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Volez Voguez Voyagez - Louis Vuitton 其の5

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オリエント急行に迷い込んだような空間。
車窓の景色も刻一刻と変化し、いつまでも居たくなるような展示室です。

今回の展覧会、どの空間も度肝を抜く演出がたくさん仕込まれていて、とにかくすごいです。
そう思って立役者を調べてみると、アーティスティックディレクターが鬼才ロバート・カーセンと知ってあらためて納得すると同時に凄いなあと思った次第。オペラ、舞台演出家として有名な彼が手がけているだけに、こだわり方が半端ないです。

Volez Voguez Voyagez - Louis Vuitton 其の2

旅するルイ・ヴィトン展

まさにルイ・ヴィトンがトランク製造をはじめた19世紀末から20世紀は、人々の交通手段が大きく変革しました。自動車が実用化され、列車が大陸を横断し、空を移動する乗り物が発明されます。
交通インフラの変化に伴って、鞄のニーズも多様化していきます。
そんな時代の流れとともにルイ・ヴィトンも進化を続けます。

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砂漠の写真を背景に展示されている「冒険」のコーナーでは、冒険家、探検家のためのアイテムを多数見ることができます。

展示のなかで、ベッドが出てくるトランクにはビックリです。
1895年頃に広告用カード(今でいうところのチラシ)まで作成されていたのですから、一定のニーズはあったのでしょうね。

砂漠の展示の向かい側の壁には、海の旅の展示が。
当時の衣装や鞄が展示されています。
ドレスの手前にあるのが「スティーマー・バッグ」というもので、着用済みの衣類を入れてワードローブトランクの中に折り畳んで収納するために考案されたものです。わかりやすく言えばランドリー袋ってとこでしょう。
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こちらの展示室は部屋の中央にマストとセイルが配置され、まるで自分も船のデッキにいるような気分になる粋な演出がされています。

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ここでクイズです。
No.4とNo.5の
同じようなシルバーのボストンバックに見えますが...
どちらかは本当の「モノグラム・ミロワール」で、もう一方はシルヴィ・フルーリーという現代アーティストによる「ヴィトンバック」というタイトルのブロンズ作品です。
さあ、貴方にはどちが本物の鞄か分かりますか?

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紀尾井町に突如出現したルイ・ヴィトンの巨大展覧会の会場。
ここは住友不動産の開発予定地で、そこにこの展覧会のための仮設展覧会場が建てられたというもの。
私はこの日で2度目の来場です。というのも、初めて来た時は1000点にも及ぶ作品群に圧倒され、
また土曜の午後という時間帯もあり、なかなかゆったり見ることもままならず、 あらためて友人と土曜の早い時間に予約して来ました。

会場内は実に贅沢な空間演出とともにルイ・ヴィトンの歴史と商品や作品、そして19世紀から21世紀にわたる世界の歴史にも触れられる壮大なスケールの展覧会になっています。 今回はガイダンスも借りることができたので、2時間以上をかけてじっくり作品を観ました。 IMG_2573.jpg
1906年のトランク

今回の展覧会をより深く理解するために、少しルイ・ヴィトンの歴史も勉強しました。
初代ルイ・ヴィトンが生まれたのは1821年。彼は14歳の時、生まれ故郷のスイス国境近くのアンシェ村を離れ、徒歩でパリを目指します。なんとその道のり400kmを2年かけてようやくパリに着いたといいます。すごいですね。
長い旅の果てにパリに着いた16歳の少年は、レイティエ・アンバルール(layetier-emballeur-malletier 荷造り用木箱製造兼荷造り職人)の見習いとして働きはじめます。
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1854年にヴァンドーム広場からほど近い、ヌーヴ・デ・カプシーヌ通り4番地に自らのアトリエを開きました。そこから革新的なトランクのデザインが次々に生み出されます。
軽くて頑丈、機能的なトランクはたちまち評判となり、ナポレン3世の妃、ウージェニー皇妃をはじめヨーロッパの王室、貴族、著名人の間で瞬く間に広まりました。

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「グリ・トリアノン キャンバスの丸みを帯びたトランク」
1860年頃
コーティング・キャンバス、木、金属、紙

このグレーのトランクは、まさにルイ・ヴィトンがアトリエを構えて数年後のもので、ルイ・ヴィトンが初めてデザインしたトランク『グリ・トリアノン』と呼ばれるライトグレーのキャンバス地のものです。トランクの常識を覆す構造だったといいます。ポプラ材のフレームを使うことで大型でありながら軽量なトランクを実現しています。

間もなく、上に積むことができる、より機能的な蓋が平らなトランクが作られるようになります。
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「ストライプキャンバス(レイエ・キャンバス)の紳士用トランク」
1880年
コーティング・キャンバス、木、鉄、真鍮、紙、テキスタイル、金属

「PART 3 クラシックなトランク」と名付けられた展示室には、草創期の様々なトランクを鑑賞することができます。顧客の要望に細かく応じて設計、製作されたオーダーメイドのトランクは、芸術作品です。
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何気なくトランクの上に飾られている絵は、なんとクールベの風景画です。

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木工製品づくり技術を活かし、数々の名品を生み出した初代ルイ・ヴィトン。
内側のフレームの組み立てにはポプラ材、補強材にはブナ材を使い、内部には害虫予防用に樟脳や紫檀を用いるなど、構造にも工夫をすると同時に、模造品を防ぐために模様を入れたキャンバス地を次々考案します。グレイのグリ・トリアノンからはじまり、ストライプのレイエ・キャンバス。そして1888年に2代目ジョルジュ・ヴィトンによって市松模様に名前を組み込んだダミエ・キャンバスが発表されます。1896年にはお馴染みのモノグラム・キャンバスが誕生します。このモノグラム・キャンバスの柄は、当時ジャポニズムブームに沸いていたヨーロッパで、日本の家紋からヒントを得たと言われています。
今回の展覧会の、最後の「10. インスピレーションの国、日本」で一族がコレクションしていた「刀のつば」の数々が展示されているのですが、モノグラムのヒントになるような文様がそこにはあるのが興味深いです。


「Part 3 クラシックなトランク」の会場最後に展示されているのは、現代アーティストのシンディ・シャーマンとのコラボ作品"Studio in a trunk Cindy Shaman"。
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現代アーティストとのコラボ作品を数々発表しているルイ・ヴィトンの作品の一つ。
Cindy Shermanはセルフポートレイトで一躍有名になった写真家でありアーティストです。先日の千代田3331のHagaleeさんも彼女へのオマージュ作品を発表していましたよね。そう、シンディ・シャーマンの『Untitled #96』という作品は、2011年にクリスティーズで389万ドル(約3億円)で落札され、史上最も高額な写真作品と言われていました。(その後間もなくアンドレアス・グルスキー氏の作品が430万ドル(約3億3300万円)で落札され、現在は史上2番目に高額な作品にランキングされています。)
そんな彼女とのコラボは、らしいといえばらしいです。
30以上の引き出しやメイク用照明がついたミラーや椅子を装備し、さしずめ移動メイクスタジオ。でも、この部屋にある19〜20世紀のトランクの中にあってもまったく違和感ない(100年以上の時代の違いを感じない)ところも面白いです。

次は、「Part.4 旅の創造」です。いろいろ旅にまつわる面白い鞄が登場しますよ。
けっこうなボリュームの写真があるので、追い追いアップしていきたいと思います。

===展覧会情報===
Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton
空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン
会期:2016年4月23日(土)から2016年6月19日(日)
住所:東京都千代田区麹町5丁目「旅するルイ・ヴィトン展」
時間:10:00am - 8:00pm
月曜日休館(但し 4/24, 5/2, 6/13 は 1:00pm-8:00pm 開館)
入場無料(事前にオンライン予約可能)http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage

蔦屋家電で大竹伸朗ガチャ景しました

今日はなんかついているぞ!

そんな日がたま〜にあるものですが、昨日の日曜日はそんな1日でした。

成城から宇奈根、そして最後は二子玉川を歩いた末、蔦屋家電で大竹伸朗のガチャを発見しました!
現代アートで有名なあの大竹先生の作品がなんとフィギュアに...というわけで、 やりたい衝動にかられ500円を投入。何が出てくるかワクワク。
6種類ある中で一番欲しいのはもちろん《ジャリおじさん》。

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なんと、一番欲しかった《ジャリおじさん》をGETしました。

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HERMES "LEATHER FOREVER"
12月2日〜23日まで上野にある東京国立博物館 表慶館で開催されている
特別エキシビション エルメス「レザー・フォエバー」。

エルメスの最高級皮革製品の歴史と技術を、歴史ある建物を活かして素晴らしい展示で見せているという話を聞いて、小雨の降る土曜日の午後行ってまいりました。
入場料は無料。携帯やスマホ、タブレットなどでページを見せるとチケットと引き換えてくれます。

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こんなお天気にもかかわらず玄関まえに列ができていて、なんと30分待ちとのこと。でも意外にどんどん流れるので、実際は十数分待ちで入場できました。

ROOM No.1

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玄関を入るとすぐの部屋(上は2階から撮影したところ)。
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さまざまな色や素材の革が壁から吊り下げられたり、置かれており、観客は自由に手に取ることができます。素材にこだわるエルメスらしい、上質感漂うものばかり!

ROOM NO.2

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お隣の部屋へ移動すると、それら皮革素材を実際の製品に加工する工程を紹介。
(上)裁断するための型紙を映し出しています。
(下)実際にフランスからやってきた職人さんがデモンストレーションをしていました。すごい人だかりで、私はまったく見れませんでしたが、、、
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さらに奥の部屋に進むと、暗い空間に突然白いサイが出現!
ROOM No.3 時を重ねた風格
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白のオーストリッチのサイ"ズーズ―"。パリ、フォーブル・サントノーレのブティックのウィンドウのために製作されたもの。

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サイ"ズーズ―"の向かい側には、時を重ねた風格あるエルメスの品々が展示。
1786年、海上で忽然と姿を消したメッタ・カタリナ号。200年以上経た1970年代になってこの難破船が海底で発見され、そこに眠っていた上質なロシアンレザーが完璧な状態で発掘されました。その一部をエルメスが買い付けて作ったというメッタ・カタリナ号の《サック・ア・デベッシュ》。歴史とロマンを感じる品々を丁寧に展示しています。

(上)9. 旅行カバン《サック・マレット》1920年頃
(中)5. バッグ《ケリー》ルトゥルネ
(下)4. 紳士用ドライビング・グローブ 2000年頃
3. 革張りのステアリングホールシトロエン《C15ファミリアル》に装着 1953年
2. (後ろの写真)エルメス製レザートランクを装備したブガッティ《ロワイヤル》の広告 1929年

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階段を昇って2階会場へ移動。
会場の表慶館は、皇太子だった大正天皇のご成婚を祝して、片山東熊の設計で作られたもので、とにかく素晴らしい洋館。階段の手すりや、吹き抜け天井など
意匠を凝らした建築で、見所もいっぱいです。

ROOM No.4 控えめなシンプリシティ
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5. バッグ《リンディ》2006年
デザイナー、フレデリック・ヴィダルによるデザイン。

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ROOM No.5 夢をかたちに
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展示用鞍《オダス》

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(上段)バッグ《イースト》1994年
(下段)野球道具
 

ROOM No.6 「時」を蔵する

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QUESTION OF SIZE

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18足の靴が収納されたバック

ROOM No.7 ベルトの王道

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回廊部分の展示も非常に美しい!

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吹き抜けの回廊の展示。
写真のエレクトリックギターは、1999年 ゾエ・ポーウェルズのデザインによるシルクスカーフ《黎明》をモチーフに製作されたもので、日本のロックグループ、アルフィーが結成25周年を記念して、当時のエルメス社長ジャン=ルイ・デュマに贈ったものだとか。


ROOM No.8 馬ー最初のお客様

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馬具やブーツなど乗馬製品のエリア。
最後には、乗馬体験(もちろん機械です)を!

ROOM No.9 ケリーとバーキンのバリエーション

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ジャン=ポール・ゴルチエによるレザーコルセット

ROOM No.10 留め具、それともチャームポイント?

バックの留め金を素敵に演出。
プロジェクションマッピングをつかって見せるという、凝った展示です。

近日中に動画アップ予定!

ROOM No.11 ノマドの精神

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モーターバイクや自転車、スーツケース etc
旅の製品たち。

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ヴィーナスが持っているのはあのケリーバック


ROOM No.12 スターバッグ
日本の盆栽とエルメスの技術が融合
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盆栽にインスピレーションを得た展示。
ミニチュアの《ケリー》《バーキン》《コンスタンス》《ボリード》《ルリ》《ファーミング》《ツールボックス》《ファコ》の8つのバックから根が生えています。金銀細工職人の技を凝縮した見事な作品。
四方の壁に投影されるダイナミックな映像とコラボレーションして、大スペクタクルな空間になっています。

とにかく、歴史ある建物とエルメスという歴史あるブランドとが融合した見事な展示に大興奮しました。流石Hermès!センスの良さでは他のブランドの比ではないです。群を抜いています。実に勉強になりました。

一生に一度はエルメスのバックを持ってみたい・・・
こんなツイートを誰か叶えてくれないかなあ〜

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特別エキシビション
エルメス「レザー・フォエバー」
会場:東京国立博物館 表慶館
会期:2014年12月2日〜23日
会場構成:アレクサンドラ・ブラット

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昨日は、テノールの迫力ある歌声を楽しみました。

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小栗慎介さんの「まちなかコンサート 〜音楽は風にのって〜」
フライヤーのデザインをお手伝いさせていただき、
ぜひご本人の演奏を聴きしたくて、二子玉川ライズに足を運びました。

なんとか15時の回に間に合いました。
半屋外の広場に響き渡る声は、本当に素敵でした。

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バギーを押すお母さんが足を止めて...
買い物の途中でご年配のご婦人が腰かけて...
上の渡り廊下でも人が立ち止まって下を覗き込みながら
聴き入る様子が下からも見えて...
ステージ前だけでなく、本当に大勢の方が楽しんでいました。
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日本の童謡「故郷(ふるさと)」や「赤とんぼ」、
サイモン&ガーファンクルの名曲「明日に架ける橋」、
クリスマスソングなども交え、30分のステージはあっという間。
MCも上手で、小栗さんは実に魅力的な方。
Bigに化けそうな素質を秘めています。
藝大の声楽科を卒業されているので、オペラも聴いてみたいなあ〜!

リクエストには、フランクシナトラで有名な「My way」か
アンドレア・ボチェッリの「Time to say goodbye」の2曲のうち
どちらかを観客の拍手の大きさで選ぶという、楽しい提案が!

どちらも好きだけれど、やはり「Time to say goodbye」が聴きたい!
というわけで一生懸命拍手をしたところ、やはりそう思った皆さんが大勢で、
結果この曲をラストに聴くことができました。
「ポル・ティ・ヴォラーレ(西: Por ti volaré)」
スペイン語の歌詞でこの曲を聴いたのは初めてです。


そういえば、二子玉川に来たのはいつだったかなあ ・・・
大井町線に乗ったのは、たぶん多摩美の受験(「上野毛」だったので)の時以来だと思います。
素敵なコンサートの後、なかなかこちらに来ることがないので、
せっかくなので等々力駅で途中下車して「等々力渓谷」に寄ることにしました。
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都内唯一の渓谷ですよ!
こんな自然が区内に残っています。
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赤い橋桁がゴルフ橋

川沿いを歩いたのですが、歩道が結構狭く柵がないので、
雨で地面が濡れていることもあり、厚底靴がすべって
何度か川に落ちそうになって怖かったです。

小雨が降ったり止んだり..ちょっと楽しむには生憎のお天気。
今度はお天気の良い日に来たい所です。

小腹も空いて、最後は恵比寿の「キッチン・ボン」へ。
一度行きたいお店だった老舗洋食屋さんです。
(来年で60周年を迎えるそうです。)

ここのボルシチは最高!
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美空ひばりや長嶋茂雄が愛した、こちらのお店のボルシチはとても有名ですが、本当に絶品です。

50年以上継ぎ足し調理されている、特別な一品。
コクはあるのに、味はけっして濃くはありません。
使われているのは、サワークリームではなく生クリーム。
牛肉は5日間煮込まれてトロトロです。
細かいにんにくが底のほうに沈んでいて、
スープと一緒にシャリシャリしたにんにくをいただくと、
口の中で食をそそる香りが膨らんで、違った味わい。
レモンを潰すと酸味が増し、爽やかな味になります。

ちょっとご年輩の素敵な女将さんが、一人でホールを切り盛りしていらして、
このボルシチにあう黒パンを薦めてくださいました。
そのパンも自家製らしく、ボルシチにあうよう酸味を抑えたものになっているようです。

今日の歌声にちなんで・・・
「シャリアピン・ステーキ」も頼んじゃいました。
あまりに巨大なのでびっくり!
(どうみても2人前。お値段もちょっとBIGです。)
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来日したオペラ歌手シャリアピンのために帝国ホテルの料理長が作ったのが
はじまりという「シャリアピン・ステーキ」です。
本当に柔らかいお肉で、こちらも絶品でした。

機会があったら、ぜひ味わってみてください。
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キッチン・ボン
東京都渋谷区恵比寿西1-3-11 オクタゴンビル1F
電話:03-3461-8538
営業日:12:05~13:30/18:05~20:15
ランチ営業、日曜営業
定休日:水曜・第3木曜

金沢の旅 其の七

金沢ライトアップバスツアーも無事終了。
21時すぎ、正直もう足が疲れてパンパンです。
ということで、早めにホテルに帰って休む事にしました。


実はけっこう行き当たりばったりな性格です。
今回の旅の目的は、ほぼ初日にクリアできたので(美術館とライトアップバス、近江町市場とおでん体験の4つ)、あと考えることといえば土産物をどうしようか?ぐらい。

昨夜のライトアップバスツアーでひがし茶屋街に面白そうなお店(金箔、菓子、九谷の食器など)が沢山あったので、日曜日の昼間出かけることにしました。
中田屋のきんつばがお仕事関係の方へのお土産に一番でしょう。

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キムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子が両脇につづく趣のある古い街並み。
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この格子、1本1本をよくみると台形をしていて、外からは内部が見えにくく、部屋側からは外がよく見えるという実に手のこんだ作りになっています。

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五木寛之の「朱鷺の墓」の舞台となった「ひがし茶屋街」。
私は読んだことがないのですが、芸妓さんと外国人将校との恋物語。
テレビドラマにもなった有名な小説だそうです。
そんな歴史ある花街。
建物内部を見学できるお茶屋さんが2軒あります。
一つは国の指定重要文化財に指定されている「志摩」。もう1つは「お茶屋文化館」。
今回、志摩を見学させていただきました。
文政三年(1820)に建てられたお茶屋で、江戸時代からの姿をそのまま残しています。
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引き戸や照明、随所に贅沢なしつらえがしてあり、格の高いお茶屋さんであることが見受けられます。

金沢の旅 其の一

金沢に来ました。
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金沢駅を覆うガラスとアルミフレームの「もてなしドーム」。

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鼓をイメージした「鼓門」。

金沢はたぶん初めて!?
というのも、有名な「兼六園」に来たことがある...
という、なんともおぼろげな記憶があるような、ないような...
子供の頃のことで、それ以外まったく思い出せないのです。
そんなわけなので、今回きちんと金沢を記憶に残る旅にしたいと
思っているわけです。


夜行バスで来たので、朝7時すぎに金沢駅に到着。
駅前のスタバでモーニングコーヒーをいただき一息。
これから近江町市場に出かけて、まずは腹ごしらえです。

5月21日にライブを行う会場の下見のため、横浜市大倉山記念館を訪れました。

大倉山って、日吉の先かあ...ちょっと遠いな...
なんて心の中でツィートしていたのですが...
新聞社の仕事を終え、西早稲田駅から副都心線に乗ったところ、
なんとそのまま東横線に乗り入れになって、本当に便利でビックリ。
東京の電車は、日々進化を続けているのですね。

東急東横線の大倉山駅を降り、線路沿いの坂道を上った先の高台にあります。
夜桜の景色を楽しみながら...坂はけっこうな勾配で、心拍数は上がります。
雰囲気の落ち着いた住宅街の中の坂道を歩くこと数分、大倉山公園に着きました。

公園の奥に荘厳な建物が見えてきて、それが大倉山記念館です。
昭和7年、実業家の大倉邦彦氏により建てられたもので、設計は
日本銀行本店(中央区日本橋)も手がけた、かの有名な長野宇平治氏です。

よくドラマなどの撮影でも使われているとのことですが、外観もさることながら
石造りと木とが見事に調和した重厚な内装に圧倒されます。

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見事な意匠は見応えあります。

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約21メートルの吹き抜け天井の上部には薄褐色のステンドグラス、
東京美術学校教授・水谷銕也による鷲と獅子の彫刻があります。
照明がついていないので写真では分りづらいですが、
ぜひ訪れる機会がありましたら、この天井は必見ですよ。

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ここが講堂。なんともいえないクラシックな雰囲気で、
ステージ中央にYAMAHAのグランドピアノが設置。
両サイドのスタンドランプや柱時計...お芝居のセットようにも見える
ステージです。
天井もすごく高くて、音が響くような設計になっています。

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そもそもクラシックや室内楽向けのホールなので、
PAとかちょっと心配...と言っていたキーボードの小林さんと
プロデューサーの樋口さん。
なかなか電源数や電圧制限もあったりして...
サウンドづくりのスタッフはちょっと頭を悩ましていました。
プロマピ担当の私としては、ステージ壁がちょっと面白い
つくりなので、おおいにやりがいを感じた次第。
面白いチャレンジになりそうです。

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おおばせいこ5月21日の「千夜一夜」ライブについて
↓詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.seikoohba.com/

昨年9月にオープンした"mAAch"。神田とお茶の水の間にかつてあった「万世橋駅」(鉄道博物館として 2006年まで利用)が、ふたたび人々の目にふれる形となったことで、大変話題になった場所です。

機会があれば一度行ってみたいと思っていた矢先、「ぼたん」の帰り道、秋葉原に向かう道中立ち寄ることができました。

これが、なかなか興味深い施設。

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「1935階段」と名付けられた1935年に設置された階段。

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「1935階段」は1階から2階にむかってホームに続く階段です。

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旧万世橋駅の開業時に作られたホーム部分がデッキとしてリニューアル。
ガラス越しに両脇を中央線が行き交います。
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プラットホームの先には洒落たカフェも併設。
左右両側に中央線が行き交う特別な空間でお茶を楽しみました。
鉄オタにはたまらないと思いますよ。
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もう1つの歴史的階段「1912階段」
1912年の駅開業時の階段がそのまま使用できます。駅を休止して以来の初公開だそうです。

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洒落たショップがセンス良く展開されています。
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