2014年9月アーカイブ

昨晩は、学生の頃からの親友であるYちゃんを誘って、表参道ヒルズスペシャルパーティーに行ってきました。

Yちゃんは茨城在住。そのため昔から、夜が更けてくると必ず上野発の時刻表を取り出して、「何時何分の電車ならまだ間に合う」と言いながら、猛ダッシュして帰る...それが印象的な人でした。彼女の職場は23区なので、毎日茨城から東京に通勤してくる(私にはとうてい出来ない)エネルギーをもった、まさに肉食系女子です。

そんな彼女から、ホームページを作りたい人がいる...という相談を最近受け、数年ぶりに話しをする機会ができました。聞くと、今年春から区内に居を構えているとのこと。
「それなら、もう時間を気にせず遊べるじゃないの!」ということで、さっそく夜のお楽しみに引きずり込むべく、表参道ヒルズの招待制イベントパーティーに一緒に出かける事にしました。

招待状が届いた時、正直あまりこの手のイベントに興味がない私は、そのまま放ったらかしていたのですが、Yちゃんとの接点をきっかけに"彼女昔ファッション業界にいたので、この手のイベントに興味あるかも?"と、直感的にピ〜ンと来て「行ってみない?」と電話したところ、二つ返事でOK。
「昔を思い出す〜」といって喜んでくれたので、良かった良かったという次第。

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ドレスコードは"ゴールド"。
私が一足先に7時過ぎに到着すると、すでに表参道ヒルズの入口付近は人だかり。
皆、身体のどこかにゴールドのものを身につけています。
私は、ゴールドのマニキュアをしていきました。

Yちゃんは8時過ぎに到着予定との連絡を受けていたので、
来たら軽く館内を一緒に見た後、食事できるように、と思い洋食MIYASHITAを偵察。
今日はビュッフェ式の3,780円の食べ放題で、予約は必要なく、随時お越しくださいとのこと。
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それにしても、すごい人です。
ちょうどCRYSTAL KAYのライブが19:30〜あって、吹き抜けに向かう通路は人で埋め尽くされています。フリードリンクをもらいにいったものの、あまりの列の長さに愕然として撤退。

20:00過ぎ、Yちゃんと合流。
ちょっとぶらぶら歩きながら、
「さっきまで、CRYSTAL KEYのライブあそこでやってたのよ。これからミヤビっていう人のライブらしいけど、どうする?聞いてみる?」と言うや否や、
「あのMIYAVI?」と信じられないような様子でかえすYちゃん。
パンフレットを広げてMIYAVIと書かれたスケジュール欄を見せると
もうYちゃんのテンションが尋常じゃない!
「生MIYAVIが観れるの?本当?えーすごいよ!」
もう一目散に場所確保です。

お恥ずかしながら、私、今日まで知りませんでした。
「サムライギタリスト」として、世界で注目されているミュージシャンだったとは...
20:30からスタートのMIYAVIライブ。
それを待つ10数分間、Yちゃんはスラップ奏法とか、アンジェリーナ・ジョリーに可愛がられて映画にも出演したという話しや、とにかくMIYAVIに関するエピソードをそれは熱く語ってくれました。そのお蔭で、私のテンションも高まってきたところで、ライブがスタート。

ピックを使わずに指で弾くスラップ奏法から生み出される、なんとも切れ味のよい音。
冒頭いきなり息もつかせぬ力強いギターの音に、一瞬にしてノックダウン。
いやーかっこいいす。よすぎます。
約30分弱のパフォーマンスは、あっという間に思える、素敵なステージでした。
手摺越しの観客がみな手でリズムをとり、一緒に歌う。そんなシーンもありました。
途中、パーカッションとのセッションがあって、その女性がまたなんとカッコイイこと。

今日はYちゃんを誘って大正解!彼女が居なかったら、今頃MIYAVIを知らずにスルーしてたかもです。
↑私のこういう勘って(我ながら)鋭いなあ...自画自賛。

エキサイティングなライブを楽しんだあとは、腹ごしらえ。
偵察しておいた洋食MIYASHITAへ行ったら、なんと予想外のお客様の入りとなってしまったようで、早めの店じまいとのこと。残念ながら食事は場外で楽しむことになりました。

それにしても、いいサウンドだったなあ〜。声もいいし歌がいい。
世界で認められるアーティストのオーラが確かにMIYAVIにありました。

昨夜は恒例のせいこちゃんライブ。
汐留にあるBLUE MOOD(ブルームード)というライブハウスで、19:30から開演。今回は歌の部(うたのべ)とのことで、裏方のお仕事はなく...
私もファンの1人として客席から楽しませていただきました(^―^)

ここのお店の紅茶ジンジャーというカクテルが美味しいんですよね。
前に一度飲んで、すっかり気に入ったので、今日もそちらを注文です。

10分の休憩をはさんで、1部ステージ、2部ステージに分かれた構成になっています。
前半の1部は、1枚も写真を撮れず...(´Д`。)
何しろステージ真っ正面の前から2番目というS席だったので、カメラを構えるのに勇気がいってしまいました。(´Д`。)

休憩時、ディレクターさんにきちんと撮影のお断りをさせていただき、2部からは気分を一新。
できるだけ周りにご迷惑がかからないように気配りしながら、カメラを向けさせていただきました。
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せいこちゃんはすべて自身が作詞作曲したオリジナル曲を歌います。
どのようにしてその曲が誕生したのか...という物語を語ってくれるMCが私は大好きで、彼女のライブの楽しみの一つになっています。

今回は、「BLUE MOOD」という会場にちなんで、「青」をテーマに書いた曲が披露されました。
彼女がとあるお店で見たラピスラズリという石の指輪。その深いブルーと金がちりばめられた輝きに魅せられつつ、その日は買わずに家に帰ってきたところ、その晩の夢に現れたという実話を詩に書き下ろしたとのこと。異国情緒漂うサウンドと夢物語の歌詞が紡ぐ、素敵な音楽の世界。まさに、せいこワールドです。
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「Viva La Vita」では、恒例の振り付けを、観客皆で一緒にやりました。
忘れた頃に思い出させてくれる、あの振り付け。おばけみたいな手の構えにして左右に8回振り、両手を上から下に回しながら降ろし、下から回しながら上に万歳をする...
「チョクセビョル(?)」同様、なかなか覚えられない手の動きを、一生懸命トライするのも、このライブのある意味楽しみの一つなのです。恥ずかしがらずに、ここはやってしまうのがポイントですよ。
私の向かいに座っていた紳士の方に一言!
今度ライブにいらしたら、あなたにも是非一緒に手を動かして欲しいです〜。


それから、昨日は会場で嬉しい再会が2つもありました。
ひとつは、昔店舗の看板デザインのお仕事でお世話になったTさんです。お目にかかったのは10年ぶりぐらいでしょうか。爽やかで明るい笑顔が昔とちっとも変わっていなくて、空白の時を忘れてしまいそうでした。つい1週間くらい前にfacebookを通じてご連絡をくださり、また繋がったご縁。大切にしたいです。

そして、もうひとかたが、これまた10年以上前にCDジャケットのデザインをさせていただいたミュージシャンのKさん。彼の演奏するサックスは、それはそれは素敵でした。六本木のスィートベイジルで(確か?CDリリースの)ライブをやったのですが、あの会場の雰囲気、華麗なステージ、今でもよく記憶しています。そんなKさんとは、CDが出来上がってからはあまりご縁がなく、その後の消息を聞くこともなく...疎遠になっておりました。
そんなKさんとの再会の驚きといったら、なかなか言葉では言い表せません。
風貌がすっかりダンディな大人の男性になっていたので、正直お顔を拝見してもピンときませんでした。
それほど(お互い)若かったということでしょうか?!
外見の変化にとどまらず(昔はちょっととがった感じが良くも悪くもしていたのですが)、内面も成長している感じが言葉の端々に伝わってまいりました。音楽活動は続けていらっしゃるそうなので、またKさんの奏でるJAZZをどこかでお聞きしたいと思っています。

時を同じくして、2つの再会...実はとっても嬉しいのです。
別に"けんか別れ"をした訳ではないのですが、自然に離れて行ってしまった縁。
数十年も生きていれば、そんな仕事やプライベートでの人との出会いを何百、何千、何万?も
日々繰り返しているんだと思います。中には、出会った事すら忘れてしまう人もいて...
でも完全に人との繋がりが断たれている訳ではなく、時が来てまた繋がれる...
そういう営みが実に面白いと思いました。
そういう意味で、歳をとるってのは案外いいものですね。

40歳を過ぎたあたりから「あ〜もうこんな歳になっちゃったんだなあ〜」と年齢を重ねることを悲観的に感じることが多かったのですが、最近それが変わりました。
素直に歳とることを受け入れられる様になった気がします。
私が10代の頃に観た「舞踏会の手帖」という映画。
当時は、ストーリーは分るんだけど、なんだか不可解な映画だったという印象です。
今の私が観たら、きっと違う感想を持ちそうな気がします。
そんな歳のとりかた、悪くないなあって思うのです。

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ところ変わって、横浜美術館から新港ピアに移動。トリエンナーレ開催中は、無料シャトルバスが走っています。

会場に入るとすぐにグッズの販売店があり、こんな面白いトリバッチが売られていました。
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すべて手作りの1点もの。スタッフの方も身につけていますよ。

第10話 洪水のあと

第11話 忘却の海に漂う

出展作家:
やなぎみわ YANAGI Miwa
土田ヒロミ TSUCHIDA Hiromi
殿敷 侃 TONOSHIKI Tadashi
メルヴィン・モティ Melvin MOTI
バス・ヤン・アデル Bas Jan ADER
ジャック・ゴールドスタイン Jack GOLDSTEIN
アナ・メンディエータ Ana MENDIETA
アクラム・ザタリ Akram ZAATARI
イライアス・ハンセン Elias HANSEN
ヤン・ヴォー Danh VO
笠原恵実子 KASAHARA Emiko
葛西絵里香 KASAI Erika
キム・ヨンイク KIM Yongik
松澤 宥 MATSUZAWA Yutaka
大竹伸朗 OHTAKE Shinro
日埜直彦 HINO Naohiko


やなぎみわ
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やなぎみわ「演劇公演『日輪の翼』のための移動台車」(2014)
新興ピア会場入口に展示された巨大なトラック。これは、移動舞台車です。「日輪の翼」(原作:中上健次)をこの"劇場"で公演しりょうと試みようというプロジェクトです。やなぎみわがデザインし、台湾で製作されています。
・やなぎみわホームページ http://www.yanagimiwa.net/


 土田ヒロミは、1960年代から写真家として活動。そのライフワークというべき「ヒロシマ」をめぐる3つのシリーズ(『原爆の子』のその後を追った「ヒロシマ1945-1979 / 2005」、広島市内を40年にわたり定点観測した「ヒロシマ・モニュメント」、広島平和記念資料館の収蔵資料を写した「ヒロシマ・コレクション」)から写真を展示。
作家のホームページ上で作品を見ることが可能です。
・土田ヒロミホームページ http://www.hiromi-t.com/


葛西絵里香
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壁にランダムに貼られたモノクロ写真?と思って近づくと、写真とはひと味違うリトグラフのようなタッチのポストカードサイズの絵の数々。壁の裏側に廻ると、なんと版元が貼られたいました。リノカットと呼ばれる合成樹脂を彫る版画技法で作られた版画作品が壁一杯貼り出されています。
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葛西絵里香「憂き世」(2014) リノカット、インク、紙、カッティングシート

「彫る」というシンプルな行為から生まれる表現の可能性を追求し、微細な線や網点を彫り込んだ版やハンコによる作品を制作しています。今回のメインビジュアルイメージ「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」は、有山達也氏のデザインを彼女が彫ったものです。

・葛西絵里香ホームページ:http://www.kasai-stamplab.com/


笠原恵実子
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笠原恵実子の「OFFERING」と題された写真展示。女性と社会との関係性を問う初期の彫刻作品から、近年は性別や宗教など社会を規定する制度について考察するインスタレーションを制作。本展では、10年間 に渡り世界各地の教会の献金箱を撮影した写真と、そのフィールドリサーチを元に自ら創り出した彫刻作品で構成されるインスタレーション「オファリング」を展示しています。

ヤン・ヴォー
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ヤン・ヴォーの作品「我ら人民は」。1979年、一家でベトナムを離れ、デンマークに移住。コペンハーゲンの王立美術学校とフランクフルトのシュテーデル美術学校で学びました。自身の生い立ち=個人史と世界の史実を併置させたコンセプチュアルな作品で知られます。代表作「我ら人民は」は、自由の女神像を原寸大で型取り、各パーツをそのまま見せるシリーズ。本展ではそのうちの2つのパーツを見ることができます。

イライアス・ハンセン
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イライアス・ハンセン「そんなこと気にしない」
Elias HANSEN "I wouldn't worry about it "(2012)
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イライアス・ハンセン「見かけとは違う」(2012) 
電球型蛍光灯、ファウンド・オブジェクト、ガラス、鋼鉄、ビニール、電線、結束バンド
Elias HANSEN "It ain't what it seem"(2012)
イライアス・ハンセンは、ガラス工芸の盛んなアメリカ北西部のタコマに生まれ、ロサンゼルスの専門学校で吹きガラスの技術を習得した後、作家活動を開始しました。フラスコなど実験器具のような手製のガラスの器に、木や金属、ビニールなど異素材の既製品を組み合わせたオブジェは、繊細かつ素朴、理知的だが即興的でもある。

キム・ヨンイク
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大竹伸朗
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写真、印刷物、廃品など、様々なものでコラージュされた車のような小屋。6つの窓のうち右の中央とその下は小屋の中を覗けるようになっています。
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赤いボートが背表紙になって、まるで本のよう。
大竹伸朗「網膜屋/記憶濾過小屋」(2014)


日埜直彦
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建築家日埜直彦氏がデザインした「カフェ・オブリビオン」。新港ピア会場の一番奥につくられた、憩いのスペースです。
ここで海を見ながら遅めのランチをしました。
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この写真は、カフェの外の景色。ギムホンソック「8つの息(MATERIAL)」(2014)が静かに展示のエンディングを伝えます。


第7話 光にむかって消滅する

展示作家:三嶋安住+三嶋りつ惠/MISHIMA Anju + MISHIMA Ritsue
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三嶋りつ惠のヴェネチアンガラスと三嶋安住の水彩画のコラボレーションが、カフェを一際魅力的な空間にしていました。

第6話 おそるべき子供たちの独り芝居

出展作家
ジョゼフ・コーネル Joseph CORNELL
坂上チユキ SAKAGAMI Chiyuki
松井智惠 MATSUI Chie
アリーナ・シャポツニコフ Alina SZAPOCZNIKOW
ピエール・モリニエ Pierre MOLINIER
アンディ・ウォーホル Andy WARHOL
グレゴール・シュナイダー Gregor SCHNEIDER


松井智惠
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坂上チユキ
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アリーナ・シャポツニコフ

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ユダヤ人で第2次大戦中強制収容所に送られるという体験をしているシャボツニコフ。
作家が噛んだガムを撮影したモノクロ写真の数々。まるで身体の一部のようにもみえます。

グレゴール・シュナイダーの作品を後から見落としてしまいたことに気付きました。非常に分りにくい場所にあるようです。気をつけてくださいね。

第5話 非人称の漂流(仮題)
テニスコートから法廷へ。 法廷から監獄へ。

Temporary Foundation
作品名:「法と星座 − Turn Coat / Turn Court」
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赤い法廷の壁の裏側は緑のテニスコートが現れる。
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Temporary Foundationのホームページ
http://temporaryfoundation.com/

公式サイト内より Turn Coat / Turn Courtについて

Turn Coat とは「裏切り」の意味、Turn Court は「裁判をひっくり返す」という意味。Turn とは、また、レコードのターンテーブルとも意味が繋がり、「赤い法廷」の弁護士と検事の机に「DJのターンテーブル」を設置する。巨大な裁判官の席には電 動で机を打ち付ける裁判用のハンマーを設置。その裁判官の席でラッパーが「日本国憲法をラップする」。プロジェクトは赤い法廷と青い監獄と綠のテニスコー トのMODELからなるもので、横浜美術館の円筒の展示場と廊下を占める。これらのMODELは鏡面を介して大きさの尺度を変換しながら繋がっている。こ の巨大なモデルの中を漂流することで、観客は裁判官、被告、弁護士、検事、傍聴人、プレーヤー、審判、監視、囚人といった複数の役割を引き受ける。

第4話 たった独りで世界と格闘する重労働

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出展作家:
福岡道雄 FUKUOKA Michio
中平卓馬 NAKAHIRA Takuma
アリギエロ・ボエッティ Alighiero BOETTI
張恩利(ザン・エンリ) ZHANG Enli
毛利悠子 MOHRI Yuko
サイモン・スターリング Simon STARLING
吉村益信 YOSHIMURA Masunobu
和田昌宏 WADA Masahiro


福岡道雄
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福岡道雄の「飛ばねばよかった」(1966)

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福岡道雄の「Nothing to do」。上が作品全体。下は部分のアップ。



毛利悠子
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毛利悠子の作品「アイ・オー ーある作曲家の部屋」(2014)

サイモン・スターリング
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「鷹の井戸」衣装再現。
W.B.イェイツが能楽に触発されて製作した踊り手のための劇「鷹の井戸」の1916年のロンドン初演時にエドマン・ヂュラックと伊藤道郎がデザインした3体の衣装を、残された歴史的資料を元にグレースケールの色味で再現した。(左から)老人、井戸守りの女、若者
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井戸守りの女の衣装

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若者の衣装

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 張恩利(ザン・エンリ)
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左:「モノ」 右:「袋」

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「マットレス」


アリギエロ・ボエッティ
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吉村益信
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吉村益信「ライト・オン・メビウス」(1968)

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吉村益信「豚;pig' Lib;」(1994)

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吉村益信「大ガラス」(1969)


第2話 漂流する教室にであう

日本の戦後の高度成長を支える労働力を供給し続け、しかしその成長の停止とともに置き去りにされた町、釜ヶ崎。
「釜ヶ崎芸術大学」(通称「釜芸」)は、高齢化、医療、就労、住居、生と死等々、多くの問題を抱えた釜ヶ崎に、「表現」行為を通じて関わるべく立ちあげられた。
今夏、「釜芸」が横浜に漂着する。釜ヶ崎が発信する感覚、まなざし、生きる姿勢が、どんな「夏の教室」になっていくのか。それは、やってみないとわからない。

展示内容:釜ヶ崎芸術大学(通称:釜芸)による展示。
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釜ヶ崎芸術大学とは...
2012年、大阪市で開校。日雇い労働者の町としての歴史をもち、今も多くの元日雇いの高齢者が暮らす大阪市西成区の釜ヶ崎と呼ばれる地域を拠点に、あらゆる人を対象として哲学、書道、詩、芸術、天文学等の多彩なテーマによる講義やワークショップが行われています。本展では、成果発表展示のほか、オープンキャンパスとして出張講義や公演等を行っています。

第3話 華氏451はいかに芸術にあらわれたか

人類の歴史に繰り返し登場する、思想統制という強制的になにものかが抹殺される悲劇。
それらを批判したり糾弾したりすることが、ここでの目的ではない。
かつてあった、あるいは今もどこかで起こっているそうした悲劇が、ほかならぬ私自身の今を映し出す鏡となりはしないか。「おまえはどうなの」と私に私自身を振りかえらせる手がかりとなりはしないか。

展示作家:
モエナイコトバ Moe Nai Ko To Ba
大谷芳久コレクション OTANI Yoshihisa Collection
松本竣介 MATSUMOTO Shunsuke
奈良原一高 NARAHARA Ikko
エリック・ボードレール Eric BAUDELAIRE
ドラ・ガルシア Dora GARCÍA
マイケル・ラコウィッツ Michael RAKOWITZ
エドワード&ナンシー・キーンホルツ Edward & Nancy Reddin KIENHOLZ

エドワード&ナンシー・キーンホルツ
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エドワード&ナンシー・キーンホルツの左が「実用芸術 No.1(整理箪笥とテレビ)」。
右が「億万長者」。

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右手間はエドワード&ナンシー・キーンホルツ「ダブル・クロス・テレビ」(1987)

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エドワード&ナンシー・キーンホルツ「ビッグ・ダブル・クロス」1987-1989


ドラ・ガルシア
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ドラ・ガルシアの作品「ahrenheit 451 (1957)」(2002)。
小説『華氏451度』を鏡文字で"複製"した書籍が机にうずたかく積み重ねられた本展出品作。
テキスト(文字)も三者をつなぐ重要な要素。彼女は、2011年ヴェネチア・ビエンナーレのスペイン代表作家として、実はすでに作品に触れていました。
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第54回ベネチアビエンナーレのスペイン館でのドラの作品展示風景。


Moe Nai Ko To Ba
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レイ・ブラッドベリの小説『華氏451度』へのオマージュとして特別に作られた"世界でただ一冊の本"。スターリン政権下に口伝で残されたアンナ・アフマートヴァの詩など7本のテキスト、ナチスの爆撃を避けて空っぽになったエルミタージュ美術館を描いた素描、志賀理江子の写真等が収録されています。会場で自由に閲覧できます。装幀:渡辺和雄、製本:大家利夫、収録:志賀理江子ほか
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マイケル・ラコウィッツ
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マイケル・ラコウィッツの「どんな塵がたちあがるだろう?」と題された作品。


大谷芳久コレクション
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現代美術画廊「かんらん舎」のオーナーであった大谷芳久氏が、1995年にドイツで見たジョージ・グロスの個展を機に、太平洋戦争期の日本の芸術家の表現活動を調べるべく収集した書籍コレクションの一部を展示しています。戦中に出版された詩文の多くは戦争や軍への讃歌であり、当時はベストセラーとなったものの、戦後はその多くが消えていきました。

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スイス生まれの画家、フェリックス・ヴァロットン(1865-1925)の日本初の回顧展が三菱一号館美術館で開催中です。
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日本ではほとんど知られていない画家と言ってもいいと思いますが、今回の大規模な回顧展はパリのグラン・パレ(会期:2013.10.2-2014.1.20)やアムステルダムのゴッホ美術館(会期:2014.2.14-6.1)などを巡回し、日本にもやってきたというものです。
この展覧会はヨーロッパでも記録的な入場者を数え大変に話題になったようです。
ここ日本でも、NHKの「日曜美術館」で紹介されたり、テレビ東京の「美の巨人」に取り上げられたりして、一躍有名になったのではないでしょうか。
なかなかまとまった作品を見る機会の少ないヴァロットンの回顧展。
薄曇りの天気でしたが、時折まぶしい日差しが降り注ぐ、ちょっとじっとりした土曜日に見に行きました。

良い作品が沢山ありました。
なかでも「ボール」という作品は、今回のメインビジュアルとして使われていて、パンフレットやポスターで目にされた方も多いと思います。ちょっと謎めいた作品と言われています。
視る角度の違う写真2枚をもとに描かれた作品のため、不安定な印象を与える作品に仕上がっているのです。手前のボールを追いかけている少女は、2階以上の高さのあるところから下の庭を覗き込んでいるような視線で描かれているのに、奥の婦人2人は同じ高さの目線で描かれています。それがアンバランスを生み、不思議な感覚を呼び覚ます作品になっているのです。

それから版画が秀逸です。
「アンティミテ」と題された男女の関係をモチーフにしたシリーズの連作は、構図や表現力に目を見張るものがあります。その一つ「お金 L'argen」という作品は1対の男女が左隅に描かれているのですが、女性のすぐ脇に立つ男性の身体から右画面にむけては黒1色に塗りつぶされています。闇を抱えた男性が、女性にお金の交渉をしているのでしょうか?
「勝利」では、ハンカチを顔にあてて泣いている男性の傍らで、冷ややかな表情を浮かべる女性が描かれていて、
題名と物語を想像するのも面白いです。

女性を描いた作品もいいものが沢山あります。
私は、赤い服を着た女性の肖像画に釘付けになりました。背景も赤、着衣も赤、色々な赤で埋め尽くされた画面に浮き上がる女性の顔がなんとも美しく生き生きと見えました。
そのコーナーには、「海からあがって」という作品名の青い瞳の美しい女性画や「アフリカの女性」など
女性を描いた作品が集められています。

もっともっと作品について書きたいのはやまやまなのですが、ついブログを書き溜めてしまう癖があるので、
今日はこのあたりにします。

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冷たい炎の画家 ヴァロットン展
会期:2014.6.14(土)-9.23(火・祝)
会場:三菱一号館美術館
開館時間:10:00-18:00(祝日を除く金曜日は20:00)
ホームページ:http://mimt.jp/
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それから、同時開催している「静嘉堂の東洋陶磁コレクション」もすばらしい展示です。

ぜひ、三菱一号館美術館に足を運んでみてください。

この美術館の中庭は、イギリスっぽくて大好きです。
この日の昼間、藝大の方々によるJAZZ演奏がこの広場で行われていて大賑わい。展覧会を見終わって出てくる頃には、静かな庭に戻っていました。
いつもは腰掛けてゆったりするのですが、ちょっと今日は蚊が心配なので歩くだけにとどめました。


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美術館を出て、丸の内仲通りのブランドショップのウィンドウと屋外彫刻を楽しみながら東京駅に向かうのが私のお気に入り!
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Kateはとってもキュート。水玉のマックブック用のケースが売っていて、すごく欲しくなってしまいました。
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ネクタイをベルト替わりに結んで〜 Brooks Brothers流着こなし術。真似できないけれど、勉強になります。

あら!?久しぶりに歩いてみると...
新しい彫刻に入れ替わっていました。
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安藤泉作「G-proportion」(2013)

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ティモ・ソリン「日光浴をする女

東京はアートがそこここに存在していて、本当に楽しいです。

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ヨコハマトリエンナーレ(通称:ヨコトリ)の第1話は、横浜美術館から始まります。


第1話 沈黙とささやきに耳をかたむける Listening to Silence and Whispers

展示作家
カジミール・マレーヴィチ Kazimir MALEVICH(
ジョン・ケージ John CAGE
スタンリー・ブラウン stanley brouwn
イアン・ウィルソン Ian WILSON
ジョシュ・スミス Josh SMITH
アグネス・マーティン Agnes MARTIN
カルメロ・ベルメホ Karmelo BERMEJO
ブリンキー・パレルモ Blinky PALERMO
ルネ・マグリット Rene MARGRITTE
マルセル・ブロータース Marcel BROODTHAERS
木村 浩 KIMURA Hiroshi
ヴィヤ・セルミンス Vija CELMINS
イザ・ゲンツケン Isa GENZKEN
フェリクス・ゴンザレス=トレス Felix GONZALEZ-TORRES
村上 友晴 MURAKAMI Tomoharu

第1話の作品は、撮影出来ないものが多いのが残念です。

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作家名:イザ・ゲンツケン Isa GENZKEN
作品名:世界受信機 World Receiver
制作年:2011年
コンクリート、金属
ドイツを代表する彫刻家として一線で活躍を続ける女性作家。今回出展された「世界受信機」のような、ラジオを模したコンクリート彫刻は1982年に始めたシリーズのうちの一点です。
参考サイト:http://www.ratholegallery.com/exhibitions/2009/04isa/release-jp.htm

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作家名:木村 浩
作品名:言葉
制作年:1983年
4枚組みの作品。

写真撮影ができないものの中に、ジョン・ケージのあの有名な「4分33秒」のデイヴィッド・チューダーによるオリジナル楽譜が展示されています。「4分33秒」は楽器の前で4分33秒間何も演奏しないという無音の音楽です。Youtubeで検索すると面白い動画がいくつもヒットしますよ。

フェリックス・ゴンザレス=トレスの印刷した紙をうず高く積み重ねた作品や、作家と猫とが会話をしている音声作品、マルセル・ブロータースの「猫のインタビュー」(1970)といった作品も第1話で印象深いです。

ヨコハマトリエンナーレ2014 Yokohama Triennale 2014
「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」
"ART Fahrenheit 451:Sailing into the sea of oblivion"

ヨコハマトリエンナーレが先月1日に開幕して、はや1ヶ月が経ちました。
8月の最終土曜日、メインとなる2会場(横浜美術館、新港ポートピア)に出かけてきました。

今年のアーティスティック・ディレクターは森村泰昌氏。あの名画に扮したポートレイトで有名な現代アーティストです。タイトルは「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」。
序章からはじまり、11話までのストーリー仕立てで構成されており、合計65組(79名)のアーティスト(個人、団体、プロジェクト名含む)が参加しています。
その中から、印象に残った作品や注目作品を章ごとにピックアップしてご紹介したいと思います。

ー 序章 introduction ー
「アンモニュメンタルなモニュメント」 作家名:ヴィム・デルボア、ギムホンソック
「世界の中心にはなにがある?」 作家名:マイケル・ランディ

序章は次の3作品です。
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作家名:ヴィム・デルボア Wim Delvoye
作品名:「低床トレーラー」"Flatbed Trailer"
制作年:2007年
展示場所:横浜美術館前の屋外広場

ベルギー出身のアーティスト、ヴィム・デルボアの作品です。装飾性の高い彫刻を手がけ、バロックやゴシックといった古典的な芸術様式とブランドロゴや排泄物などの現代社会のモチーフという相反する要素を掛け合わせた作品を数多く制作しています。
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全長15m以上あるという錆びた鉄の骸骨のようなトレーラー。近づくにつれて、細かいゴシック様式の装飾で打ち抜かれた鉄板によって形成されていることが分ります。1990年から作家が手がける「ゴシックシリーズ」のひとつです。
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作家サイト:http://www.wimdelvoye.be/
サイトのトップが、とっても楽しいので是非時間がある時ゆっくり見てみたいです。

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作家名:ギムホンソック Gimhongsok
作品名:「クマのような構造物-629」"Bearlike Construction-629"
制作年:2013-14年
展示場所:マークイズみなとみらいB4

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「MARKS IS みなとみらい」の B4Fの入口付近「えきまえ広場」に展示されております。

みなとみらい駅で降りて、横浜美術館に向かう地下道に途中で見ることができます。
ゴミ袋でできたクマ?と思いきや、ブロンズ製だそうです。
ギムホンソックは韓国出身のアーティスト。なんか名前を聞いた記憶があるな〜と(最近記憶がほんとうに怪しくて悲しいのです)思い調べてみると、昨年森美術館で開催された「LOVE展」で、ロバート・インディアナの有名な彫刻「LOVE」をぐにゃっとさせた作品の作家さんと判明。というわけで、アイロニックな作品を発表しているアーティストのようです。

他にも風船を縦に並べた彫刻作品も出展しています。

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作家名:マイケル・ランディ Michael Landy
作品名:「アート・ビン」Art bin
制作年:2014年
展示場所:横浜美術館エントランス・ホール

横浜美術館のエントランスに出現した、高さ7m、幅8.6m、奥行き13.9mの巨大ゴミ箱が目を引きます。マイケル・ランディは、破壊や投棄といった創作とは逆のアプローチで作品を発表している作家です。この作品は、芸術家のためのゴミ箱。透明なゴミ箱の中には、今回横浜トリエンナーレに参加している作家の数々の失敗作や駄作が投棄されています。壁には、投棄した作家の名前が日付別に貼り出されているので、捨てられている作品と作家を結びつけて鑑賞するのも楽しいです。
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ゴヤの「着衣のマハ」をもじった風?は誰の作品でしょうね...。
奥のほうには、FRP製の仁王像らしきものもありますよ。

この「アート・ビン」プロジェクトは、アートを制作している人の参加を受け付けています。

「アート・ビン」プロジェクトサイト:http://www.yokohamatriennale.jp/2014/artbin/

8月1日(金)から始まった「ヨコハマトリエンナーレ2014」に先日行ってまいりました。そのレポートを追々アップしていきたいと思っております。
それにしても...
ここ10数年で、町をあげて開催されるアートイベントが大ブームですね。
北川フラムさんが2000年に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」を始めて、それが成功を納めると、徐々に地域の活性化という視点で芸術祭が注目されるようになりました。そして2010年に開催された「瀬戸内国際芸術祭」。これが日本のみならず、海外からも大勢のアート好きが集まり、なんと会期の105日間に94万人が来場するという、前代未聞の大ニュースになりました。
観光客減少に悩む地方都市や地域の活性化に悩んでいる人たちは、こぞってこれに倣い始め、今や雨後の筍のように芸術祭、ビエンナーレ、トリエンナーレがあちこちに誕生しています。
今年開催の私が知りうるものだけでも、↓これだけの数があり、本当にビックリします。
すべてに足を運ぶのは至難の技だけれど、時間があれば行きたいところも沢山あります。
まだ間に合う!日本で開催中のアートイベント。

道後オンセナート2014
会期:2013年12月24日(火) プレオープン
2014年4月10日(木)〜 2014年12月31日(水)
「坊ちゃん」でも有名な松山・道後温泉を舞台に初めて開催されます。泊まれるアート作品が注目されています。総合プロデュースは東京・青山の複合文化施設「スパイラル」を運営するワコールアートセンター。「アートにのぼせろ」ってメッセージが素敵ですね。温泉にもたっぷりと浸かりたいところです。
公式サイト:http://www.dogoonsenart.com/

札幌国際芸術祭2014
会期:2014年7月19日(土)〜2014年9月28日(日)(72日間)
坂本龍一さんが健康の問題で急遽出演中止となって話題になりました。
公式サイト:http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/


ヨコハマトリエンナーレ2014
会期:2014年8月1日(金)〜11月3日(月・祝)(89日間)
3年に一度開催する本芸術祭も、今年で第5回目を迎えました。今年は、アーティスティックディレクターに森村泰昌氏を迎え開催しています。
先日、メイン会場となる横浜美術館、新港ポートピア会場に足を運んできましたので、レポートしたいと思います。

公式サイト:http://www.yokohamatriennale.jp/

新宿クリエイターズフェスタ
会期:2014年8月22日(金)〜2014年9月7日(土)
新宿区民である草間弥生さんを筆頭に著名な芸術家や学生たちの作品を東京・新宿駅を中心に街角や路上、ビルのエントランスなどに展示しています。今年ですでに4回目で、30カ所以上に約400点が展示されています。
公式サイト:http://www.scf-web.net/

アラフドアートアニュアル2014
会期:2014年9月5日〜10月13日
公式サイト:http://arafudo.net/
タイトルだけみると外国のイベントかと思うけれど、れっきとした日本のアートイベントです。新踏土(あらふど)とは、福島の方言で「初雪を踏み固め、新たな道すじを作る」という意味の言葉だそうです。
昨年、福島県の土湯温泉町で第一回が開催され、39日間でなんと約1万2千人の観客を動員した芸術祭「土湯アラフドアートアニュアル」。今年は、開催地域を福島市西部地域に広げ、名称も「アラフドアートアニュアル」と新たにし、開催されることになりました。


BIWAKOビエンナーレ2014
会期:2014年9月13日(土)~11月9日(日)
今年で5回目の開催となるBIWAKOビエンナーレ。今年は国内外のアーティスト約70名を滋賀県に招待し、地域住民との協力で古い日本家屋を会場に利用したりしながら、作品を展示しています。
公式サイト:http://energyfield.org/biwakobiennale/


みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2014
会期:2014年9月20日(土)〜10月19日(日)
山形市内を中心に開催されるアートイベントです。今年のテーマは「山をひらく」。企画の主体は東北芸術工科大学です。
公式サイト:http://biennale.tuad.ac.jp


国東半島芸術祭
会期:2014年10月4日(土)~11月30日(日)
海岸線や山間部、集落など国東半島の特徴的なエリアに作品を設置する「サイトスペシフィックプロジェクト」をはじめ、「パフォーマンスプロジェクト」「レジデンスプロジェクト」の3つを柱に、それらを巡るトレッキングと融合したツアーやトークなど、多彩なイベントを実施します。
公式サイト:http://kunisaki.asia/

西宮船坂ビエンナーレ2014
会期:2014年10月19日(日)~11月23日(日)
有馬温泉への古道や茅葺古民家など、いわれの有る名所も少なくない兵庫県西宮市山口町船坂を舞台に2010年に第1回目となる芸術祭を開催しました。新しい産業や農地再興を軸とする地域活性化のモデルを構築したいと、地域住民主導で運営されています。
公式サイト:http://funasaka-art.com/


残念ながら、すでに終了している今年のアートイベント

いちはらアート×ミックス
会期:2014年3月21日(祝)〜5月11日(日)(52日間) http://ichihara-artmix.jp/

六本木アートナイト
会期:2014年4月19日(土)~4月20日(日)(2日間) http://www.roppongiartnight.com/

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