9月に入るとなんだかせわしなく、なかなか週末も出かけられず...
それに輪をかけて、例年にないメガ台風が次から次へとやってくるので、出掛ける気持ちも薄らいでしまいます。
そんな9月でしたが、YUJA WANGの演奏会の翌日に出かけた友人のライブがこちら。
9月8日、北参道のGRAPES KITASANDOでいつもお世話になっているプロデューサーの樋口さんが、リサちゃんという可愛いボーカルとユニットを組んで出演。
LISAちゃんは、アメリカ人のお父様と日本人のお母様のハーフ。
おじいさまはドイツの方だそうで、とにかくインターナショナルなご家族に囲まれています。
サザンの「愛しのエリー」の英語バージョン、などのカバー曲にはうっとり。
自分で作詞したオリジナル曲を交えながらのステージはあっという間でした。
「はやくCD作ろうよ〜。」
カメラマンのWashidaさんもLISAちゃんを前にすると、すごくスイッチが入っていい写真を撮りためている様子。
ライブ後のお喋りは、ちょっと楽しく盛り上がりました。
こちらのお店には今回で2回目なのですが、初めて来た時からすごく洒落たピアノだなあ〜と気になっておりまして、休憩時間に樋口さんになにげなく「どこのピアノなの〜?」と尋ねたところ、な、な、なんとスタインウェイなんだとか。
「え〜!!!」思わず大きな声を出してしまった私です。
木目も綺麗だし、譜面台に彫刻が施されていたりして...
本当にスタインウェイだったら桁が違う!1000万円はくだらないすごいピアノのはず。
そんなお宝を目の前にしていたとはにわかに信じがたい気がしたものの、私の口からは「弾いてみたいな〜」とTweet。
「いいよ!」
即答。樋口さんは実に寛大な方です。
ライブ3組の終演後、弾かせていただけることになりました。
やったー
ちなみにピアノは1921年製のスタンウェイ「Model-O」だそうです。
グリーグのノクターンを暗譜で演奏。
鍵盤が軽くて、とても弾きやすい。
一応終演後なので、客席に何人か飲んだり食べたりしているお客様はいらしたのですが、ちゃんと聴いているお客様もほとんどいないだろう...ということで、リラックスした気分で弾けて、発表会よりよほどいい出来。
いい楽器と触れ合うのは、実に楽しい時間でした。
帰りがけに、聴いてくださっていた方に「すごくいい演奏でしたよ」と言っていただいたりして、ちょっとヤバイ。
豚もおだてりゃ木に登る...
癖になりそう...です。
いつかお店で仲間や友人とアンサンブルとか演奏会なんて開けたら夢みたいだなあ〜
恩師の先生との連弾も実現したら嬉しいし...
なんて、楽しい妄想でしばらくハッピーな日々をすごしています。
素敵なお店なので、機会があったら是非足を運んでみてください。
カプースチンの曲が実に似合いそうなお店ですよ。
JAZZ CLUB & LIVE HOUSE - GRAPES KITASANDO
渋谷区千駄ヶ谷4-3-11 ニューベリー千駄ヶ谷1F