清塚信也「笑得るクラシック」笑ってきました。

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昨夜は、清塚信也 「笑得るクラシック」に行ってきました。
ここのところ連日忙しくて、日曜にひき始めだった風邪の症状が
だんだん悪化。オペラシティに向かう頃には、何だか悪寒までしてきて、
これはやばい!かも?
でも好きな音楽会はやっぱし外せません。
そんな中、向かった東京オペラシティ。

清塚さんのリサイタルは今回初めて。
しかも、数ヶ月前に映画「さよならドビュッシー」を観るまで、まったく名前も知りませんでした。
この映画で、岬洋介というピアニスト役で出演されていて、(役者さんにしては)リストのマゼッパをまるで本当に弾いているかのような映像が強烈に印象に残り、その後エンディングロールで本当に演奏していたと知りビックリ。映画の随所にも、ピアノへの造詣の深さを感じさせる台詞があって、いったい何者?ととても気になっていました。ネットでググってみたところ、本当のピアニストだったという嬉しい驚き。
そんなわけで、どんな演奏をされるのか興味津々でした。


開演後、会場の照明は落とされ、ステージも暗いまま。
そのうち非常灯まで消えて、場内は真っ暗闇に...
プラネタリウムでも始まるのか?と思いきや
ステージの方向からベートーヴェンの月光が聞こえてきました。
真っ暗闇で生演奏を聞くというは、なんとも不思議な感じ。
しばらくすると、右前方の壁に月の映像が映し出されました。
随分凝った演出です。
1曲目が終わると、清塚さんの面白可笑しいトークが入り、会場も和やかに...
2曲目、ドビュッシーの「月の光」と続き、3、4、5曲目にショパン。
同時代のショパンとリストの人物比べは面白かったですね。

通常のクラシック演奏会とはひと味違うエンターテイメントとして楽しめました。
後半のオリジナル曲「Four Seasons Medley」は、松任谷由実の「春よ来い」、
久石譲の「summer」、コズマの「枯れ葉」、「戦場のメリークリスマス」をメドレーで演奏するというもの。
この他に、まだ題名のない曲や、アスカという化粧品のCMにも使われているオリジナル曲「日々へ」などの演奏があり、最後はガーシュウィンの曲をメドレーで披露。
即興的メドレーや速弾きは、彼の得意中の得意とするようで、
聴衆を圧倒する速度で演奏する技は、見事としかいいようがありません。

個人的には、オリジナル曲がとても良かったです。
実は、この日の公演が来年2月にDVD化され発売になるとのこと。
ゲットしようか、今ちょっと迷っているところ。
あ〜やっぱり買っちゃおうかな...

この日のプログラム
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ベートヴェン:月光 〜第1楽章〜
ドビュッシー:月の光 ドビュッシー
ドビュッシー:アラベスク第1番 
ショパン:ノクターン第2番Op.9-2
ショパン:子犬のワルツ(当初のプログラムにはない飛び入り演奏)
ショパン:幻想即興曲
リスト:愛の夢
ショパン:英雄ポロネーズ
リスト:超絶技巧練習曲第4番二短調「マゼッパ」
  ====== 休憩 =========
清塚信也オリジナル楽曲集
Four Seasons Medley
ポンセ:間奏曲
ベートーヴェン:熱情〜第3楽章〜
ガーシュウィン:ガーシュウィン・メドレー
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アンコールは2曲。どちらもオリジナルメドレーにて、題名は不明です。

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このページは、Nancyが2013年11月28日 23:21に書いたブログ記事です。

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