2015年12月アーカイブ

inspired by STARBUCKS DAIZAWA 5-CHOME

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inspired by STARBUCKS DAIZAWA 5-CHOME
下北沢駅から歩いて7〜8分くらいのところ。茶沢通り「代沢三差路」の近くにあります。

インスパイアード バイ スターバックスの2号店が、この代沢5丁目店。
通常のスターバックスとちょっと違うメニューが楽しめるほか、いろいろ趣向が凝らされています。
アルコールが飲めるし、軽食のメニューも豊富。
地元密着型の店舗として、さまざまな地域情報の発信源にもなっているようです。

そんな代沢5丁目店で、カメラマンのShunsuke Sean Washidaさんが写真展をされているとのお話しを先日のライブで伺ったので、日曜日の夜突然ですがお邪魔しました。

Washidaさんが2年間かけて撮りためた、お店のスタッフの方々の表情が店内のいたるところに飾られています。生き生きとお仕事をされている表情が印象的で、すごく素敵です。

来店していることをfacebookでお知らせしたら、なんとすぐに駆けつけてくださり、カウンターでしばし楽しくお話しさせていただきました。
いろいろこれからの作品づくりに対する夢だとか、やってみたいことなど、話しはいくら時間があっても足りないくらい。こういうお互いのアイディアを引き出しあうような会話って本当に楽しい!
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Washidaさんは、モデルを使った撮影で相手から求められる写真と、自分の表現とが一致しないことも多いのだとか。
「大胆さ」
「どんどん新しいことに挑戦していきたい!」
基本的な考え方はかなり通じるところがあると感じて、正直嬉しかったです。

来年、何かまた新しいWORKSをしたいです。

金澤翔子さんの書の魅力

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金澤翔子さんの書の展覧会を青山で開催中と知り、ちょうど土曜日の午後、通りみちでもあったので寄らせていただきました。
金澤さんは、2012年のNHKの大河ドラマ「平清盛」の題字を揮毫し、一躍女流書家としてその名が知られた方です。私も、テレビの番組でこういう方がいらっしゃることを知りました。写真を見てお気づきかと思いますが、彼女はダウン症という障害を持っています。
お母様が書家で、幼少の頃からお母様を師として書には親しんでいたそうです。

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上から
「風従虎雲従龍」
「感謝」
「五郎太石(ごろたいし)」
「圓相と魂」
展示風景
「雪月花」
「美」「笑」
「共に生きる」
「龍吐水(りゅうどすい)」

同じ「龍」でも、作品によってまったく違った表情を持っていて、字はまさに生き物なのだという気がします。

私は、「笑」という作品が印象に残りました。
入口に貼られた翔子さんの笑顔とまるでそっくりだと思いませんか?


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金澤翔子書展 - 感謝 -
会期:2015年11月11日(水)~12月20日(日)11:00~19:00 会期中無休
会場:伊藤忠青山アートスクエア 東京都港区北青山2-3-1シーアイプラザB1F
入場料:無料
ホームページ:http://www.itochu-artsquare.jp/

12月はイベントが目白押しです。
実は、私がデザインを手掛けさせていただいたCDが、今月だけでなんと4本リリースされます。
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そんなこんなで、リリースライブが連日続いております(v´∀`)ハ(´∀`v)

昨日7日は、いつも大変お世話になっている音楽プロデューサーの樋口さん(ぐっさん)とボーカルYoshikawa Harukaちゃんのユニット「オトノハ コトノハ」の1stアルバム「Avenue」が無事出来上がり、お披露目のライブが汐留BLUE MOODでありました。

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Harukaちゃんの誕生日でもあるこの日に、1stアルバムが間に合って本当によかったです。

写真がそろってデザインの打ち合わせができてから、印刷データをプレス屋さんに入稿するまでそれこそ3〜4日しかなくて、結構大変でした。
なんと言っても、歌詞カードの誤字脱字、改行の位置とか....
そういう細かい手直しが最後の最後まで入るのが、このジャケット入稿の仕事の大変なところです。

入稿締切日にぐっさんから送られたメール「今日の5時までにデータ必着なので、時間厳守で....」のメールを出先で受け取った時はちょっと怖かった...(笑)。
普段、アーティストさんをマネジメントする時は、すごくおおらかな人柄のぐっさんなのに、やはり自分のアルバムとなれば話しは別。私もちょっと緊張したです。

深夜の駒込駅前のデニーズで、ノートパソコンを前に3人で打ち合わせをしたのが、
今ではいい思い出です。
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ぐっさんこだわりのジャケット写真。彼のリスペクトするビートルズを意識しているのが、すご〜くよく伝わってきます。
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ライブで相席だった方が、このジャケットの素敵な写真を撮影したSean Washidaさんだったのも、すごく嬉しかったことの一つ。
Washidaさんは今、代沢5丁目のスターバックスにて写真展を開催されています。
今月31日まで店内に作品を展示しているそうなので、近くにお越しになる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。私も時間をやりくりして行きたいなあと思っております。

Sean WashidaさんのFacebook https://www.facebook.com/SeansPhotoClub/

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今年の9月に名門ミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任したワレリー・ゲルギエフ。
この凱旋公演に辻井伸行君が弾くプログラムとのことで、親友がいろいろ手を尽くしてチケットを入手してくださいました。

前半、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」。

涙しました。
純粋に音楽に心震えて涙がでてくる演奏会なんて、人生に何度もあることではありません。
まさにそんな感動の演奏です。

ゲルギエフの繊細な手の動きで紡がれるオケの演奏は、言葉にならないほど素晴らしかったです。第1バイオリンがまるで1台の楽器の音のように聴こえてきます。首席フルートは思わず目が釘付けになるような素敵な演奏。そして、辻井君のピアノが、炸裂。
自在で、繊細でありながらダイナミックな音も出す辻井君のピアノは
ミスタッチもまったくなく、自信と喜びに満ちているように見えました。
ピアノとオケがゲルギエフの手によって、ぴったりあわさって極上の音楽になりました。
休憩時間、廊下でお手洗いの順番を待つ長い列に並んでいると、30代前半とおぼしき比較的若い男性の方の会話が耳に入ってきました。
「クラシックの演奏会で涙が出るなんて、本当にあるんだな〜そんなこと...」
この方も、やはりこの演奏に涙したお一人でした。

音楽をこよなく愛している人たちが、それぞれ最高の力と技を発揮し一つになった演奏は
理屈ではなく心を動かすのだと思いました。

Pコンチェルトが終わると同時に、あちかちからブラボーの声とともに盛大な拍手喝さい。
カーテンコールの間、指揮者ゲルギエフが辻井君を右手で抱きかかえるように楽屋からステージを何度も行き来する姿は、まるでともに戦った戦友のように温かなものがあり、観客には心温まるシーンでした。

辻井君はこの日アンコールを3曲も披露。
ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」の2楽章。
後半のプログラムであるチャイコの「悲愴」につなぐ意味もあったのかしら?
静かな始まりのこの楽章は、「皇帝」の余韻として実にいい選曲だと思いました。
アンコールとしては少し長めなので、2曲目はないだろうと思っていたら、
ゲルギエフが耳元で何かささやくと嬉しそうにピアノに腰掛け弾いたのが、今度は打って変わって情熱的なショパンのエチュード Op.10-12「革命」、そして3曲目はショパンのノクターン(遺作)20番。物悲しくも美しいトリルでまた胸が熱くなる...そんなお楽しみ満載の前半でした。

後半はチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。
こちらも名演で胸いっぱい。
3楽章があまりに盛り上がったためか、4楽章があるにもかかわらず観客からブラボーの声があがって拍手する人が現れたのには、ちょっと驚きました。こういうことに、たまに遭遇するのだけれど、演奏にあまりに深く聴き入っていると、つられて拍手しそうになるから気をつけなくちゃ...です。

2階席のステージ右上だったので、団員の演奏の様子がよく見えたのも楽しかったです。

フルートの首席奏者の方が実に魅力的な演奏だったので、家に帰ってから調べたところミヒャエル・マルティン・コフラーさんという方で、ソリストとしても大変活躍されているとのこと。
身体全体で演奏されている姿は、本当に素敵でした。
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コンマスのSreten Krstič氏はすごくダンディで体格も立派な方なのですが、
その隣の第1バイオリンのLorenz Nasturica-Herschcowici氏の頭は自毛かカツラか?
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遠目にはバッハのようなヘアースタイルに見えて、私と友人の間で話題がつきませんでした(笑)。
友人は絶対カツラだと言い張るのですが...。

オケのメンバーのプロフィールはこちらに掲載されています。
https://www.mphil.de/orchester/musikerinnen-und-musiker.html

至福のひとときをこのサントリーホールで過ごしました。
私のなかで、歴史に残る名演奏会でした。
この演奏会に誘ってくださった親友には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです!

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スポンサーがドイツのBMWということで、カラヤン広場には2台も展示!

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辻井君のアンコール3曲。オケのアンコールはありませんでした。

私にとって、クラシックでは今年最後の演奏会となりました。
来年は、今年のショパンコンクールで優勝した韓国出身のピアニスト、チョ・ソンジンのガラコンサート(2016.1.28東京芸術劇場)からスタートです。2月には浜離宮でカティア・ブニアティシヴィリもあるので、今からワクワクです。
なんて、人の演奏を聴いてばかりではなく、私も練習に精を出さねば...
来年の4月に、またピアノの発表会に出演させていただけることになりました。
また詳細が決まりましたら、ご報告させていただきます。

本日の演奏曲
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
演奏:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」
 ピアノ:辻井伸行

 <アンコール>
 ベートヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」2楽章
 ショパン:エチュード Op.10-12「革命」
 ショパン:夜想曲 第20番
===休憩===
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」

※辻井君の名字の辻は、一点しんにょうが正しい表記です。

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