2012年3月アーカイブ

韓国の女性アーティスト、LEE BULの展覧会が
六本木の森美術館で開催されている。

タイトル:
FROM ME,
BELONGS TO YOU ONLY
私からあなたへ、私たちだけに



展示は4つのセクションから構成。

セクション1:「つかの間の存在」では、
イ・ブルの初期の作品群が展示されています。
植物の根のようなものが無数に生えた不思議な形態の着ぐるみを展示。
実際にブル自身が着用して街に出ているビデオを上映。

流線型をした車のようなカラオケボックス他。

ニューヨーク近代美術館で展示されたという
生の魚にビーズや花などで装飾を施し、次第に魚が腐敗し崩壊していくという作品を
記録したビデオが上映。
実際にNYで展示した時は、その悪臭のひどさゆえに、開始後数日で撤去された、
といういわくつきの作品。


セクション2:「人間を越えて」では、
超人間を夢見る人間の欲望をテーマにした作品が並ぶ。
動植物を思わせるさまざまなパーツを立体的にコラージュした「アマリリス」。
高い天井からぶら下がる、超人的な身体のようなオブジェは「サイボーグ」シリーズ。
ロボット・スーツに身を包んだ戦闘美少女アニメを連想させ る。

このセクションには、イ・ブルのアトリエを再現したスペースもある。
膨大なスケッチ、エスキースが展示されている。最新作「秘密を共有するもの」の犬の
模型は30点を超える。

「インフィニティ」シリーズでは、あわせ鏡を用いて無限に増殖するイメージを表現している。

セクション3:「ユートピアと幻想風景」
理想の都市や社会を実現しようとした人々や、その作品、思想をさまざまな形で
表現。作品には20世紀初頭のドイツの建築家、ブルーノ・タウトの「アルプス建築」や、
同時代のロシアで活躍したウラジミール・タトリンの
「第三インターナショナル記念塔」などが引用されている。
また、このセクションには1979年に暗殺されるまで韓国で軍事独裁政権を敷いた
朴正煕(パク・チョンヒ)や、戦前に韓国王朝最後の皇子として生まれたが、体制 の
変化から一般人として生き、2005年に東京の赤坂プリンスホテルで死去した
李玖(イ・グ)らをモチーフにした作品もある。

 「天と地」と題された作品は、朝鮮半島の聖地「白頭山」をモチーフにしている。
タイルでつくられた浴槽の中は黒い液体で満たされている。浴槽のふちは白い
山脈のようなもので縁取られている。
白頭山は現在、北朝鮮領内にあるため韓国人は自由に訪れることができない。
理想を追った人々の歴史とともに、それが実現しなかった現実について考えさせられる。

ピンクの半透明の氷山か岩塩のような塊の中に、韓国の軍事独裁政権を築いた朴正煕を閉じこめた作品「雪解け(高木正雄)」2007年。

セクション4:「私からあなたへ、私たちだけに」
イ・ブルがこの展覧会のために作った新作「秘密を共有するもの」がある。
鏡やビーズがきらきらと光を反射するオブジェは、座った犬が下を向いて
嘔吐しているというもの。六本木の夜景を前に、神々しい光を放っている。

小谷元彦展以来の、迫力あるインスタレーション作品の数々に
やはり来てよかったと思った展覧会であった。

公式サイト http://www.mori.art.museum/contents/leebul/

こちらでも詳しく紹介されています。
Internet Museum
http://www.museum.or.jp/modules/topics/index.php?action=view&id=122

六本木アートナイト2012

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今日と明日、六本木アートナイト2012が開催されます。
昨年は震災の影響で中止となりましたが、今年は無事開幕。

六本木ヒルズアリーナには、巨大な「ヤヨイちゃん」と「リンリン」が登場。
6時すぎに到着。会場はすでにすごい人で盛り上がっています。
この時、草間彌生の詩の朗読が行われていました。

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チームラボ×高橋英明による「浮遊する楽器」
毛利庭園の池の上で浮遊する球体。
観客がボールに触れると色が変化し、音が発生します。

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「響アートラウンジ」(会場:六本木ヒルズ 大屋根プラザ)
フラワーアーティストMASSAプロデュースのバー。
アレンジメントの花とスモークと照明が調和し、大人の空間演出です。

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ホアン・スー・チエ(HUANG Shih Chieh)の「オーガニック・コンセプト」
一昨年の釜山ビエンナーレでもおなじみの作品。

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ヤヨイちゃんの後ろ姿。


六本木けやき坂通りでは池田光宏の映像作品「by the Window」が流れていました。


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「未来へ号」がこんなところに停まっていました。

今日は「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」を見て、
その後六本木アートナイトを楽しむつもりでやってきました。
「イ・ブル展」は良かった。
↑については後日あらためてブログに書きたいと思います。
それにしても「One Piece」の人気はすごかったなあ...。

六本木アートナイト2012。
東京ミッドタウンや、国立新美術館にもいろいろあって、
本当なら六本木で夜明かししたいところ。
でも体調もいまいちだし、明日はちょっと遠出なので、9時すぎには退散。
2日間だけなんて寂しいよお。

すっぽん料理 大市(だいち)

今回の京都訪問のメインは、
大市のすっぽん料理です。

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元禄年間創業のすっぽん料理専門店「大市」。
当時のままの店舗だそうです。

志賀直哉の「暗夜行路」、川端康成の「古都」、瀬戸内晴美の「京まんだら」など
数かずの小説や随筆に登場する「大市」。
300年以上もの歴史を持つ老舗の風格は違います。

ご案内されたのは小さな個室。
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石灯籠が窓から見え隠れする、風情のある個室。

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席につくと、かなり低めのテーブルにふきんがかけてあり、
器がセッティングされています。
このガーゼのふきんはお土産にお持ち帰りできます。

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先付 「すっぽんのしぐれ煮」

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すっぽん鍋(○鍋)からよそったお料理
部位によってまったく異なった食感とお味。
身もコラーゲンたっぷりのゼラチン質のところも美味しいけれど、
スープがこれまたいいお味です。

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すっぽんのスープでいただく雑炊が運ばれてきたところ。
信楽焼きの分厚い土鍋が、テーブルの上でまだぐつぐつ沸騰しています。

お餅と卵でとじた雑炊は美味しくて、身体にも美容にもよさそう。
ここでいただいた千枚漬けは私好み。甘さと酸味のバランスが好きですね。


それにしても、このすっぽん料理で300年以上もかわらず営業を続けている
というのは、なんとも素晴らしい話しです。
建造物や芸術作品、人間には国宝といった指定がありますが、
食文化にもそういったのがあってもいいのではないでしょうか。
「大市」はそれに匹敵するものだと思います。

改めて日本人に生まれてよかった...と思えたひとときでした。

すっぽん料理 大市
京都市上京区下町者町通千本西入六番町
http://www.suppon-daiichi.com/

HOTEL ANTEROOM KYOTO

| コメント(1)
京都駅南側、9.5条に築23年の学生寮をリノベーションしてできたのが、
ホテル&アパートメント『HOTEL ANTEROOM KYOTO』。
昨年4月28日にオープンしたばかりです。

ホテルのデザインやディレクションに携わったメンバーが、
インストゥルメンタルバンドtoeのギタリストでデザイナーの山嵜廣和
原田祐馬(UMA design farm)、松倉早星 、染谷卓郎(Takuro Someya Contemporary Art)、アーティストの名和晃平を中心としたクリエイティブチーム・SANDWICHら、さまざまな分野で活躍するクリエイターと聞けば、
是非行ってみたくなります。

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さすが、客室もデザイン性の高い、おしゃれなインテリアです。
アメニティも白と黒でシックにまとめてあります。

至る所にアートがぽっと飾ってあるのが嬉しく、また安らぎます。

加湿器、ズボンプレッサーなどの貸し出しもあって、宿泊施設としての
サービスも上々。
朝食はバイキング形式で、こちらもおすすめです。

HOTEL ANTEROOM KYOTO
住所:京都府京都市南区東九条明田町7番
TEL:075-681-5656

Motomasa Suzuki and Takahiro Kamimura Exhibition

京都は現代アートにとってもホットな町。

お宿はもちろんHOTEL ANTEROOM KYOTOにしました。

このホテルには、"GALLERY 9.5"というギャラリーがあります。

鈴木基真/上村卓大
'Motomasa Suzuki and Takahiro Kamimura Exhibition'
が開催されています。
若いアーティスト2人によるインスタレーション。面白いです。

こちらのホテルの客室内のアートセレクションを手掛けている
TSCA/Takuro Someya Contemporary Artによる企画展です。

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鈴木基真氏の作品
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上村卓大氏の作品

■鈴木基真/上村卓大
'Motomasa Suzuki and Takahiro Kamimura Exhibition'

会期:2012年2月17日(金)〜 3月30日(金)
会場:ホテル アンテルーム 京都 Gallery 9.5
〒601-8044 京都府京都市南区東九条明田町7番
開廊時間:12:00 - 19:00
入場:無料
主催:TSCA

大山崎山荘美術館

先週末、京都に出かけました。
最後に京都に来たのが大学生の時だったので、
実に20数年ぶりです。

今回すっぽん料理で有名な大市さんにご招待いただいたので、
ついでといっては何ですが、ゆったり京都観光をすることにいたしました。

まえまえから、京都に行く機会があれば一度行ってみたいと
思っていたのが、大山崎山荘美術館。

私の好きな作家、山口晃さんが2008年の暮に
この美術館で展覧会をされていて、
『山口晃 さて、大山崎』という図録を出版されました。

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後年、その展覧会のことを知ったわけですが、私のなかでは
山口氏の作品とこの歴史ある地と山荘のイメージが相互にリンクし、
並々ならぬ興味を抱いておりました。
なかなかきっかけがありませんでしたが、今回初めて訪れることが
できました。

場所はJR京都線「山崎駅」から徒歩で10分程度。
(阪急京都線の「大山崎駅」からだと13分くらいでしょうか。)
無料のシャトルバスも運行されているので、坂の苦手な方でも安心です。
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山崎の合戦で有名な天王山の麓にこの大山崎山荘はあります。

夏目漱石をはじめ数々の文人や芸術家、財界人が訪れたようです。
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シャトルバスを降り、敷地内を歩いて美術館に向かう途中。
わざわざ切り崩さずトンネルにしているところに、余裕を感じます。
とんねるを抜けると、左手に大きな三重の塔が見えてきます。
はじめ敷地内にあるのかと思ったぐらい間近に見えるのですが、
すぐ裏の宝積寺のだそうです。それにしても、すばらしいロケーションです。

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大山崎山荘美術館 入口
チューダー様式の建物です。
関西の実業家だった加賀正太郎氏(1888〜1954)によって、
大正初期から昭和初期にかけて建てられました。

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内外装共に設計者加賀正太郎のこだわりが感じられる、実に贅沢な山荘です。
建物内は一切撮影禁止なので、写真で紹介できず残念。

この本館には、実に立派なディスクオルゴールがあり、1日に何回か演奏されます。
この音色がとても良くて、重厚な空間によく響きわたり、私たち以外にも
若い男の子が2人、オルゴールの前で聞きいっていました。

また、企画展示以外にも、アサヒビール初代社長の山本為三郎氏の
陶器コレクションも展示されていて、河井寛次郎、濱田庄治、バーナード・リーチ
といった東西の工芸家の作品が見られます。

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中央より右に見える、コンクリートの建造物が安藤忠雄氏設計の新館。
本館から(写真の)通路をつたって、「地中の宝石箱」と命名された
円柱形のギャラリーへと続きます。
モネの睡蓮が常設展示されています。

直島の地中美術館といい、安藤忠雄氏の建築とモネの睡蓮は
切っても切れない関係なのでしょうか?ねえ。

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一面の椿。こんな光景もみられました。
この傾斜地の後ろに宝積寺の三重の塔が間近に見えます。

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山荘の2階のテラスはティーラウンジになっています。
天気の良い日には、宇治川、木津川、桂川が合流し、淀川となる絶景が
見渡せます。
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テラスから見た眺望。
あいにくの天候でもやがかかっており、なんとなくしか見えませんでしたが、
それもまた一興です。
歌人、九条武子がこの場所(テラス)で詠んだ一首を紹介します。
「三つの川 ひとつ目にみつつ はつ夏の
  高殿にたてば 風ゆたかなり」

このテラスでお茶をいただきながら、ゆったりと思いを馳せてみるのも
すてきで贅沢な時間ですよね。
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現在開催中の企画展「蘭にみた、夢 蘭花譜の誕生」

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「蘭にみた、夢 蘭花譜の誕生」は、
空間と作品とがまさに一体となった素晴らしい見応えのある内容です。

加賀正太郎氏は多彩な趣味人であったようですが、
なかでも心血を注いだのが蘭栽培。
ロンドン滞在時に訪れたキューガーデンで感銘を受けて、
帰国後この地で蘭栽培の研究に没頭したそうです。
品種改良にも熱心で、最盛期には1万鉢もあったそうです。
そんな正太郎氏が、昭和21年に自費出版した蘭の図録「蘭花譜」。
まだカラー写真が無い時代。しかも戦中戦後の物資の不足する
時期に、木版多色摺りの図録という大変な作品を世に出しました。

学術図録というにはあまりにも芸術的な作品です。

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大山崎山荘美術館
http://www.asahibeer-oyamazaki.com

おまけ:
今、銀座のメゾンエルメスで山口晃さんの展覧会が開催されています。
昔懐かしいようでパロってる電柱シリーズ「忘れじの電柱/2012」や
確かに部屋は傾いているのに...不思議な感覚の
「正しい、しかし間違えている/2012」、
現代の洛中洛外図「Tokio山水/2012」などが見られます。
なかでもTokio山水は必見!
入り口の波板を使ったディスプレイも作品です。

山口晃「望郷―TOKIORE(I)MIX」
会期:2012年2月11日(土・祝)〜5月13日(日)
   月~土曜 11:00~20:00 (最終入場 19:30)
   日曜 11:00~19:00(最終入場 18:30)
   会期中無休 入場無料
会場:メゾンエルメス8階フォーラム
   (中央区銀座5-4-1 TEL:03-3569-3300)
主催:エルメス財団

「一会」の鮟鱇づくし

日本の食文化のすばらしさを実感することは色々あるけれど、
今日のあんこうづくしには、舌を巻いてしまいました。

C'est bon! C'est magnifique!!

日比谷の日本料理「一会(いちえ)」。
こちらのお店は、11月〜3月迄あんこうをメインにお料理を
提供していらっしゃいます。

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「東京でなかなか美味しいあんこうの店がない...」
との会社の先輩のKさんのつぶやきから
美味しいあんこう鍋の店探しがはじまりました。
ネットや雑誌でいろいろ調べ見つけたのが、こちらのお店。

いただいたのは、あんこうBコース
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まず最初に「珍味あんこうの唐揚げ」。
左は骨付き肉。右は白身。
骨付き肉はものすごくぷりぷりした歯ごたえで、ジューシーで美味しいです。
しかも骨のなんとも立派なこと。お店の方も、お皿を下げる時、
「こんなに大きいのは珍しいです」
とおっしゃっていました。
当たり?ってことかしら。

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季節の先附け「柳がれいの一夜干し」。
お給仕をしてくださった女性の方が
「アチチッ!」と言いながらアツアツの身から
頭と中骨を器用に取り除いてくださいました。
醬油はいっさい使わず、わさびとレモンでいただきます。
口の中でわさびの香り広がり、最高の酒のつまみ。

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「あんこうの友酢」
右の白いお皿「あんこうの七つ道具」と教えていただきました。
白いお皿には、さまざまな部位の7種類が盛りつけてあります。
手前右から時計まわりに(あん肝、皮、白身、えら、皮とか寄席たもの、
胃袋、卵巣)。これだけ、あらゆる部分を無駄なく堪能してもらえて、
あんこうも本望?

手間左が「あんこうの友酢」。
左上の「うご(海藻)」とあんこうを一緒に友酢をたっぷりつけていただいて
ください、とお店の方がおっしゃっていました。
友酢が足りなくなってしまった頃、タイミングよく「足りてますか?」と
障子越しに声をかけてくださいます。

このお店で感心したのは、女将さんやお給仕さんの絶妙な接客術。
とくに女将さんの気持ちよくさばけた人柄と、隠れたきめ細やかさに
とても居心地の良さを感じます。

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「あんこうのフランス風」 
アンキモ、頬肉、クリームソースとフランスパン。
上に乗っているのは、焼いた青ねぎ。

こんな洒落た一品が、Bコースにはあります。
和のフォアグラといったところでしょうか。

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あんこう鍋 正油仕立て
今回、予約を入れる際
「正油仕立」か「肝仕立て(どぶ汁)」にするか、随分迷ったのですが、
協議の結果「正油」に。どぶ汁は前日までに予約とあるところを見ると
数量限定とか仕込みに時間がかかるものなのでしょうか?

鍋はあんこうの様々な部位と白菜、ネギ、椎茸、お豆腐などが入っています。
お出汁がしっかり出ているけれど、さっぱりしていて美味しいです。

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鍋やお新香にささっとかけていただく「香りとうがらし」。
筑波山のふくれ蜜柑の皮を天日で干したものが入っているのだとか。
ふんわり柑橘のいい香りがします。

この鍋に来るまでに、すっかりお腹は8分目を通り越していて、
これからどぶ汁じゃかなりきつかったなあ...と。
今回は正油で正解と思いました。
それでも最後のおじやは食べきれなくて...
もったいない...って顔をしていると、これまた気のきく女将さん、
「お持ち帰りになりますか?もったいないですものねえ」と
持ち帰れるように容器に入れてくださいました。

心と身体が満たされるとは、「一会」さんのようなお店に
出会った時です。
一品一品に料理人の工夫を感じました。

来年は是非、どぶ汁にチャレンジしたいですね。

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日本料理 「一会」
住所:千代田区有楽町1−5−2 東宝ツインタワー9階
電話: 03−3504−1902
定休日: 日曜/祝日
http://r.gnavi.co.jp/g119200
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「一会」さんは水戸山口楼の東京店としてオープンしてかれこれ
30年余りなのだそうです。
あんこうといえば大洗。
お尋ねしたところ、今日のあんこうは北海道のものだそうです。
やはり震災以降気にするお客様が多いそうで、
茨城近海は避けていらっしゃるとのこと。
「なかには、応援したいとおっしゃるお客様もいらっしゃって...」
反応は様々なのだとか。
私個人の意見としては、きちんと数値を調べ許容範囲以下であれば
過剰に反応すべきではないと思うのですが...。

来年あたり、あんこうは気をつけたほうがいいのでは?という
声もじつはあるようです。
(深海魚なので蓄積しやすいということでしょうか?)

原発の影響が出ない事を心から祈っています。
なにより、政府にもっとしっかり対応をしてもらいたいですね。
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