Thomas Demand展

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トーマス・デマンドの日本で大々的な初の展覧会が東京現代美術館にて5/19(土)より開催されています。
新作も含め約30点を観覧できます。

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Thomas Demand  《浴室》1997年、Cプリント
© Thomas Demand, VG Bild-Kunst, Bonn / APG-JAA, Tokyo Courtesy Taka Ishii Gallery, Sprüth Magers, Esther Schipper, Matthew Marks

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Thomas Demand 《制御室》2011年、Cプリント
© Thomas Demand, VG Bild-Kunst, Bonn / APG-JAA, Tokyo Courtesy Sprüth Magers Berlin London and PKM Gallery, Seoul

トーマス・デマンドは、紙で実物大に再現された風景や事象を撮影するという形の作品を展開している作家です。
今回の個展の告知ではじめてこの方の名前を知ったのですが、フライヤーに大きく印刷された
『浴室』を見た瞬間、私に様々な疑問や謎をはげかけてきて、すっかり魅了されてしまいました。

紙で製作された室内や風景は、実際にはどのくらいのスケールのものなのか?
人物が一切いないのは、なぜか?
そもそも写真が最終形なのはなぜなのか?

といった様々な疑問です。
これらは、今回のキューレーター長谷川祐子氏のギャラリートーク、そして作家ご本人による
トークによって、かなり明らかになりました。

ネタバレになるので、ここで書くのはやめておきます。
でも、おすすめです。

とくに、映像作品『パシフック・サン』には驚くべきエネルギーを感じると思います。
デマンドやハリウッドのアニメーターが全力を傾けて製作された作品であること。
今回それが初公開であることを含め、この展覧会は必見といえるでしょう。

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このページは、Nancyが2012年5月20日 14:04に書いたブログ記事です。

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