XAVIER VEILHAN 「FREE FALL」

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最近は世界的なブランドショップのビル上層階が音楽ホールになっていたり、
ギャラリーになっていたり...
東京ライフがますます楽しい今日この頃。

最近はまっているのが、
銀座CHANELの4階CHANEL NEXUS HALL

このホールでは、定期的に若い音楽家のサロンコンサート「ピグマリオン・デイズ・クラシックコンサート」が開催されています。(ちなみに、抽選で当たると招待されます。)

これは、シャネルの創始者ココが当時無名だったアーティスト(ピカソやコクトー、ストラヴィンスキーなど)の擁護者(ピグマリオン)だったことから、そのスピリッツを受けつぎ2005年からスタートしたプログラムです。

数回このコンサートのピアノ演奏会を聞かせていただきました。
音響面ではやはり大きなコンサートホールに比べて若干物足りなさは感じるものの、
ステージと客席がとてもクローズな関係で、アットホームなサロンコンサートで
それはとても魅力があります。
ピアノは小ぶりながらSteinway & sons。インテリアも素敵です。

それから、銀座にあるエルメス(Maison Hermes)の8階のギャラリーも
魅力的な空間です。
(プライベートシアターもあるのですが、こちらは未体験)
曽根裕「雪」 展を見に初めて訪れましたが、今までの画廊やギャラリーの雰囲気とは
全く違った洗練された都会的空間。あのガラスブロックの壁面の吹き抜けにいる
気分はかなりセレブリティ。
さすが、エルメスと感心したのは、DMのデザインです。
展覧会のタイトル「SNOW」がエンボス加工されたもので、有料のポストカード並みの
贅沢仕様に驚きました。
そうそう、エルメスのShow Windowは有名なデザイナーやアーティストが手がける
ことでも有名です。7月3日まで原研哉さんのディスプレイが楽しめます。
ぜひ通りがかりに足を止めてみて。

ところで、今日の本題。
日曜日に表参道のルイ・ヴィトンの7階に今年1月15日にオープンした
エスパス ルイ・ヴィトン東京に出かけてきました。
グザヴィエ・ヴェイヤン「FREE FALL」という展覧会が7月24日まで開催されています。

veilhan-FreeFall.jpg

そこは3方がガラス張りの天空の空間。
天井が9mぐらいありそうな広々としたところに、ヴェイヤン氏の作品が3点
展示されています。
グザヴィエ・ヴェイヤンはヴェルサイユ宮殿でジェフ・クーンズの後展覧会を
行ったという話題の人。
この「エスパス ルイ・ヴィトン」の空間からインスピレーションを受けて制作された
という本作品。オープニングに相応しい、なんとも贅沢なコミッションワークですね。
この場所でしか体験できない貴重な作品ですよ。
東京という都市の魅力を実感すること間違いないと思います。


森美術館で開催中の「フレンチ・ウィンドウ展」にもヴェイヤンの作品が出展されて
いますので、関連づけてご覧になると面白いでしょう。六本木ヒルズ66プラザの
「四輪馬車」は、2009年のヴェルサイユでも展示された作品とのこと。
必見ですね。

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このページは、Nancyが2011年6月13日 00:00に書いたブログ記事です。

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