何年か前にも放映されたことのあるマーカス・デュ・ソートイ教授の「オックスフォード白熱教室」。先週の金曜日、ピアノ練習から帰って何気なくテレビをつけたところ、偶然この再放送番組に出くわして嬉しくなりました。
自然や音楽など身近な切り口から、数学の本質を解き明かしていく、大変に面白いデュ・ソートイ教授の授業。私は前回の放映で素数にとりつかれた一人です。もし英語圏に生まれていたなら、先生の授業をオックスフォードまで聞きに行きたいです。
学生も巻き込んで行う体験授業。笑いどころも満載です。この日の授業は「シンメトリーのモンスターを追え」。
シンメトリーとは何か?19万6883次元という途方もない空間に存在する物体の正体とは!アルハンブラ宮殿の床や壁に描かれる数々のパターンはすべてシンメトリーだった。我が日本の日光東照宮を訪れて先生が発見した東照宮の柱の文様は、完全なシンメトリーではなかった。それはなぜなのか?そこに日本独特の思想があることにも触れています。
勉強嫌いな子供には、一度見せるべきだと思います。金曜夜11時からEテレで放映中。
次回19日金曜日は、「第3回 隠れた数学者たち」です。
以下NHKのホームページからの紹介文。
美しい音楽や絵画、建築や文学。芸術の背後には、実は、数学が潜んでいるのだ。様々な数学を利用している。ランダムに出現する特性を持った素数。自然界の美と調和をつかさどるフィボナッチ数列。果ては、20世紀に発見された新しい図形「フラクタル」まで。数学と芸術の驚きの関係を、デュ・ソートイ教授が古今の芸術家たちの面白エピソード満載で解き明かしていく。
詳しくはNHKホームページから http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/oxford/
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