「エンジェルロード脚本賞」グランプリを受賞。
この賞は、映画化という栄誉ある賞で、今回の作品につながったとのこと。
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監督に見所をお尋ねすると、
「主人公の子供達がとにかく生き生きしていて、素晴らしいので、是非注目してほしい」と、おっしゃっていました。
それから、物語が「村上水軍」の歴史を背景にしているので、随所に歴史的な場所やアイテムが登場。それらは、史実をかなり検証し、勉強した監督が、本物にこだわって撮影をしているとのこと。例えば、少女が手にする笛があるのですが、これも村上水軍の遺品として残されている笛がモデルとなっています。その他にも家紋は、能島(のじま)・来島(くるしま)・因島(いんのしま)の三家で微妙に書体を変えているなど...小物や撮影場所のこだわりも、歴史オタクの突っ込みにも充分満足してもらえる内容になっているそう。
また子役以外のキャストも贅沢で、内藤剛志さん、石田えりさん、小泉孝太郎さん、中村玉緒さんなど、そうそうたるメンバーが脇をかためています。
これだけの(豪華)キャスティングでの撮影は、さぞや大変だったでしょう...とお聞きすると、3年がかりの制作で、実質撮影期間は1ヶ月という信じられないスケジュールだったとおっしゃっていました。皆さん超有名どころの方たちのスケジュール調整や、瀬戸内海というローカルの問題などがあって、普通は3ヶ月はかかる撮影期間を1ヶ月で成し得ての作品化。お話しを伺えば伺うほど、映画への興味が膨らんでまいります。

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ご自身が手がけた脚本でオリジナル映画を作ることができるのは、本当に恵まれている、とおしゃっていました。

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エグゼクティブプロデューサーの金住則行さんも会場にいらして、いろいろ戦国時代に活躍した「村上水軍」の歴史についてお話しくださいました。海賊と言うと金品を強奪する悪物というイメージがまず浮かびますが、実際は瀬戸内海を安全に航行させる重要な役目を担っていた「海の侍」だったという村上水軍。村上武吉は織田信長や豊臣秀吉などにも懐柔されることなく、信念を貫いたというなかなかの人物だとか。
歴女でなくても勉強したくなりますね。

金住先生(本業は弁護士さんです)とは、会食のテーブル席がお隣りで、FBでもお友達になりました。
。o@(^-^)@o。
平成プロジェクトの前作「李藝」の脚本を書かれたのは、金住先生です。

5月末の公開が待ち遠しくなりました。
松竹配給で新宿プカデリーで上映とのことなので、ぜひ機会があれば見て下さい。

平成プロジェクトの公式サイトはこちら→ http://heisei.pro/

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このページは、Nancyが2014年2月 1日 09:45に書いたブログ記事です。

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