2011年8月アーカイブ

Giardiniにあるオーストリア館のアーティストMarkus Schinwald（マーカス・シンウォルド）は
作品に派手さはないですが、緻密で印象深い作家です。

http://www.labiennale.at/2011/

まず展示空間が非常に計算されている感があります。
白い壁で区画化された空間。
狭い通路を進んでいくと、まるで迷路の中をさまよっているかのようです。

そのどんづまりに絵画が1点かけられていたりします。


拘束具を付けられた肖像画。



時たまふと見上げると、家具の脚のようなものが...












Commissioner: Eva Schlegel.
Venue: Pavilion at Giardini

８月も終わろうとしているこの時期
ベニスがこんなに暑いとは思いませんでした。

とは言っても、日本のような湿気がないせいか、
汗だく...といったことがなく、さらっとしています。
とにかく日差しが猛烈に強いので、肌はすっかりローストされました。
今日は主にGiardiniのナショナルパビリオンを中心に見てまわりました。

今日まわったなかで印象的だったのは、
ウクライナ出身の女性アーティスト OKSANA MAS（オクサナ・マス）の作品。

http://www.oksanamas.com/





「POST-vs-PROTO-RENAISSANCE」
と題されたインスタレーションは、
一つ一つ絵柄の違う卵をモザイクのように並べて仕上げられた作品です。


3,640,000個もの木の卵で表現された巨大な絵画。

フェニーチェ劇場の真向かいにあるSan Fantin教会内に展示してある作品は、
5枚のパネルから構成され、堂内の空間に見事に調和しています。


フーベルト・ファン・エイク（Hubert van Eyck）とヤン・ファン・エイク（Jan van Eyck）の兄弟によって描かれた「ゲントの祭壇画（Ghent Altarpiece）」から着想を得ています。





屋外（SAN STAE広場）に展示してあるもう一つの作品。水上バスからもよく観賞できます。








Commissioner: Viktor Sydorenko.
Curators: Achille Bonito Oliva, Oleksiy Rogotchenko.
Deputy Curators: Ute Kilter, Diana Fedorova-Pecherskaya.
Venues: Chiesa di San Fantin and Campo San Stae

待ちに待った夏休み。
今年は北イタリアのベネチアで４日間過ごします。

26日金曜の夜。22時発エミレーツ航空EK319便　成田発ドバイ行。 ドバイで乗り換えてベネチアのマルコ・ポーロ空港までのフライトです。
機体はボーイング777-200LR。
ビジネスクラスは食事のサービス、アメニティ、
フラットシートとエコノミーとは格段に違い、すべてにおいて大満足です。
Gossip Girl Season3のDVD Boxの視聴は嬉しかった！



1000人に一人ポルシェやベンツが当たるという有名なくじ。
5000人に一人当たるというミレニアムミリオネラーや、金塊が当たるゴールドラッシュなど、
いろいろな種類ものが売られています。それにしても確率がすごいです。
仮に当たると、当選者のもとまでちゃんと運んでくれるという話です。


ベネチア行EK135便への乗り継ぎ時間が６時間くらいあったので、
２４時間オープンの免税店をのぞいたり仮眠したりぶらぶら過ごしているうちに、
気づくとFINAL CALLがかかっていてびっくり。
まだ時間に余裕があるはずなのに...？
134番ゲートを探すと、とんでもない端にあることがわかり、
思わず走ってゲートまで行くはめに。
行ってみると、そこから飛行機までシャトルバスで移動。なんと15分以上かかるのです...
Bigです。ビックリです。
あらためて世界は広いです。

無事マルコ・ポーロ空港に到着。
現地時間でおおよそ１４時３０分。

フライト時間は東京からベネチアまであわせて約１７時間。
ドバイでの乗り継ぎ時間も入れればまさに丸１日がかりです。
とりあえず今日はローマ広場周辺を散策し、明日から本格的に行動開始です。






これで夜の19時半頃。