音楽・アートとか

ジャム・セッション「鴻池朋子 ちゅうがえり」

お待たせいたしました!やっとこのブログも再開です。最後の投稿から今日までの間に、すっかり世の中が一変してしまいました。6月に入り経済活動が少しずつ再開され、再び感染者は増加傾向にあり油断はできませんが、徐々に展覧会やイベントが再開され始めたことは実に喜ばしい限り。乾いた心を潤すべく、早速今年の1月にリニュアール開館したARTIZON MESEUMに出かけてまいりました。

2020年1月に京橋1丁目にリニューアルオープンしたARTIZON MUSEUM。
その前身はブリヂストン美術館で、石橋財団の所蔵する美術品を展示する美術館として長く人々に愛されてきました。
IMG_3034.jpg商業複合施設「ミュージアムタワー京橋」の1〜6階部分にアーティゾン美術館が入っています。
 

今回、鴻池朋子さんの展覧会が開催されるという情報は早くから得ており、はやる気持ちを抑えつつ、ネットにて先行予約。 現在、インターネット上で日時を指定しあらかじめ決済を済ませておく仕組みとなっております。

鴻池朋子 ちゅうがえり

“革トンビ”
革トンビ(瀬戸内国際芸術祭2019参加作品)
牛革、アクリル、クレヨン

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竜巻(2020)
リトグラフ、紙

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見ゆ 〜地球断面図(2012)

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見ゆ 〜初雪(2012)

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「毛皮(オオカミ、シカ、くま 他)、毛皮コート、ぬいぐるみ、クッション、モケモケ、カヌー用ジャケット、手袋 等」

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狼頭巾(2015)

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「洗面器、顔、タンポポ」

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手前:カミーユ・コロー「オンフルールのトゥータン農場」(1845)
石橋財団アーティゾン美術館所蔵

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凧、「Wild Things-Hachilympic 東京2020公式アートポスター原画」、絵本『みみお』原画、木、子どもの顔(大)

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襖絵を取り囲むように足場が組まれ、スロープをのぼると高所から鑑賞できるような工夫が施された大型のインスタレーション。

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襖絵(2020) インスタレーション

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山ジオラマ(大)、湖ジオラマ、振り子 インスタレーション

鹿の角が振り子のように、ジオラマの山の上を空中遊泳しています。


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ドリームハンティンググランド カービング壁画
シナベニヤ、水彩

“影絵灯籠”

影絵灯籠

影絵灯籠
影絵灯籠(2020) インスタレーション
壁に映し出される幻想的な映像世界にしばし空想にふける。耳をすますとミツバチやウグイス、雨、ヘリコプターなどのサウンドが聞こえてきます。これは今年の4/15-5/25の間に作家により東京で録音された音楽なのです。

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ギュスターヴ・クールベ「雪の中を駆ける鹿」(1856-57)
石橋財団アーティゾン美術館所蔵

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刺しては縫うものがたり「物語るテーブルランナー」プロジェクト
(各地の物語を刺繍作品に)

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作家が各地を旅しながらそこで出会った人々や自然から下絵を起こし、ものがたりの当人に刺繍でランチョンマット大の作品にしてもらったもので、230点ほどにのぼります。この作品とともに飾られたのは、シスレーの「森へ行く女たち」です。

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アルフレッド・シスレー「森へ行く女たち」(1866)
石橋財団のコレクションより

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古木フレーム 鹿山菜

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毛糸ツキノワタペストリー(2018-2020)

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正面奥:風が語った昔話(2015)

ジャム・セッションは、石橋財団のコレクションと現代アーティストとの共演による展覧会で、今後年1回のペースで開催される予定なのだとか。
第1回目となる今回のジャム・セッションは、新しい美術館のコンセプトである「創造の体感」を見事に形にした見応えある内容となっています。

さて、鴻池さんの作品ですが、彼女がこれまで何度となく発表している襖絵の最新作(2020)が展示用の足場が組まれ高所から見下ろして鑑賞できるのが面白いです。
また、狼などの毛皮を使ったインスタレーションも興味深いです。
物語シリーズはゆっくり時間をかけてみたい作品。

実は行って知ったのですが、4階は石橋財団収蔵コレクションによる「パウル・クレー」「女性アーティストによる印象派展」、5階は「Cosmo-Eggs」第58回ベネチアビエンナーレ日本館の展示を再現、6階「ジャムセッション:鴻池朋子 ちゅうがえり」とそれぞれのフロアで全く異なる企画展が開催され、それら全てが1100円の入場料で鑑賞できるようになっています。そうとは知らず、もう少し時間に余裕を持って行けばよかったと後から少し後悔です。

Cosmo-Eggs 5階の展示の様子。
国際的な芸術祭として名高い「ヴェネチア・ビエンナーレ」。
町中がアートに包まれるとても楽しいイベントなのですが、メイン会場の公園には主だった国のパビリオンがあり、自国のアーティストがそこで世界に向けて作品を発表します。日本館もあるのですが、この建物の建設に石橋財団が大きく貢献していたことは、この「Cosmo-Eggs宇宙の卵」の展示を通じて知りました。
日本館をまるごと再現した展示「Cosmo-Eggs|宇宙の卵」は、それだけでも足を運ぶ価値ありです。

印象派の女性画家たち
4階の展示の一部。「印象派の女性画家たち」と題して、メアリー・カサット、ベルト・モリゾ、エヴァ・ゴンザレス、マリー・ブラックモンの4人の女性画家の作品が展示。色彩の美しさや生き生きとした筆のタッチなど、素晴らしい作品です。

先々週訪れた横浜で開催中の「バンクシー展」とは打って変わり、こちらは蜜とは無縁のゆったりとした空間で、存分に作品に没頭できる点でもおすすめです。

「ジャム・セッション 石橋財団コレクション× 鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり」
「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 Cosmo-Eggs| 宇宙の卵」
「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 新収蔵作品特別展示:パウル・クレー」
「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示:印象派の女性画家たち」
会期:2020年6月23日[火] - 10月25日[日]
一般ウェブ予約チケット:1,100円
アーティゾン美術館 公式サイト