2015年6月アーカイブ

JAPANESE ICE OUCA @恵比寿

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恵比寿駅の周辺をぶらぶらしていて見つけたアイスクリーム屋さん。
とても人気のお店のようで、次々にお客様が来店します。

なかでも、くまちゃんの顔のかき氷が評判のようです。
小さな男の子がこの「くまちゃんかき氷」を前にすごくはしゃいでいて、なんとも微笑ましい...

私は、今日は気候から言ってあまり「かき氷」という気分ではなかったので、アイスクリームにしました。こちらのアイスは、お店で毎日作っているようです。
「かりんとう」と「すいか」「キャラメル麹」3種類を選びました。小盛りで400円。
この中で一番「すいか」が好みの味でした〜。

アイスと一緒に、お口直しの塩昆布がおまけについてまいります。

ちょっとお洒落な店内で、イートインもできます。
東京では、恵比寿にあるこちらの1店舗だけのようです。

もっと暑くなったら、可愛いくまちゃんかき氷にも挑戦してみたいですね。

JAPANESE ICE OUCA  ジャパニーズアイス 櫻花
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-6-6 土田ビル1F
恵比寿駅東口を出て徒歩3分くらいのところにあります。

最近、恵比寿から広尾の日赤医療センターまでの道をよく歩きます。
この日も、恵比寿駅からぶらぶら歩いていると、なんかアートの香りがしてきて、足を止めました。
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Cafeと併設された小さなギャラリー発見。

ちょっと覗いてみることにしました。
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紙が光っている!?
実は、2枚の紙から成っています。
LEDのような電球?が模様の形に仕込まれた紙があり、その上に絵柄をプリントした(写真のような)紙で覆われており、2層構造になっているのですが...

紙に描かれた照明器具は、シャンデリアやペンダントライト、デスクランプなどさまざまあり、キュートでとてもお洒落。
紙から伸びているコードの先のスイッチでオン、オフできます。
実用面でもインテリアになりそうな、そんな作品たち。

解説にはこうあります。

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紙はもっと自由になれるんじゃないか。

紙にいくつかのアイデアや技術を加えて、
今までになかった紙の新しい可能性を見つけていきたい。
そんなデザイン活動を行っています。

その最初の作品が電気を通すインクを使った紙の照明、slice of lightです。
Agicと竹尾と一緒につくったこのライトは
夏に始まった展示での試みから始まり、
少しずつ少しずつ進化させながら
一つのカタチにたどり着きました。

まだまだ進化させる余地のある一つの過程でしかないですが、
その試みの現段階をプレゼンしてみようと思います。
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マテリアルとしての紙がテクノロジーをまとう事でメディアとしての紙の可能性を広げられるか。
杉本雅明氏、開発の電導インク・プロダクツ、agic(http://agic.cc/)を使い「光るポスター」の提案。
ミラノサローネ2015出品作品、日本展示。(松下計)
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以上は、展覧会紹介HPより転載させていただきました。

先入観なしに作品を観た時は、ポスターという視点はまったくなく、作品として純粋に面白いと思ったのですが、ポスターへの応用技術として考えると、ますます面白いと思えてきます。

そして、解説の中の「電気を通すインク」の言葉にビビッと反応してしまった私。

さっそく家に戻ってきて、このAgicのホームページにアクセスしてみたところ、"電導インクのペン"なるものが商品化されていて、これがとにかく凄い!

drawingと光や電気のコラボが自由にできるという、なんとも想像力をふくらませてくれる商品なのです!

Youtubeで、バースデーカードに応用したものが紹介されていましたが、アイデア次第でたくさん面白いものが作れそうです。
ピタゴラスイッチみたいで、子供の夏休みの自由研究なんかにも、とってもいいのではないかしら。

アイデアの引き出しがまた一つ増えて、ちょっと嬉しい気分。
来年のポスターコンペとかにこの技術使えないかなあ〜
空想がふくらんでくるのでした。

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slice of light EXHIBITION
光る紙の照明poster

紙のプロジェクト 博報堂デザインチーム
岡室健  /  小澤菜穂  /  露木卓也

開催期間:2015年6月26日(金)~7月1日(水)11:00~18:00
会場:Earth & Salt (東京都渋谷区広尾2-2-18 恵比寿駅から徒歩10分)
定休日:水曜日

profile -----------
岡室健[Ken Okamuro]: 1978年東京生まれ、2006年東京藝術大学大学院デザイン科修了後、 
博報堂入社。TDC準グランプリ、ADC賞、JAGDA新人賞受賞。
紙の可能性を探るプロジェクトを立ち上げる。日本国内で展示。ミラノサローネ出品。

NO
MUSEUM,
NO
LIFE?
これからの美術館辞典
国立美術館コレクションによる展覧会
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チラシを見て、なんだこりゃ!
とにかく細かい字がいっぱい書かれた薄いペラペラのフライヤーを手にした時の第一印象。蛍光オレンジと緑の色使いも、なんか安っぽいし。
(注:蛍光インクは特色なので、実は印刷物としてはチープなんかではなく、むしろお金かかっているのです。)
最近の展覧会のフライヤーは、展示の絵に負けない高級感のあるものが多く、そんな中にこういうフライヤーが混じっていると、つい何だろうこれ?と思ってしまう...そんな効果は間違いなくありました。
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そんな怖いもの見たさの気持ちで出かけた、東京国立近代美術館。
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東西線 竹橋駅を降りてすぐです。

主催は独立行政法人国立美術館。初めて聞いた名前。
チラシの裏の細かい字に説明が書いてあります。国立美術館の運営・管理を行うために2001年4月に発足した団体とのこと。東京国立近代美術館(竹橋)、国立西洋美術館(上野)、国立新美術館(乃木坂)、国立国際美術館(大阪)、京都国立近代美術館(京都)の5館を運営し、所蔵する計4万点にも及ぶコレクションを研究したり、貸出しを行ったりしているそうです。
へ〜という感じです。

今回の展覧会は(国立新美術館はコレクションを持たないためそれ以外の)4館の所蔵品から厳選した169点の作品が展示されているというものです。したがって、古典から近・現代のものまで、日本人作家の作品から海外のものまで、非常にバラエティに富んでいるわけで、フライヤーにも、ロダン、モネ、ウォーホールから、デュシャンの「泉」まで写真が載っています。
そして、もう一つは普段あまり気にとめられない美術館と作品の関係性そのものに敢えて焦点を当ててた展示構成になっているということ。
それはなかなか言葉で説明がしづらいので、写真でイメージしてください。

アルファベットA〜Zで始まる36の美術に関連するキーワード毎に作品がまとめられ、構成されています。
例えば、Aで始まるキーワードは"Architecture"、"Archive"、"Artist"

そのキーワードに呼応する作品がエリア内に展示されています。

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Cで始まるキーワードは"Catalogue"、"Collection"、"Conservation"。
"Conservation"のコーナーでは、写真(下)のような解説が掲示されています。
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安井曽太郎の「金蓉」展示されています。修復前の画像(左)と対比してオリジナル(右額装)を鑑賞できる仕組みになっています。

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"Frame"にまつわる作品が集められたコーナー。
作品の中にフレームを書き込んだ作品、岸田劉生の「麗子蔵」や、絵画に囲まれたアトリエで描いたアンリ・ジュール=ギヨーム・マルタンの自画像などが飾られています。
正面奥はフランスのアーティストであるダニエル・ビュレンの「フレームの中のフレームの中フレーム No.43 緑」。
その横の重ねらたフレームは、一見誰かの作品のようにも見えるけれど、このコーナーの解説として展示されている、サンプルの額縁。

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フランシスベーコンの「スフィンクスーミュリエル・ベンチャーの肖像」の前に取り付けられている、スチール製の手すりのようなものは一体何?と思ったので学芸員の方にお尋ねしたところ、「結界」というものだそうで、作品ではないとのこと。展示を支える道具類もキャプションがついて説明されているところも面白いです。

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すごくユニークな作品がこれ↑。最初、だれかが壁の穴でも覗いているのかと思って素通りしそうになりました。孫原&彭禹(スンユエン&ポン・ユーの「I am here」という作品。
反対の壁には覗き穴があり、足台に乗って中を覗くと...
何が見えるかは、体験してみてのお楽しみ!

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今回の展覧会に関連する数字のポスター。
(左から)分母の41,882は、独立行政法人国立美術館が所蔵する作品数。
分子の169はそのうち今回展示されている作品の総数。
(右)169の作品の内訳がグラフ化されたもの。46作品は東京国立近代美術館と京都国立近代美術館、43作品が国立西洋美術館、残り34作品が国立国際美術館所蔵品という内訳です。

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"Storage"というテーマのコーナーは、収蔵庫を模した中に実際の絵画を展示するという大胆な試みです。
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国際国立美術館の収蔵庫風景。左はオリジナルの藤田嗣治の「横たわる裸婦(夢)」
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東京国立近代美術館の収蔵庫。右上は藤田清嗣の「パリ風景」という作品。

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国立西洋美術館の収蔵庫の再現。右下は藤田清嗣の「裸婦」。
こんな風に、普段は収蔵庫に格納されているのですね。

これを見ると、美術館の裏方や、展示会場がいかに工夫されているかなど、
作品以外の部分が見えてきて、すごく面白いです。
美術をより広く深く知りたい方には、ぜひおすすめの展覧会。
そして、古今東西の名画や名作をこんなに日本が所蔵していたのか!?と驚くはずです。

一部作品を除いて、写真を撮れるのも嬉しい!
今回は、撮影にエキサイティングしてしまったので、もう一度ゆっくり作品と向き合うために、行きたいと思っています。

珍しく、(いつもブログにアップした時点でほとんど終わっている展覧会ばかりなのですが)まだ会期がたっぷりあるので、お時間のある方は足を運んでみてください。
これ以外に、「MOMATコレクション展(2-4F)」、近代工芸美術館工芸館(美術館とは別な建物です)も一緒に鑑賞できる、なんともお得な展覧会ですよ。

No Museum, No Life?―これからの美術館事典
国立美術館コレクションによる展覧会

  • 会場:東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
  • 会期:2015年6月16日 - 2015年9月13日
  • 開館時間:10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00) ※入館は閉館30分前まで
  • 休館日:月曜日(ただし7 月20 日は開館)、7月21日(火)



引き続きご紹介するのはプロダクト部門の作品

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作品名:癒や紙
デザイン:岡本正人

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作品名:"Catze"(カッツェ)
デザイン:チェ オギュ

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作品名:Athle Titti
デザイン:白石 淳

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作品名:花束になるカーテン
デザイン:近藤佳代
見てのとおり、カーテンを開くと花束になるという可愛らしい作品。
"オーディエンス賞"を受賞しました。

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作品名:Haptic Color
デザイン:日比野 一昭

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作品名:Groundarium
デザイン:大石 諸兄

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作品名:Kawara Shelf
デザイン:Studio Tsuyoshi Hayashi/林 剛志
その名のとおり、瓦を利用した棚。協賛社特別賞のIDÉE賞受賞作。

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作品名:片手で使えるゴミ袋
デザイン:鈴木 僚
審査員特別賞を受賞した作品です。

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作品名:<シルバーパス>のRe:Design
デザイン:渡辺 佑介

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作品名:街を繕う広告
デザイン:pin/富谷啓之、シム・ヘイン

プロダクト部門で最も個人的に興味を持ったのが「街を繕う広告」というこの作品。
欠けてしまった床や壁の内外装タイル。
街を歩いていると必ず目にします。ことに、古い地下鉄の駅など、公共施設はけっこう長い間そのままで放置されていたりします。
そこを宣伝スペースとして活用し、さらに広告料で街を修復してしまおう!というもの。
「機能を失っている面積と場所を求めている宣伝広告の居場所、この2つを組み合わせることで、新たな価値が生まれると考えました」

この発想はすごいと思いました!実用化されたら面白いですね。
本作品は、プロダクト部門のグランプリを受賞しました。


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作品名: Balloon Sign
デザイン:山口 真五
普段は右のような状態のものが、災害発生時には左の写真ようなバルーンがふくらみ避難誘導サインになるという作品。
準グランプリを受賞しました。

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作品名:Smart Umbrella
デザイン:犬塚あかね

傘を電車におき忘れてしまった...実は私もよくやります。
でも、安いビニール傘だから、あまり気に留めなかったりします。もちろん遺失物として届け出るなんて、そんな面倒なことをする人は滅多にいないでしょう。
また突然の雨でも、コンビニに駆け込めば安価なビニール傘が手軽に買えます。そんな便利なビニール傘ですが、なんと消費量は約8000万本と言われ、しかも出荷後1年以内に破棄される傘はなんと5000万本にものぼるそうです。いかに使い捨てられているかが分かります。しかも骨組みは金属のため、焼却処分ではなく埋め立て処分されます。ビニール傘を使い捨てではなく、大事に使っていこうという提案です。置き忘れそうになるとスマホが教えてくれるという仕組みです。私は普段ビニール傘を使いませんが、実用化できたら利用したいですね。


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作品名:cercle(セルクル)
デザイン:中岡 友理恵

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作品名:sofwa
デザイン:小島 玄久


「アート部門」「プロダクト部門」と見てきました。
プレゼンテーションがどれも上手くて、とても勉強になりました。

日常の中での気付きを大切にしなくては...
あらためて、ちょっと気付かされた本展覧会。

残念ながら今年は6月22日(月)までなのでブログアップの時点で終了していますが、雑誌「PEN」に詳しく紹介されると思います。
興味がある方は、そちらをご覧ください。

KONICA MINOLTA
ソーシャルデザインアワード2015
公式サイト:http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2015june/social_design_award/index.html

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先週の土曜日、新宿高野ビル4階にあるコニカミノルタプラザで行われている"ソーシャルデザインアワード2015"の入選作による作品展に立ち寄りました。

ソーシャルデザインアワードは、「社会をより良いものにするアート・デザイン・アイデア」を若手クリエイターたちから広く募集したコンペティションです。社会に対する問題提起や、その解決のための奇想天外なアイデアに溢れているとラジオ番組で耳にし、非常に興味をかき立てられ、立ち寄ることにしました。
入選したのは、アート部門15作品、プロダクト部門14作品、特別賞3作品の計32作品。
今月21日(日)には、この中からさらに、グランプリ(各部門1本)、準グランプリ(各部門1本)、来場者によって選ばれるオーディエンス賞(各部門1本)、および協賛社特別賞(2本)が決定しました。

非常に完成度の高い作品が多く、若手クリエイターとはいえプロだなと思うものばかり。中でも、一番面白いと思ったのが、「FARM TO PAPER」という作品。
廃棄野菜からつくる紙という発想は、実によい。
最近、野菜から作られたクレヨン「おやさいクレヨン」というのが話題になっていますが、本作品の紙もいろいろな可能性がありそうです。

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作品名:FARM TO PAPER
作者:JIANRUNGSANG JIRAPA (ジャンランサン ジラパ)
食品廃棄物を減らすため、食べられる紙を作るという発想の作品。
紙は乾物に近く、消費期限を長くすることができ、さらに食品の廃棄物でその紙を作ったらエコなのでは?という、非常にユニークであり、かつ解りやすいコンセプトで、来場者からも人気の高かった作品です。
食べられることと美味しく食べる方法をデザインします。
海苔巻きの海苔のような使われ方をしている紙は、「和寿紙」と呼び、ニラとカボチャと紫キャベツから作られています。また下の写真では、プラスチックバランの代わりに食べられるバランを作ってみてはどうか?という提案です。

本作品は、"オーディエンス賞"とアート部門の"グランプリ"を受賞しています。


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作品:諸行無常
作者:山田 弘幸

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作品名:午の革の個性
作者:太田 駒子

実際に靴の製作に携わるご自身の体験から、生み出された本作品。
靴の製作過程において、傷や汚れがあるために使い物にならない革が沢山廃棄処分されている、ということをテーマに、傷や汚れも個性としてデザインに生かしてみてはという優しい提言です。
本作品は、協賛社特別賞である"J-WAVE賞"を受賞しました。

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作品名:電信柱のおうち
作家:小林 賢登

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作品名:未来計劃QAレシピ
作家:未来歴史学研究室

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作品名:Starry night
作家名:白石 あかね、Zhumeng Chen、Liyan Ou

人、光、電力との関わり方を考える、小さなプラネタリウム。
プラネタリウムのハンドルをゆっくりと回すことで、電磁誘導によりLEDが点灯し、星座をテントに投影します。過剰な都市の電気消費に警鐘を鳴らすと同時に、自然の光への回帰を促すような作品。



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作品名:Solar Future:Glitch and the Re-imagination of Energy
作家名:Rory Viner

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作品名:Broken Glass Print - nothing negative,nothing positive -
作家名:中野 温子

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作品名:日々の向こう側
作家名:長 雪恵

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作品名:honeycomb
作家名:jajyu Bodypainter

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作品名:星のかたちの防犯灯
作家名:諏訪 葵

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作品名:繋がりをつくる壁
作家名:里見 慎拓、八島 健介
コンセプトは、閑散とした公園×建設現場からの廃棄木材=地域の繋がりを取り戻すというもの。廃棄木材から作られたパーティクルボードで、地域の人たちがさまざまに利用できる折りたたみの壁を公園に設置することを提案します。

本作品は、アート部門の"準グランプリ"を受賞しています。

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作品名:手から手
作家名:石井 公二

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作品名:わたしの博物館
作家名:小玉一徳、高橋健太

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作品名:うみだす、イルミネーション
作家名:野々 海

入選するだけあって、14作品はどれもなかなかよく考えられています。
でも、誰かが仰っていましたが、アートとデザインの境界線がよくわからなくなってきている、と。同感です。

そもそも、"社会をよりよくするためのデザイン"は言葉として理解しやすいけれど、"社会をよりよくするアート"って、正直私はピンときません。私が学生だった80年代終わりから90年代、アートは社会への反骨精神に満ち満ちていました。
でも、反骨が更に進化すると、肯定なのかも...

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久々しぶりに現代アートの展覧会で面白そうなものをみつけたので、ちょっとの合間を縫って寄ってみました。
高橋コレクション展と銘打たれているように、精神科医の高橋龍太郎氏の所蔵する現代アート作品を一挙に公開する展覧会です。高橋氏は現代アートのコレクターとして大変有名な方で、草間彌生をはじめ奈良美智、横尾忠則、村上隆、会田誠、名和晃平など、今や売れっ子の日本の若手作家の作品を多数集めておられます。森美術館で開催される彼らの展覧会には、必ずといっていいほど高橋氏の所蔵作品が出展されているといっても過言ではない、そんな日本のアートシーンを支えるコレクターです。
そんな高橋氏のコレクションは、やはり各作家の代表作や傑作と呼び名の高い作品を網羅しており、流石だなあと思いました。画商の力もあるでしょうが...
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なかでも、会田誠の作品「ジューサーミキサー」「紐育空爆之図(戦争画RETURNS)」は秀逸な作品です。「ジューサーミキサー」は図版や写真では分かり辛いですが、実物はすごく大きく(横2.1m×縦2.9m)迫力のある作品です。ジューサーミキサーの中に無数の人間が閉じ込められ、血のジュースができているという何ともオドロオドロシイ内容が描かれているのにもかかわらず、絵から受ける印象は不思議と毒を感じないという面白い作品です。

巨大な作品という意味では、西尾康之の「Crash セイラ・マス」も圧倒されます。
2.8m×4m×6mという超巨大な女性像は「陰刻鋳造」という耳慣れない手法によって造られています。見る人を驚かせる、強烈なパワーのある作品です。

須田悦弘の「雑草」は、うっかりすると見逃してしまうような場所に展示してあり、意表をつく面白さがあります。

印象に残っている作品は以下の通り。
・草間彌生 「鏡の部屋ー愛は永遠に(No.3)」 1964-86 ミクストメディア
・李禹煥 「Correspondance」 2002 油彩、キャンバス
・加藤美佳 「パンジーズ」 2001 油彩、キャンバス
・鴻池朋子 「第4章 帰還ーシリウスの曳航」 2004 アクリル、墨、雲肌麻紙、木パネル
・船越桂 「遠い手のスフィンクス」 2006 楠に彩色、大理石、皮、鉄
・西尾康之 「Crash セイラ・マス」 2005 陰刻鋳造、ファイバープラスター、鉄
・須田悦弘 「雑草」 2008 木、彩色
・塩保朋子 「cosmic perspective」 2015 合成紙
・加藤泉 「無題」 2010 木、鉄、アクリル
・池田学 「興亡史」 2006 ペン、インク、紙

このほかにも、束芋、松井えり菜、町田久美、森山大道、横尾忠則、やなぎみわ、などなど
日本の現代アート好きには見逃せない内容です。

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高橋コレクション展 ミラー・ニューロン
会期:2015年4月18日(土)〜6月28日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
詳しくはホームページをご覧ください。https://www.operacity.jp/ag/
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余談ですが....
 船越桂さんは、造形大でお世話になった大先輩。久しぶりに先生の「スフィンクス」シリーズと対面し、その魅力を再確認しました。
 6/28(土)〜8/30(日) 兵庫県立美術館で桂さんの大規模個展「私の中のスフィンクス」が開催されます。 とても見たいのですが、兵庫はちょっと遠いですね〜

すっかりご無沙汰をしている叔父から一通の展覧会の案内状が届きました。

第4回 よみうり美術展に、叔父が出品した作品が見事入賞したとの報。
その展覧会が6月5日(金)〜8日(月)の4日間、池袋にある東京芸術劇場内のギャラリーで開催されているそうなので、日曜日行ってみました。
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武田正「大潮のべネツィア」
上が叔父の作品です。建築家だった叔父らしい作品です。
思いがけず大好きなヴェネツィアの風景に出会い、嬉しくなってしまいました。

建物は云わずとしれたサン・マルコ寺院。普段は人で賑わう目の前のサン・マルコ広場は、大潮で覆われ、まるで海に浮かぶ孤島のようです。アクアアルタ(acqua alta)とよばれる満潮現象は、年に何回かあるようです。私は実際に体験したことはないので定かではありませんが、いろいろな方の話しによると、1回のアクア・アルタはそう長い時間ではないようですね。在住の方は別として、たまたま旅行者で遭遇したら、それも貴重な体験のようです。
フレームで囲った四方の形は、サンマルコ広場前の総督邸(ドゥカーレ宮殿)の白い窓のイメージなのだと叔父は話していました。絵をみていると、まるで自分がドゥカーレ宮のテラスに立っているような気がしてまいります。
でもよく思い出してみると、サン・マルコ寺院とドゥカーレ宮とは横に並んでいるので、ドゥカレー宮からサン・マルコ寺院の正面を見ることは実際にはなく、あくまでイメージの再現だということです。おそらく向かいの建物 ナポレオンの翼(Ala Napoleonica)からの景色となるのでしょうね。

紙の切り絵の白い鳥が青空に軽やかに飛んでいます。
またヴェネツィアに旅したくなりました。

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もう一枚の作品が優秀賞をいただいた作品。
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武田正「コペンハーゲンの塔づくし」

石造りの街並みを表現するために、水彩画ではあまり好まれないケント紙を使い、わざと硬質なタッチで描いたとのこと。部分的に日本画に使われる顔料も使っているそうです。
とにかく緻密に描かれていて、根気が要りそうです。

叔父が絵を描いていることは、年賀状などの便りで知ってはいましたが、実物を拝見する機会はありませんでした。会場から叔父に電話をしたところ、久しぶりに聞く声は元気で、作品づくりのことや親戚の近況など、随分会話に花を咲かせました。亡くなった私の母も若い時分に油絵を描いていたらしいのですが、母の兄弟はみな絵心のある芸術家肌の人だったようです。
そんな血筋が、私にもちょっとは流れているのでしょうか。
随分昔は、私もいろいろ絵やイラストを描いたりしたのですが、叔父に言われるまで今ではすっかりそんなこと忘れていました。今はなかなかそういう時間の余裕はありませんが、たまには何か描いてみたい気もしてまいりました。

同じく「よみうり美術展」の隣の会場で展示されていたシャドウボックスとよばれる作品が見事だったので、写真撮影してまいりました。

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紙のパーツを重ね貼りして、立体作品に仕上げるシャドウボックス。
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印刷された絵柄をハサミで丁寧に切り抜き、何層にも重ね立体的な作品にしたものをシャドウボックスと呼びます。展示されている作品はどれも、細部までよく作り込んであり、それはそれは見事なものばかり。
お花の作品など、花びら1枚1枚があまりに細かく丁寧に作ってあるので、感心してしまいました。

お母様の介護の傍、シャドウボックスの製作を続けていらっしゃるという講師の先生の会話が耳に入ってきました。在宅でつきっきりで面倒を看ながらも、こんな立派な作品を作れることに驚くと同時に、何か夢中になって打ち込めるものがあることは、エネルギーにもなるのだなあと思いました。

他人事ではない親の介護。
私も、頑張らねば・・・

ここ5〜6年ぐらい、ずっと行ってみたかったレストランがあります。

それが、江戸川橋にある「Ristorante La barrique Tokyo リストランテ ラ・バリック トウキョウ」

仕事仲間が飲み会の席でこちらのことを話したのがきっかけでした。その方は新聞記者をしているので、いろいろなチャンネルをお持ちで、グルメネタも豊富。そんな方が、「とにかく分かりづらい変な場所にある、古民家を改装したレストラン。料理はなかなか良かった!ちょっと一風変わった店だよ!」と教えてくれたので、ずっと興味を抱いていました。

その後食べログで調べたところ、口コミ評価も高くてかなりの人気店であることが判明。実は昨年、予約を入れようと試みたのですが、予約日まであまり日がなかったため双方の予定があわず、結局断念。

あらためて今年再チャレンジしたところ、すんなり予約を取ることができて、晴れてランチにお伺いできることになりました。

おおよその場所は分かっていて、どうやら駐車場を入っていった先に一軒家があるという情報まで得ていながら、なんと当日お店の場所がわからず辺りを1周してしまうというヘマをしてしまいました。問題の駐車場が、ここ部外者が入っていっていいのかなあ?そんな雰囲気があり、まさかこことは思わない場所でした。近所のお店の方にお聞きし、無事到着。

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もともとオーナーのご実家だったという日本家屋を改装してお店にされたとのこと。
てっきり玄関で靴を脱いであがるのかと思いきや、そのまま入ります。
見事な彫刻を施された欄間など、かつては立派なお宅であったことが窺える室内です。

案内されたテーブルには、刺繍を施されたナプキンなどのテーブルセッティングがされていおり、和と洋が調和した落ち着いた空間です。

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楽しみにしていたランチはBコースをいただきました。
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=== Menu B ===
・本日の小さな前菜・・・・・・・冷たいトマトのズッパ
・前菜・・・・・・・・・・・・・平日限定 前菜の盛り合わせ
・パスタ またはリゾット ・・・車エビとジェノベーゼのリングイネ
・メインディッシュ・・・・・・・フエフキダイのサルタ-ト
・デザート・・・・・・・・・・・ピスタチオのムースとりんごのジェラート
・小菓子
・カフェ

上記メニュをチョイス。
驚いたのが、小さな前菜の前に、「肉詰めオリーブのフリット」「炒めたキャベツを挟んだ一口サイズのパン」など、ちょっとしたおつまみが出てくるところです。
ランチでお酒をいただけないのが、実に残念...
ご一緒した方にはワインを存分に楽しんでいただき、私はジンジャエールで我慢です。

お料理は、それぞれ5〜6種類のなかから「前菜」や「パスタ」、「メイン」を選べるようになっており、とても迷ってしまったけれど、自分の食べたいものをチョイスできて大満足。

スタッフは若い方でしたが、サービスもきめ細やかで、とても感じのよい接客でした。
デザートをいただいている時、仕事の電話でかかってきてしまい席を外さざるを得なくなりました。
しばらくして席に戻ると、銀のカバーが被せてあり、ビックリ!
冷たいジェラートが溶けてしまわないように、冷やしたカバーをかけてくださっていたのです。
お料理もさることながら、おもてなしのサービスに思わず感動してしまうお店でした。

隣のテーブルの比較的お若いカップルは結婚記念日に訪れたとのこと。
お食事を終えたお二人に、お店の方からそれぞれに赤いバラが1輪手渡され、とても素敵だなあと思いました。
特別な日に過ごす場所に相応しい、そんなお店です。

この日もいいお店に出会えてとても幸せでした〜
ごちそうさま

↓チラシがあまりに素敵で、大事にとっておきたくなります。

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先月最後の日曜日、広尾に用事があり出かけた折、立ち寄ったのが山種美術館。
約束の時間まで少し間があったので、ふとこの美術館のことを思い出し足を運んでみました。
実はこの美術館を訪れるのは初めてです。
恵比寿駅から歩いて7〜8分のところにあります。日赤医療センター行きのバスに乗ると、すぐ近くに停留所があるのですが、日頃の運動不足を解消するいい機会と思い、恵比寿駅から歩くことにしました。
日曜の午後、このあたりはとても静かです。
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前日は鳥獣戯画ですっかりエネルギーを消耗してしまったので、今日はエネチャージ!
人混みから離れた美術館で静かにアート鑑賞に浸れることを期待しつつ、入場してみるとそれでもけっこうな数のお客様がいらしていました。

東京はそれこそ星の数ほど展覧会があるにもかかわらず、駅貼りポスターや新聞広告など大々的な宣伝活動をしていないこちらのような美術館でも人が集まるのはすごいと思います。

さて、山種美術館が所蔵する上村松園の作品18点が見られる今回の展覧会、素晴らしかったです。
日本画を見たいなあと思うようになったのは、わりと最近のこと。

西洋絵画がキャンバスに色を敷き詰めるのに対して、日本画は余白や間といったものが画の中にあって、(歳をとったせいか)それが心地よく自分に響いてくる気がします。

例えば、今回のチラシイメージに使われている上村松園の「蛍」という作品。
蚊帳を結んでいる日本髪の女性が、ふと足元を見ると一匹の蛍...そんな一瞬の情景を絹本に描いています。これから夏を迎える、まさに今の季節にぴったりの作品です。
蚊帳越しに透けて見える左袖がなんとも言えず色気があります。

「新蛍」という作品も簾越しの美が秀逸な作品です。

また同館が所蔵し今回も展示されている「牡丹雪」は、作品を前にしばらく魅入ってしまいました。
あえて腰下を画面から切り取り、人物を中心ではなく左下に寄せ、降りしきる雪に注意が向かうような大胆な構図は、作者の意図するところとはいえ、驚くほどの潔さを感じます。まさに見事としか言いようがありません。
このような空間の捉え方に、学ぶところが多いです。

そして、松園の作品の特筆すべきは色彩の美しさです。
描かれている女性の表情や仕草も大変美しいのですが、着物や帯、襦袢の配色や模様の美しさに目を奪われました。「砧」という作品の薄い緑青色の打掛と赤銅色の間着の重ねは、実に綺麗なのです。

岩絵の具など日本画特有のマチエールは、日本人の心に安らぎを与えてくれます。
機会があれば、ぜひご覧になってみてください。

松園の作品をはじめ、松園より少し時代を遡る野口小蘋(のぐちしょうひん)、松園とほぼ同時代の九条武子(大正3美人の一人)、河鍋暁斎の娘の河鍋暁翠(かわなべきょうすい)、近代に入って片岡球子など十数人の女流画家の作品が集められています。


女性が社会に進出するのが厳しかった時代に、一流画家として認められた上村松園は、1948年に女性で初めて文化勲章を受賞しています。

本展覧会の詳細は、山種美術館ホームページ http://www.yamatane-museum.jp/をご覧ください。

特別展 鳥獣戯画 @東京国立博物館

先週の土日、東京国立博物館で開催されている特別展「鳥獣戯画 京都高山寺の至宝」と山種美術館で開催中の「松園と華麗なる女性画家たち」という2つの展覧会に足を運びました。

「鳥獣戯画」展についてはマスコミでも報道されている通り、とにかく連日行列の大人気。
最長入館から4時間待ちで、最後に出てきた方は夜の11時をまわっていたと聞き、(招待券をいただいたものの)躊躇してたのですが、土曜の朝一ならそれほどでもないのでは?と勇気をふり絞り出かけることにしました。
9時半開館の1時間前の8時半に国立博物館の正門前で友人と待ち合わせて行ってみると、すでにかなりの列ができていました。
友人が一足先に並んでくれていたので、「御免なすって」と合流。
正門を入ると、敷地奥の平成館の建物前であらためて整列。

この日は朝から日差しが強く、屋根のない中庭で列をつくって待つのはちと辛かった...
博物館側も、待ち時間のための工夫を色々してくださっております。
無料で日傘を貸し出してくれたり(「東博」大きくマジックで書かれてあるので、持って帰ることはできません)、飲料水を飲める場所や気分がすぐれない方向けの椅子の用意、待ち時間に楽しむクロスワードパズルを配布したり、およそ考えうる準備はしてくださっているのがわかります。

待つこと1時間、開館時間となり列が動きだすと学芸員の方からのアナウンスがありました。
それによると、鳥獣戯画4巻(甲・乙・丙・丁)のうち最も有名な(ウサギとカエルの描かれた)甲巻をみるためには、館内で90分待ちの行列とのこと。それ以外の展示は比較的空いており、スムーズに鑑賞できるとの説明でした。
「今、館内の甲巻鑑賞待ち列にお並びいただくと、約90分お待ちいただきます。そして実際の鑑賞時間は、お一人様約1分です。とうていゆっくり作品をご覧いただくことはできません。」
続けて、
「お隣りの本館では、そっくり同じ模写作品を展示しております。そちらはほとんどお客様がいないので、ゆっくり気の済むまでご鑑賞いただけます。本物はちらっとご覧いただき、細部は本館の模写でじっくりご鑑賞ください。」
と、ユーモアを交えた話し方で解説。

中に入るとすぐ、本物の甲巻を見たい人が進むレーンと、それ以外の作品を鑑賞するレーンの2者択一を迫られます。

私たちはこの時点で、甲巻鑑賞は後回しにし、空いている他の展示作品を見ることにしました。


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今回は、大規模修復を終えた4巻の作品に加え、断簡(だんかん)と呼ばれる(所謂切り取って掛け軸などにされている)作品5点が一同に会した大規模展。
特に修復を終えたばかりの鳥獣戯画4巻は、非常に鮮明な墨による線描画に生まれ変わり、修復師の腕に感心しました。

結局、他の作品を見終わり甲巻の待ち状況を見てみると、2時間半待ちに膨れ上がっていました。
すでにお昼も近かったので、本館の模写を見て帰ることに...
たしかに素晴らしい展覧会だとは思いますが、ちょっと疲れたなあというのが正直なところです。

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