無事終了しました!皆様ありがとうございました。

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今年の最大のイベントともいうべき
実に30年ぶりのピアノの発表会への出演が、無事終わりました〜
お越しくださった方、陰で支えてくださった方々、本当にどうもありがとうございました。
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本当はもっと早くブログでご報告をしたかったのですが、
翌日から今日まで、脱力状態に陥ってしまい、パソコンに向かう気力も無く...
かろうじて仕事は普段と変わらずしていたものの、
それ以外の事はまったく何も手につかず状態。
やっと今朝ぐらいから、気合が入ってまいりました。

昨年の暮れに出演のお話をいただき、友人も巻き込んでの一大イベントに発展。
なにしろ、20年以上ピアノの鍵盤に触ったことがなかったので、あまりのチャレンジャーぶりに周りはビックリ仰天!
選曲は考えに考えた末、ピアノの師である田村七重先生との連弾で、モーリス・ラベル作曲の "マ・メール・ロア"という、ラベルが子供の向けに作曲した小品から比較的簡単な3曲を選んで演奏する予定にしていました。
テクニック的には(子供むけに作曲したということもあり)わりとクリアできそうな気がして、楽観的に考えていたのですが、諸事情により今年に入ってからソロ演奏に切り替わり...
「持ち駒がない」とは、まさにこのような状態を言うのでしょうね。
30年以上昔に弾けた曲ドビュッシーも、今ではまともにメロディーすら指がスムーズに動かない
情けなや( _ _ ).....
そのような状況下、2〜3ヶ月で弾けるようになる曲を探すという作業が、実は相当大変なことでした。

今年は、作曲家スクリャービン没後100年。
ラフマニノフと同年代のスクリャービンは、あまり一般に知られていませんが、個人的に初期のスクリャービン作品は大好きで、プレリュードやエチュードなど2分以内の小品にすごく美しい曲が沢山あります。その中から1曲選んで披露させていただくことにしました。

前奏曲 作品11の13番(Prelude OP.11 No.13)

この前の11番、12番は、有名なピアニストによってたびたび演奏される名曲です。
基本的に、スクリャービンといえば、相当熟練したピアノ弾きでない限り、とても弾きこなせないイメージなのですが、実はこんな優しい曲(簡単と言うと語弊がありますが)もあるのね、という『目から鱗』的な印象を与えるのがこの13番です。スクリャービンによほど傾倒しているか、全集でも持っていない限り、おそらく聴いたことはないと思います。

「スクリャービンを弾きます!」(小保方さん風に!)
大抵の方は、私がピアノを弾けることにまず驚き、
次に(クラシックの分かる人は)選曲にビックリします。
この反応が楽しくて、ついあちこち触れ回ってちょっと収集のつかないことになりましたが、、、
こういう"はったり"は、実に楽しいものです!

衣裳とかを考えるのも楽しかったです。
せっかくの機会。○○風とかコスプレとか、けっこう好きなんですよね。
演奏はもう"なるようにしかならない"ので、せめてこういう演出で気分を盛り上げよう!ということで、友人にメイクを頼み、Yuja Wang風にしてもらいました。その成果はいかに?
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「Souple(スープル)」と題して試みる、初めての発表会。
ピアニストの土屋栄子先生や田村七重先生他、何名かの先生方とそのお弟子さん方による演奏会です。
松尾ホールは、場所も日比谷駅直結とアクセスがこれ以上ないくらい良く、しかも最高のグランドピアノ(D-274)を置いているホールとして人気が非常に高いそうで、なかなか(土日で)会場を抑えるのが難しいとのこと。予約受付開始時刻に田村先生がお電話し、激戦を戦い抜いて勝ち取った会場なのだと伺いました。
(本来であれば、私などお声がかかるはずもないのですが)田村先生のこういったご尽力により、特別に(大昔の生徒である私にも)出演の機会をいただきました。
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リハーサルの時、友人のカメラマンFさんに撮影していただきました。
最近、そういう(趣味とかその人らしさが表現されている)遺影が流行っているらしいので...
でも、緊張で顔が硬直している〜。ちょっと使えないか?!
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足が震えるという体験、記憶にある限り初めてのことでした。

STEINWAY & SONSのピアノは音が最高です。
松尾ホールのピアノは、重くもなく、軽すぎもせず、とても弾きやすかったです。
D-274というフルコンサートタイプは、奥行きが274mmもあります。
ピアノの大きさに比して88席の会場なので、はこは意外に小さめなのですよね。
こちらのピアノ、なんでもお値段は2千万円以上するらしいです。

なんだかんだこの日を迎えられたのは、恩師の先生をはじめ、練習の為に自宅のピアノを自由に使わせてくださったYさん、快くメイクを手伝ってくれたYちゃんなど、大勢の方に助けられてのこと。
私って幸せ者だなあとつくづく思った、ありがたい1日でした。

亡母への追悼というのが、再びピアノに向かわせた最大の動機だったわけですが、逆に目に見えない大きな宝物をもらった気がします。
今年は母の33回忌にあたる年なのです。実に不思議なものを感じます。
可哀想なネックレスも、やっとこれで成仏してくれることでしょう(笑)。

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演奏会後なので、超リラ〜ックス! ポーズだけ決めてスマホで撮ってもらいました。
演奏会後、美味しい銀座のフレンチが待っていると思うと...思わずニヤリ。
この写真、ちょっとユジャ・ワンっぽく見えません?
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いただいた花束。どうもありがとうございます!

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このページは、Nancyが2015年4月22日 12:57に書いたブログ記事です。

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