吉岡徳仁ー クリスタライズ Crystallize

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吉岡徳仁さんの作品がどうしても見たくて、合間を見つけて清澄白河の東京都現代美術館MO+に行きました。

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Water Block

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Rainbow Church

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プリズムで虹が生み出される幻想的な空間。


今回は結晶(自然に生成される)の作品が最新作として紹介されています。

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(上)21_21Design Siteで展示されている作品です。

自然結晶の椅子「VENUS - Natural Crystal chair」や、結晶の成長過程において"曲を聴かせる"ことで音の振動を与え作り上げた結晶絵画「Swan Lake」、薔薇を結晶化させた「Rose」。
特に結晶絵画「Swan Lake」は美しく、面白い。

写真撮影が禁止されているため、イメージを伝えにくいのですが...
2番目の展示会場に流れる、壮大なチャイコフスキーの「白鳥の湖」。会場中央に巨大な水槽が設置されています。中を覗き込んでみると、結晶が作られている最中。壁にはチャイコフスキーの音楽を聞いて?出来上がった結晶のパネルの絵画作品が4点、東西南北に飾られています。それが、標題の"Crystallize"という言葉そのままに、クリスタルのような虹色の輝きを放つ美しい作品として発表されています。

以下、解説のドキュメントから
"結晶絵画は、結晶の成長過程において音楽を聴かせ、曲の振動によって、自然結晶の形状を変化させる。《Swan Lake》と題されたこの作品は、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの「白鳥の湖」の曲を聴かせて生み出され、自然の生命とエネルギーは、一つの曲から一つの絵画へ変化し、結晶に宿る生命を育む。"

徳仁さんに"音楽"という要素が加わった、すごく実験的な作品に感じます。

今回の展覧会で特筆すべきは、展示空間を構成する数百万本のストローの存在。
白い半透明のストローがうず高く積られた森の小路を歩いて行く観覧者は、
雲の中か、不思議な雪の世界にいるような気分を味わいます。
これも彼のプロジェクトワークの一つで、本展覧会で充分に体験できます。

徳仁さんのぶれない仕事ぶり。
音楽がプラスαされ、おおいに刺激を受けました。

帰りは深川めしを...
と思いきや、お店の閉店はお早いようで、まだ6時過ぎだというのに断念。
でも、この界隈、洒落たお店が増えましたね〜。
山食堂というオーガニックにこだわったカフェ&レストランでご飯しました。
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「すりおろしたりんごとクローブのサングリアの赤ワイン仕込み」が
冷えた身体を温かくしてくれましたよ〜。

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吉岡徳仁ークリスタライズ
会期:2013年10月13日(木)ー2014年1月19日(日)
会場:東京都現代美術館

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↓こちらに詳細が紹介されています。結晶作品の写真もご覧になれますよ。(広告がちょっと煩いですが...)
"Fashion Press"
初の大規模個展「吉岡徳仁-クリスタライズ」 - 薔薇を結晶化した新作「Rose」や過去の作品など一堂に

吉岡徳仁ホームページ http://www.tokujin.com/

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このページは、Nancyが2013年12月21日 21:42に書いたブログ記事です。

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